ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「最強ゾンビ・ハンター」 B級ゾンビ映画の醍醐味を知ってる方に(笑)

「最強ゾンビ・ハンター」
(原題:ZOMBIE HUNTER)
2013年アメリカ映画




アメリカでは劇場公開されずDVDのみで発売されたB級ゾンビコメディ作品です。
Wikipediaによると、クラウドファンディングで制作費を募って製作された模様。
ケビン・キング監督の経歴を見てみるとこの作品以前に携わった映画が皆無なので、ひょっとすると熱心なホラー映画ファンの彼が、資金を掻き集めて撮った作品ということなのでしょうか。
様々なホラー映画のパロディを無理矢理押し込んだような作りからもそんな気がしてなりません。
そんな作り手の熱意は評価したいところですがWikiではケチョンケチョンにこき下ろされておりますです。


蔓延したドラッグの副作用によりジャンキーがゾンビ化、人間は滅ぼされる寸前の世界が舞台。
荒野となった世界を、ゾンビを殺しながら愛車カマロでさまよう一匹狼のゾンビハンター。
彼は妻子をゾンビに殺され、その恨みからただひたすらゾンビを殺しまくっていた。
生存者は居ないと思われたが何者かに狙撃され、カマロはクラッシュ、気を失ったハンターは狙撃者に拉致られてしまう。
目覚めるとそこは数名の生存者が身を寄せるコミュニティ。
そこで暮らす者たちは、飛行機に乗り込んでゾンビのいない離島の楽園に行くことを夢見ていた。
傷を手当してもらったハンターは翌日カマロの元へ戻るが、ダメージが大きく走行不能である事が判明。
愛車から亡くした家族の写真を回収してコミュニティに戻る。
一人の女性と良い仲になったハンターだったが楽しい時間も束の間、建物内にゾンビが侵入、数名が命を落としてしまう。
そして生き残った者たちはトラックに乗って逃げ出す。
一行は飛行場を目指すが、道中立ち寄ったゴーストタウンでチェーンソーを振り回す男に襲われ、女性が一人切り刻まれてしまった。
残った者はどうにか飛行場に辿り着くが、パイロットがゾンビに殺されたうえ、ゾンビの大群に囲まれてしまう。
さらには巨大なミュータントと化したゾンビの爪がハンターの体を貫き、瀕死の怪我を負った。
最後に生き残った姉弟を逃がす為、ミュータントとゾンビ軍団を道連れにハンターはグレネードで自爆するのであった。。。


はっきり言って、B級映画ファンのみなさま向けの作品でございます(笑)
映画のそれなりのクオリティを求める方は手を出さないほうが無難です。

色々と狙ってやってるのは分かるんですが、中途半端なんですよねえ。
ロバート・ロドリゲス監督のグラインドハウス風な絵を狙ってるんでしょうが中途半端。
パロディ要素も「僕の好きな映画のネタを使ってみました♪」っていうヌルさを感じます。
ちなみにパロディのネタ元は「マッドマックス」「悪魔のいけにえ」「バイオハザード」「マチェーテ」など。
所々面白いと思う部分もあるので惜しいんですなー。

また脚本が粗い。
説明不足でよく分からなかった部分がたくさんありました。

・ハンターを狙撃した理由がよく分からない。
・なぜコミュニティにゾンビが侵入したのか描かれていない。
・ミュータント化した巨大ゾンビの正体が明らかにされない。
・チェーンソーを振り回す男(ゾンビ?)の正体も明らかにされない。
・ゾンビに噛まれて伝染するシーンが描かれていない。
・〇〇が自ら命を絶った理由が分からない。

前フリもなく唐突に事が進み、そのまま回収もせずに放置なんですよね。
種も撒かずに実がなって、収穫ぜずに枯らす。。。そんな感じ。

特殊メイクのクオリティにもバラつきがありましたねえ。
まずオープニングで登場するゾンビの出来が最悪。
アプライエンス(特殊メイクのマスク)が浮いててカパカパしてるのががっかり。
オープニングの掴みのシーンでこれはダメですね。
またゾンビのお食事シーンも、極太サラミのような硬そうな内臓で、グッチョグッチョした感じが皆無。
そしてCGも採用されているのですが、そのクオリティもまさに「絵」という感じでリアリティ無し。

あと、冒頭のカマロのクラッシュシーンなんて、派手に横転するのかと思ったら、途中でパタンと元通りの態勢で着地。
せっかくの派手なクラッシュシーンがえらく中途半端になってしまい、カマロも中途半端に壊され損。
こう言う所もすごく素人臭い。スタントマンが綿密に計算して行ったならもっと激しい見せ場になったんでしょうね。
ロールバーまで入れて固めてあったのにね。残念。

ただ、わざわざWikiでこきおろすほど酷くはなかったです。
これより酷いB級ゾンビ映画は山ほどあるし、十分見れるクオリティです。
今まで書いたマイナス評価部分もどれも致命的な欠点ではなく、惜しい、というレベル。
そして、自主制作に毛が生えた程度の作品としては画質もきれいで見やすい。
昔の低予算ホラーといったら16mmフィルムでザラザラの画質なんていうのもザラだったのに、いい時代になりましたね。
だけど、映像が鮮明過ぎてごまかしが効かないというデメリットもありますけどね。

宣伝はやたらと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「マチェーテ」のダニー・トレホが前に出ていますが、主役は彼ではないんですね。
主役のゾンビハンターを演じているのはマーティン・コッピング。
オーストラリア生まれの俳優で、生後3週間の時、リチャード・フランクリン監督の「パトリック(1978)」に出演したそうです。
また、名作「渚にて」のリメイク作品「エンド・オブ・ザ・ワールド」にも出ていたみたいです。…が、日本じゃ無名ですね。
その他キャストも無名。前述のWikiでは出演者の演技の酷さも書かれてましたので、ちょっと意地悪な目で演技を評価しながら見ると楽しい♪…かな(汗)

という訳で、「B級ホラーには多少のチープさが必要」と胸を張って言える方でないと拒絶反応を起こすかも(汗)
でもB級映画の楽しみ方を知ってる方なら十分楽しめると思います。
ちなみに、ダメな子ほどかわいいと思える自分は、色んな意味で楽しく見れました♪



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  1. 2015/06/21(日) 01:54:32|
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「REC4 ワールドエンド」 人気シリーズ完結編は、1作目のヒロインが復帰!

「REC4 ワールドエンド」
(原題:REC4 APOCALYPSE)
2014年スペイン映画




ゾンビが出現したバルセロナのアパート内での惨劇を描いた2007年の「REC」1作目。
現場に居合わせたTVクルーの手持ちカメラで撮影されたという映像によって作り出される臨場感が、並のゾンビ映画には真似できない恐怖を味わわせてくれました。
続く2作目「REC2」では同じアパートに踏み込む警察特殊部隊が、同じく記録用ビデオカメラで撮った映像で事件の続きを見せてくれました。
3作目「REC3 ジェネシス」では、前作までのアパートの惨劇と同時刻のとある結婚式場に舞台を移し、前半は参列者持参のビデオカメラ映像で、中盤からはごく普通の三人称視点の映像で描きました。
2作目は1作目の手法を継承し、3作目は新機軸を盛り込んでリフレッシュを図っていましたが、徐々にパワーダウンした感は否めません。
ただ、1作目があまりに凄い映画だったのでそれも仕方のない事なのですが。

そんなシリーズの最新作が「REC4 ワールドエンド」
4作目にして完結するという触れ込みです。
主演は「REC」1作目で一目惚れしたマニュエラ・ヴェラスコちゃんが復帰しています♪

物語は2作目のラストシーンから始まり、マニュエラちゃん演じるTVレポーターのアンヘラがアパートから救出されます。
そして目覚めると、彼女は船の上にいます。
その船は医師が借り上げた洋上の研究施設で、アパートで発生したゾンビ騒ぎ唯一の生き残りであるアンヘラを感染者だと疑う医師が、研究材料として連れてきたのでした。
そして、アンヘラと共に回収されたビデオカメラを解析すると、感染源と言われるアパートの屋根裏部屋に潜んでいた少女から、口移しでアンヘラの体内に何かが潜り込むのが映されていた。
その何かを回収するために体を切り裂かれそうになったアンヘラは激しく抵抗した後に逃げ出し、船内を走り回る。
その頃、何者かが研究動物であるゾンビ猿を開放、襲われた乗組員が次々とゾンビ化していた。。。

この「REC」のゾンビ、感染といっても科学的な原因ではなく、悪魔に取り憑かれた少女をルーツとしています。
感染者に噛まれる事で悪魔の力が身体を支配して凶暴化する事が以前から判明しています。
オカルト的な理由というのが「REC」ならではの面白いところ。
ちなみ「ゾンビ」と書いていますが、一旦死んでから蘇ったのかどうかは不明。
息絶えるシーンは無いので正確にはゾンビではないのかもしれませんね。

先ほども書いたように、アパートの屋根裏の悪魔に取り憑かれた少女が原因だったのですが、今作ではその少女の中に巣食っていた悪魔?の正体が露わになります。
その正体は…でっかいイモムシのような虫でした。。。
少女の口からニュルニュル出てきて、アンヘラの口にまたニュルニュル入っていくのが気持ち悪かったです。
でも、悪魔という強大な悪を想像していたのに、この正体にはちょっとがっかりしました。
もうちょっと違う形は思いつかなかったのかなあ。。。
そして明らかになるのはその惨めな姿だけで、それが何なのか、どこから来たのかなどは一切明らかにされず。
完結編という割にはちょっと物足りなさを感じてしまいました。

ゾンビ(面倒だからこの呼び方で通します)は、ロメロや「ウォーキングデット」のようなユラユラ系ではなくパワフル系。
「28週後…」のように雄叫びを上げながら猛ダッシュです。
でも迫力で言ったらやはりPOV映像の方に分があり、「REC」「REC2」には遠く及ばない印象です。
また、今作のゾンビは完全に脇役で、メインの敵は医師とその周りを囲む武装した警備員など。
残念ながらゾンビの活躍シーンはあまり多くありませんでした。

監督はシリーズ1作目と2作目の監督を務め(どちらも共同)、3作目にもプロデューサーとして名を連ねるジャウマ・バラゲロ。
母国スペインをはじめ各国で高く評価されている監督さんです。
主演のマニュエラちゃんは、さすがに7年という年月を感じさせるものの、40歳手前にしては今でも十分かわいかったです。
でも1作目のように笑顔やおどけるようなシーンが少なかったのがファンとしてはちょっと残念。
またアンヘラのキャラにはちょっと違和感があって、家族を全員亡くしたおばあちゃんに冷たく当たるシーンとか要らなかったと思います。

総評としては、1作目から3作目まで順当にトーンダウンしてきた流れは、この4作目でも断ち切ることが出来なかったように思います。
見終わってみると何だかすべてが中途半端な印象で、見てる方は不完全燃焼気味です。
手持ちカメラのPOV映像をやめたなら、もうちょっと他の個性を出して欲しかったです。
人気シリーズの冠を外したら、ただのよくあるB級ゾンビ映画に埋もれてしまいかねません。
「REC」生みの親であるバラゲロ監督が蘇らせてくれると期待してたんですが…
…とか厳しい事を書きながらも、既に3回見ましたけど(笑)

シリーズのファンとしてはこのまま終わってしまうのは寂しいですが、今作のラストシーンを見る限り、5作目を作ったらオカルト海洋パニックという訳の分からん作品になっちゃいそう。
なので間違っても新作は作らないで欲しい。。。

  


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  1. 2015/06/17(水) 01:06:09|
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「ゾンビ・ハイスクール」 居残り勉強・オブ・ザ・デッド?

ゾンビ・ハイスクール」
(原題:DETENTION OF THE DEAD)
2012年アメリカ映画




学園ゾンビコメディです。
低予算B級作品ですが、色々なホラー映画ネタが散りばめられているのでファンには充分楽しめる作り。
ショーン・オブ・ザ・デッド」」ほど爆笑ではないけど、好きものならニタニタ笑っちゃうような作品です。

居残り勉強のため、高校の教室に集まってくる問題児たち。
内気なオタク、ゴス系少女、いじめっ子、アホチアリーダー、筋肉バカ、ジャンキー。
すると教室の隅で体を不調を訴えていた一人の生徒が突如、女教師に噛み付いた。
生徒達は助けを求めて教室を飛び出すと、廊下はゾンビと化した生徒達がうろついていた。
異常な事態に気付いた生徒達は校舎2階の図書室へと逃げ込む。
一つしかない入り口に本棚でバリケードを築き、立てこもる一行。
ところが、死んだ教師が図書室内で甦り暴れ出してしたため、教師の首を刎ねる。
それまでの恨みを晴らすべく、首だけになった女教師をおもちゃのように弄ぶジャンキー。
そんな時、図書室に潜んでいた図書室の司書係ゾンビが筋肉バカに噛み付いた。
司書ゾンビを倒すも、瀕死の筋肉バカは自らゾンビで埋め尽くされた校庭へと身投げする。
最初はいがみ合っていた生徒達は極限状態の中で協力していくうちに仲間意識が芽生え始めていた。
しかし青春ドラマのような雰囲気を断ち切るように、壁を突き破ってきたゾンビの手がオタクの股間を掴んでしまう。
肩から腕を千切るものの、手が股間から離れない。
オタクのイチモツを握り締めたゾンビの手を剥がす為、ジャンキーが加勢してようやく引き離す事に成功する。
このままでは図書室のバリケードが破られるのも時間の問題と考えた一行。
ゴス系少女、いじめっ子、ジャンキーの3人で通気ダクトを通って脱出を試みる。
しかし通気ダクトにはゾンビ化したネズミがいたためパニックに。
重さに耐えられなくなった通気ダクトは落下、ゾンビがうろつく廊下のど真ん中に放り出されてしまう。
そしてジャンキーはゾンビネズミに教われ、足だけを残して姿を消してしまう。
ジャンキーの足を武器に、ゴス系少女、いじめっ子は群がるゾンビをなぎ倒しながら図書室へと戻った。
その頃図書室では、オタクが憧れていたチアリーダーと良い雰囲気になっていた。
オタクに思いを寄せていたゴス系少女は呆然。
その時、女教師に噛まれた事を隠していたいじめっ子がゾンビ化、外に放り出した。
しかしそれを機についに図書室の守りも破られる寸前に。
オタク、ゴス系少女、チアリーダーはスケボーに盾を装着した装甲車(?)を制作。
女教師ゾンビの生首をフロントに据え、廊下へと飛び出した。
廊下を駆け抜けた一行は、ゾンビ化した仲間を倒しながら、体育館へと向かう。
体育館まで行ければそこから屋上へと出る事ができるのだった。
ゴス系少女、チアリーダーを屋上へ逃がすため、体育館の扉の前で一人ゾンビに立ち向かうオタク少年。
彼の活躍で無事屋上へと逃げた少女二人。
その元へ無事にオタクも逃げてくるのだが、ソンビたちも屋上へと上がってきてしまった。
彼らの運命は…

ゴス系少女がPSPで見ているのはジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」だし、図書室にも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の本。
スタッフはロメロが大好きなんだな~、と思って見てたらエンディングテーマの曲名は「ジョージ・ロメロ」!どんだけ好きなんだよ(笑)
このED曲が最高で、「もしも世紀末が来ても、ロメロやアルジェント、トム・サヴィーニ、スチュアート・ゴードン、サム・ライミの映画で勉強してるから大丈夫♪」なんていう歌詞なんです。
緩めのロックナンバーで、曲の頭と最後には「ゾンビ」の中のセリフが使われてます。
サントラ買っちゃいそうです。

ちなみにこれがEDテーマ曲です。


ストーリー自体は薄っぺらくて起伏も無いし、図書室のシーンはダラダラと冗長に感じたりもしたけど、この映画1本まるまるゾンビファンに向けたネタだと思えば、要所要所のマニア向けネタで許せちゃう。
ほとんどCGに頼らず、下手ながらも特殊メイクでゴアシーンを作り上げている点も古のゾンビファンには堪らないところです♪


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  1. 2013/11/28(木) 15:34:49|
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映画スターお気に入りのゾンビ映画

映画スターたちがお気に入りのゾンビ映画を紹介している動画。
セレブの中では「ショーン・オブ・ザ・デッド」「28週後…」「ゾンビランド」あたりが人気みたいですね。

動画に出ているのはジョニー・デップ、ヒュー・ジャックマン、サミュエル・L・ジャクソン、イーサン・ホーク、ジョセフ・ゴードン・レヴィット、ブラッドリー・クーパー、アシュトン・カッチャー、ロン・パールマン、スカーレット・ヨハンソン、マギー・ギレンホール、ヘザー・グラハム、エイミー・アダムスなどなど。



  
   
 

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  1. 2013/11/26(火) 11:50:01|
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「オゾンビ」 ゾンビとなって甦ったビンラディンと米海兵隊の戦い

オゾンビ
(原題:OZOMBIE)
2012年アメリカ映画




これも2013年10月2日にDVDが発売されたばかりのゾンビ映画。

ゾンビとなってアフガニスタンに潜んでいるオサマ・ビンラディンを米海兵隊が倒しに行くというストーリーです。
荒唐無稽な作品かと思いきや、意外とマジメに…いや、悪ふざけが過ぎる設定ながらも、それなりにちゃんと作られています。

隠れ家を急襲され追い詰められたビンラディンは、自らに生物兵器を注射し、その直後米兵に射殺される。
ビンラディンの遺体は米軍のヘリで空輸されるが、途中、作戦中にゾンビに噛まれた兵士がゾンビ化。
暴れた事によりヘリはアラビア海へ墜落してしまう。
ヘリの中で蘇生したビンラディンは砂浜へと上陸し、同胞たちに保護される。
指導者の復活に士気を昂ぶらせたアルカイダは、ゾンビを使って米軍を迎え撃つ準備を整える。

そこへ乗り込んできた米海兵隊。
さらにビンラディン生存説を唱えるニューヨークの消防士と、その行方を捜してアフガンにやって来た妹が合流。
一行はアルカイダの基地を目指し、ゾンビがうろつくアフガンの荒野を進んでいく。
彼らを待っているものは。。。

低予算をCGで補うという、今時のホラー映画が良く使う製作手法です。
海兵隊が中心となるので銃によるゾンビとの戦いになります。
撃たれたゾンビから血煙が上がる表現はチープなCGながらも面白いです。

ゾンビの特殊メイクは絵の具を塗っただけのような安っぽいものではなく、結構作り込まれています。
ゴアシーンこそ控えめですが、ターバンを巻いて腐敗が進んだゾンビのビジュアルはなかなかです。

また、暗視ゴーグルやサーマルビジョンを使うなど、戦争映画の雰囲気もそれなりに持っています。
ミリタリー系の装備には疎いですが、銃を撃ちまくってゾンビと戦う兵士たちは格好いいです。
最後の空爆のシーンもCGながらもなかなか迫力がありました。

ビンラディンゾンビがあまり活躍しないのが残念でしたが、変り種低予算ゾンビ映画としては拾い物の一本でした。
しかしこのおかしなタイトルにはどんな意味があるんでしょうね!?


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  1. 2013/10/16(水) 19:02:21|
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「アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ」 ゾンビ青年のドタバタ劇

アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ
(原題:A LITTLE BIT ZOMBIE)
2012年カナダ映画




2013年10月2日にDVDが発売されたばかりの低予算B級ゾンビコメディ映画
原題を訳すなら「チョビっとゾンビ」という感じでしょうか。

ゾンビの血液を吸った蚊に刺された事で感染し、ゾンビ化してしまった青年スティーブが主人公です。

オープニングは森の中で大勢のゾンビと戦うゾンビハンターとゾンビ研究者コンビが登場。
ショットガンでゾンビ軍団を殲滅するが、その騒ぎの中を飛び回る蚊が誤ってゾンビの血を吸ってしまい、不死身の蚊ゾンビ(?)となって飛び去ってしまう。

その頃、若者グループが森の別荘へと向けて車を走らせていた。
乗っているのは結婚を間近に控えるスティーブとティナ、スティーブの妹サラとその彼氏クレイグの4人。
別荘に着いてすぐ、スティーブはゾンビ化した蚊に刺され、体調を崩して寝込んでしまう。
食物も喉を通らなくなってしまうが、なぜか「脳みそ」という言葉を聞くとよだれが止まらない。
体の異変から自分がゾンビ化してしまった事に気付くスティーブ。
体は脳みそを欲するものの、理性があるため仲間は襲わない。
しかしどんどん顔色は悪化し、腐敗の進むスティーブを見かねた仲間は、体の状態がこれ以上悪くならぬよう、彼に食べ物を与えようと肉屋へ向かう。
肉屋で様々な動物の脳みそを購入してようやく食事にありつけたスティーブ。
しかしすぐに体が拒否反応を起こして全て吐き出してしまう。
人間の脳みそでなければ体が受け付けないのだった。
そしてついにティナとサラは、スティーブの餌となる人間を捕獲する決心をする。
二人のお色気作戦により、バーで飲んだくれていた大男を車に押し込み、別荘まで連れてくることに成功する。
頭蓋骨をかち割ろうとハンマーを手に大男に迫る…。
ちょうどその頃、ゾンビハンターたちが獲物を探して目前まで迫ってきていた。。。

ストーリー自体は他愛のないものですが、ゾンビ化してしまった青年が繰り広げるドタバタが楽しいです。
日本人には分かりにくいホラーコメディが多い中、この作品には分かりやすいギャグが満載。
アイデアもかなりぶっ飛んでます。蚊までゾンビ化するなんて(笑)
蚊視点の映像も笑えますよ~。
あとパロディ要素も多く散りばめられていて、特に「死霊のはらわた」へのリスペクトはひしひしと感じます。

低予算なので派手な特殊メイクはありませんが、CGを使った特殊効果を要所要所に取り入れています。
派手な仕掛けは無くても、ホラー映画ファン、ゾンビ映画ファンならクスッと笑えるお楽しみがたくさんあります。

ラストはややあっさり終わってしまうため不完全燃焼かと思いきや、エンドロールに微笑ましい小細工が用意されていました。
なので最後まで見ましょうねっ。

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  1. 2013/10/10(木) 18:01:54|
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「デッドガール」 全裸の美女ゾンビの虜になった高校生

デッドガール
(原題:DEADGIRL)
2008年カナダ映画




内気で冴えない男子高校生リッキーとJT。
リッキーは子高生ジョアンに片思いしていたが、話す事もできず、ただ眺めているだけだった。

リッキーとJTは、好奇心で病院の廃墟へ忍び込んで遊んでいた。
するとそこの地下室で、ビニール袋を被され、鎖に繋がれた全裸の性を発見する。
ゾンビだった。
誰が何のためにそこに繋いで放置したのかは分からない。

そんな状況を見てひらめいたJT。
誰も来ない廃墟で、美が裸で縛られている。
理性を失った彼は、別の友達ウィーラーと交互にゾンビの上に乗っかった。
すっかりデッドガールの虜になったJTは、廃墟に通い詰める。

ゾンビを解放しようとするリッキーはJT達から孤立する。
そんな時、リッキーが片思いする女子高生ジョアンと学校で良い雰囲気になる。
しかしそれを見たジョアンの彼氏ジョニーの怒りを買い、リッキーと一緒に居たウィーラーがぶっ飛ばされる。
その時、涙目ウィーラーがデッドガールの事を口走ってしまい、ジョニーとその仲間を地下室へ連れて行く事になってしまう。

ジョニーはJTたちに乗せられ、デッドガールとお楽しみタイム!になるはずだった。
ところが大事なところをガブッ!と噛まれてしまう。
デッドガールをボコボコに殴ってどうにか息子を救出、股間を押さえて逃げ帰る。
次の日の授業中、突然体調が悪くなったジョニーはトイレへ急行。
便座に座ると肛門から血が…次の瞬間、大量の出血とともに肛門から腸がブリブリブリッ!と噴射して絶命してしまう。

リッキーはJTの暴走を止める為、ナタを手に地下室へと向かう。
するとそこには、JT達が拉致してきたジョアンがデッドガールと背中合わせに縛られ、吊るされていた。
臨戦態勢のリッキーに対し、JTは自分の想いを語り始めた。
孤独なJTは、ジョアンのことで頭が一杯のリッキーに自分の存在に気付いて欲しかったのだった。
その時、縄が解けたデッドガールはウィーラーに噛み付き、彼を貪り食った。
混乱に乗じてジョアンの縄を解いて逃げだすリッキー。
そしてデッドガールはJTにも襲い掛かった。
リッキーが地上への出口を探している間、ジョアンも襲われてしまった。
そしてデッドガールは地上へと逃げていった。。。

爽やかな日差しの中、何事もなかったかのように高校生活を送るリッキー。
学校の帰り道、あの廃墟へと向かう。
そこには、新しいデッドガールとなったジョアンが待っていた。。。

日本公開前から賛否両論でしたが、不謹慎な内容ながら自分は楽しめました。
ゾンビがわらわら出てきてムシャムシャ食いまくるのではなく、拘束された色っぽい美女ゾンビを見つけた事から若者の本性が露になってゆくという作品。
背徳感とか非道っぷりが何となくジャック・ケッチャムの作品っぽい感じです。

ただ脚本には荒さがあって、JT達がタイヤレンチで殴りかかったのに死なない女が何者なのか、デッドガールに噛まれてゾンビになる者と内臓を尻から噴出す者がいる理由、JTの最後はどうなったのかなど、説明不足な点がありました。
まあホラー映画なんて基本的に不条理だらけなので、個人的にはこの程度の落ち度は笑ってスルーできるレベルですが。

残虐描写は内臓ブリブリが一番のグロシーンです。
他にはゾンビの腹に指を突き刺したり、ウィーラーの腕を切断したりと、程よく散りばめられてる感じ。

主役のリッキーはリメイク版「死霊のはらわた」で主人公(?ミアの兄貴役)を演じたシャイロー・フェルナンデス。
JTを演じたノア・セガンは、ジョセフ・ゴードン・レヴィットとブルース・ウィルスの「ルーパー」や「キャビンフィーバー2」に出てましたね。

この前紹介した「ビフォア・ドーン」も変り種ゾンビ映画でしたが、あちらは低予算のインディーズ風味でした。
「デッドガール」にあのような安っぽさはなく、普通の商業映画として見れるクオリティです。
家族や恋人と楽しく見れる映画ではないかもしれませんが、身構えて見始めた割りにそこまでのドギツサは無くて少しホッとしました。


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  1. 2013/09/13(金) 18:23:01|
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「ゾンビ」の日本版Blu-rayがついに、ついに発売!!!

日本のホラー映画ファンのみなさま!
とうとう待ち望んでいた日がやってまいりました!!

ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」が、ついに日本でもBlu-rayで発売になります!!!
しかも、米国劇場公開版、ダリオ・アルジェント版、ディレクターズ・カット版の3種類!
3本セットのボックス版に加え、単品ソフトも同時発売というのが良心的♪
さらに価格も良心的で、ボックスの定価が14000円(amazonで今日現在10400円)、単品定価が4900円(同3600円)。
手が出しやすい価格設定に涙がちょちょ切れそうですよ、ハピネット様♪

   

数年前に高画質版のDVDボックスが発売されましたが、アメリカでは当時既にBlu-rayが発売済みでした。
2万円を超えるDVDボックスを買うか悩み続けましたが、Blu-rayがすぐに発売されると踏んで見送り決定。
暫くすると単品発売も開始されたので、所有していなかったディレクターズカット版DVDのみを購入しました。

それから3年、やっとBlu-rayの登場です!(予想よりも長かった。。。)
このBlu-ray、海外版をただ単に日本語化したものではない模様。
米国劇場公開版は2013年制作のHDニューマスターだそうですし、ディレクターズカット版はHDマスターを国内で再レストアだそうです。
表記がないという事はダリオ・アルジェント版は既存マスターなのでしょうか?
まあアルジェント版はもともと画質が良かったですから、それがBlu-rayの情報量になるだけで充分かもしれません。

ゾンビ」は自分のNo.1ホラー映画
自分と同じように「ゾンビ」を愛するファンなら迷う事無く買いの一本ですね。

発売は2013年12月3日だそうですので、今からカレンダーに丸付けておきましょう♪

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  1. 2013/09/07(土) 17:16:53|
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「ビフォア・ドーン」 ゾンビになった妻を想い続ける夫

「ビフォア・ドーン」
(原題:BEFORE DAWN)
2012年イギリス映画




ゾンビになってしまった奥さんを想い続けるの話、というシチュエーションに興味がそそられました。
調べてみると海外での評価は並が多い中で、一部が「感動した」と評価を与えている人がいたので発売と同時にGET。
他に予備知識はなかったのですが、開けてびっくり玉手箱。
製作総指揮を務めているのが「コリン LOVE OF THE DEAD」の監督、マーク・プライス。
以前、「コリン~」のレビューでも書いた通り、マーク・プライスの演出には不完全燃焼な部分がありました。
見始める直前にそんな彼が絡んでいると知り、不安を覚えながら鑑賞スタート。

失業中のアレックスとキャリアウーマンのメグ。
するアレックスに対し、メグは倦怠期…というか、うだつの上がらないへのはすっかり冷めている模様。
アレックスはとの関係を修復するため、子供達をおばあちゃんに預け、メグを旅行へと連れ出す。
田舎の一軒家を借り、二人きりの時間を過ごす事が目的だった。
目的地へ向かう途中、路上に放置された車など不審な状況を目にするが、決定的な異変には気付かずに宿へと到着。
アレックスが見つけた今夜の宿に、メグもまんざらでもない様子。
仕事の電話で二人の時間を邪魔されたくないアレックスは、のスマートフォンを隠してしまう。
ラブラブな夜を期待していたアレックスだったが、二人の関係はギクシャクしたままで寝室からも追い出されてしまう。
凹んだ彼はワインをがぶ飲み。

翌朝、アレックスがスマートフォンを隠した事がバレ、怒ったメグは1人ジョギングへと出掛けてゆく。
美しい田園を走っていると、突如唸り声を上げるゾンビに追われるメグ。
足を噛まれてしまうが、林の中へ逃げ込んでゾンビを振り切ることに成功する。
どうにか自力でアレックスの待つ一軒家へと戻り、助けを呼ぶが電話が繋がらない。
仕方なくアレックスに傷を診てもらっていると突如停電。
「ブレーカーは車庫だ。」とまるで知っているかのように言ったアレックスを不審に思ったメグが彼を問い詰めると、ここは浮気相手と訪れた事がある一軒家だという事が発覚する。
怒りと悲しみをあらわにするメグ。
二人の間には修復不可能な深い溝ができてしまった。

とりあえずアレックスは車庫のブレーカーを見に行く。
しかしそこにはゾンビが潜んでいた!
狭いガレージ内でくんずほぐれつの大乱闘の末、ゾンビの頭部をバールで貫いて倒す。
部屋に戻ってとりあえず酒をがぶ飲み。
そしてメグが休んでいるベッドへ向かうと、そこには変わり果てた姿のが!
襲い掛かるゾンビを地下室に閉じ込めたアレックス。

そこへゾンビから逃げてきた一人の男が助けを求めてくる。
男は見てきた街の様子をアレックスに聞かせ、この世の終わりが訪れたと告げた。
アレックスは、その男の話にあった「人間を食った後のゾンビは人を襲わなかった」という情報に目を付けた。
もしかすると、人を食えばゾンビから元の人間に戻るのかもしれない…という仮説を立てたアレックスは、男を襲って気絶させ、地下室の妻に与えた。
しばらくして地下へと降りてゆくアレックス。
そこには食い散らかされた男の体と、その横に座って佇む妻の姿が。。。
凶暴さが消えたように見える妻の側へと近付き、話しかけるアレックス。
しかし、突如凶暴性を取り戻したメグのゾンビが彼に襲い掛かった!

地下室から逃げ出したアレックスは子供達に電話するとようやく繋がった。
しかし電話の向こうではゾンビに襲われる子供達の悲鳴が。。。
落胆するアレックスはソファーに座って目を閉じた。
暫くすると大勢のゾンビたちが玄関のドアを破壊して室内に侵入してきた。
そしてメグも地下室のドアを破ってアレックスに迫ってきた。

しかし、目を開けたアレックスの瞳から人間性は消え失せていた。
既にアレックスはメグに噛まれ、ソンビと化していたのだった。
真っ赤に血走った目でお互いを見つめ合うアレックスとメグ。
ゾンビ夫婦が獲物を求めて雄叫びを上げた。。。

「コリン LOVE OF THE DEAD」よりも遥かにちゃんとした映画でした。
低予算ではありますが、しっかりしたテーマがあるので楽しめました。
特殊メイクは低予算ながらそれなりに頑張っています。
ゾンビは真っ赤な目と、口が裂けた風貌が印象的。
うぉーーー!という絶叫と共にダッシュする「28日後…」「ドーン・オブ・ザ・デッド」系ゾンビです。
人気がない田舎が舞台なのでゾンビの数は多くありませんが、怖さは充分味わえます。
ゾンビ映画お約束のお食事シーンも多くはありませんが、裂けた腹部に手を突っ込むなどなかなかグロいです。
あと、色々なゾンビ映画のパロディも隠されているので、そんな場面を見つけながら見るのも楽しいですね。

テーマがテーマなので夫婦の現状を描く必要があり、序盤はゾンビが出てきません。
ゾンビうじゃうじゃを期待している人は退屈に思うかもしれませんが、これは夫婦をテーマにした一風変わったゾンビ映画です。
夫婦の微妙な関係が明らかにされてこそ後半の展開が意味を持ってくるので、固定観念を捨て、前半のドラマ部分で諦めずに見続けてみてください。
ゾンビ映画の新しい可能性を感じられるかもしれませんよっ。
山ほど存在する似たり寄ったりのゾンビ映画に辟易している人にお勧めです。
ただ、あくまでもインディーズに毛が生えたくらいの低予算作品という事をお忘れなく。

ちなみに、失業中、酒浸り、浮気癖ありでちょっと抜けてる情けないアレックスですが、演じているドミニク・ブラントがこの作品の監督。自虐的で笑えますね~。


テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/09/06(金) 19:43:16|
  2. ゾンビ
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「ワールド・ウォーZ」 ブラピ主演、ゾンビが出てくるアドベンチャー映画

ワールド・ウォーZ
(原題:WORLD WAR Z)
2013年アメリカ映画




ブラッド・ピット主演のゾンビ映画
劇場でパンフレットを眺めながら上映開始を待っていると、気になる記述を発見。

「子供が楽しめる夏休み映画を作りたかった。(ブラッド・ピット談)」

子供が楽しめるゾンビ映画???
その意味は上映が始まって見ているうちに理解できました。

ストーリーは以下の通り。

世界中に伝染病が蔓延し、死んだ感染者は十数秒後にゾンビとして復活。
噛まれた者もゾンビとなり、倒すには脳を破壊するか焼き払うしかなかった。

引退した元国連職員のジェリー(ブラッド・ピット)は、家族と共に混乱の市街地を脱出した。
ゾンビに追われ駆け上がったアパートの屋上から、かつての上司が手配したヘリで救出され、洋上の空母へと連れて行かれた。
その頃のアメリカは、政府が壊滅状態となったために軍部が仕切っていた。
軍は紛争地帯でも生き延びてきたジェリーの過去を評価し、ワクチンを作る為に感染源を突き止めるよう指示する。
家族のために危険な仕事を拒むが、仕事を請けなければ一家を船から降ろすと脅され任務に就く事を決心する。

ジェリーたちはまず、ゾンビ発生の一報が最初に発せられた韓国へ調査に出掛けた。
そこで出会ったCIAエージェントから得た情報を元に、ゾンビの発生を予見し、都市を壁で囲ったイスラエル・エルサレムへと向かう。
高い壁で囲まれた都市は平穏を保っており、パレスチナ人の避難民の受け入れも行っていた。
イスラエルはインドから発せられた「ゾンビ発生の予言」に従い、事前に壁を築き上げたと言う。
ジェリーたちが情報収集を行っていると、壁により助かった人民が拡声器で祈りの歌を歌い始めた。
その声から生者が居ると知ったゾンビたちは壁を乗り越え、内部に侵入してきてしまう。
混乱の中、イスラエル軍の兵士達に守られ、エルサレムを脱出しようとする一行。
空港を目指して走っていると、襲い来るゾンビに女兵士セガンが左手首を噛まれてしまう。
ジェリーは咄嗟の判断でセガンの手首を切り落とし、ゾンビ化するのを防いだ。
そして無事空港に到着し、ジェリーとセガンは離陸直前の旅客機に乗り込むことに成功する。

ジェリーは騒乱の中、ゾンビに全く襲われない人々を見かけた事に気付く。
ゾンビは襲った人間を食べる事が目的ではなく、仲間を増やす為に噛み付く。
その為に、五体満足な人間しか襲わないのではないか?
障害や病気を抱えた人間は襲われないのではないか?という仮説を立てた。

それを立証する為にパイロットを説得し、最寄りのWHOの施設へと飛行機を向かわせる。
しかし機内に潜り込んでいたゾンビが暴れ出し、客室内はあっという間にゾンビだらけになってしまう。
なす術が無くなったジェリーは女兵士が持っていた手榴弾を機内で爆発させ、客室の穴からゾンビたちを空中へと吸い出す事に成功する。
ところが制御できなくなった旅客機は田園地帯へと不時着。
二人とも命は助かったものの、ジェリーは腹部に傷を負ってしまう。

傷付いた体を引きずりながらもどうにかWHOの施設に到着した二人。
職員に仮説を伝え、伝染病などの病原菌を打った人間をゾンビと対峙させようと提案する。
しかし病原菌サンプルが保管された棟は80体のゾンビがうろついていた。
実験のためには病原菌を取りに行かなくてはならない。
そして建物内へと入っていくジェリー。
ゾンビと戦っているうちにサンプルが保管された個室に辿り着く。
小瓶を手に取り、部屋を出ようとすると、ドアの外にはゾンビが待ち構えていた。
たった一人、戦う武器も無く、ゾンビに立ち向かわなくてはならない。
そこでジェリーは病原菌を自らの体に注射し、ドアを開けた。
するとゾンビは襲い掛かる事も無く、ジェリーの前を通り過ぎていった。

こうして病原菌をベースとしたワクチンが開発され、世界各国へと送り届けられた。
そしてようやくジェリーは家族の下へと帰っていった。。。

以上。

ゾンビ映画としては異例なほどグロシーンがありません。
ゾンビはカプッ!と噛む事だけが目的で、内臓を引きずり出して貪り食う事に興味はありません。
脳を破壊すると倒せると言いながら、それを直接見せるシーンも無し。
人体損壊シーンは手首から先が無い女兵士の腕くらい。
それも切断するシーンは写りません。

ゾンビはダッシュ系で、雄叫びなんかも含め「28日後…」の影響が感じられます。
特性が他のゾンビ映画とちょっと違ってて、空腹を満たす為に人を襲うわけではないという点が新しい。
この映画のゾンビ、集団行動型なのが大きな特徴です。
CMなどで流れているように、軍隊蟻のように群れでドドドドーッ!と襲い掛かってくる。
だから彼らにとっては仲間を増やす事が重要なようです。

ちなみにこのゾンビ軍団のメイキング動画が面白いです。



前述の通り、健康じゃない人間は襲わないというのも面白い。
また音に対して非常に敏感と言うのも新しいです。
脳を破壊&焼く事で倒せるという定番と組み合わせ、この作品ならではのゾンビ像が作り上げられました。

ただ、キャラの立つゾンビが少なく、単体のインパクトより数で圧倒するという見せ方。
ゾンビ映画ではお約束のゴアシーンも無いので、生粋のゾンビ好きにはちょっと物足りないかも。

でもそのおかげで、ブラピが言っているように、子供にも比較的見やすいゾンビ映画になっていると思います。
もちろんドッキリシーンもあるので泣いちゃう子供も居るかな?
お化け屋敷が好きな子とかなら耐えられるレベルかもしれませんね。
とりあえずウチの子には充分刺激は強いです。

だけど、色々な映画を見てきた大人にとっては中途半端感が拭えません。
ゾンビは出てくるけどホラー映画を見たという気分にはなれないのが不思議。
ジャンル分けするとしたら、答えを求めて世界を飛び回るのは「インディ・ジョーンズ」みたいなアドベンチャー映画という感じ。
監督のマーク・フォースターが過去に撮った「007/慰めの報酬」も、スパイ映画というより冒険活劇みたいでしたもんね。
あと、ゾンビの大群が津波のように押し寄せてくるシーンは、「デイ・アフター・トゥモロー」や「2012」のようなディザスタームービーを連想させます。
ちなみにタイトルを見ると人間VSゾンビの壮絶な戦争映画のような感じもしますが、銃火器でドンパチする訳ではありません。
またTVCMではゾンビの「ゾ」の字もなく、家族愛映画のように宣伝されてましたが、家族なんて早々に別行動です。
実際、劇場から出る際に前を歩いてた女性達は「ゾンビ映画だとは想像もしてなかった」と涙目で話してました。
あの宣伝には配給会社の悪意を感じますねえ。

ジャンル分けが難しいものの、A級のエンターテイメント作品である事に変わりはありません。
娯楽作品としては何の問題もなく楽しめますから。
ゾンビ映画と括らず、【ゾンビの出てくる冒険映画】として見ることをお勧めします!

ちなみにこれ、多分続編がありますよ!



  
 

テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/08/29(木) 13:53:33|
  2. ゾンビ
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