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「10 クローバーフィールド・レーン」 タイトルに惑わされずに見ましょう(汗)

「10 クローバーフィールド・レーン」
(原題:10 CLOVERFIELD LANE)
2016年アメリカ映画


最初に。これから見ようと思ってる方、これは何も情報を入れずに見た方が良い作品です。
日本の公式サイトはもちろん、出来ることならDVDのパッケージすら見ない方が良いです(さすがにそれは無理か…)。
という訳で、未見の方はこんなレビューブログはさっさと閉じてお戻りください。
ひとつだけ言わせて頂くと、タイトルから受けるイメージも一旦脳内から消去してから見始める事をお勧めします。。。



「クローバーフィールド/HAKAISHA」のプロデューサーであるJ・J・エイブラムス製作のサスペンススリラー。
「クローバーフィールド」の監督であるマット・リーブスもエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねています。
このスタッフにこのタイトルから、誰もが「クローバーフィールド」の続編ないし関連作品だと思いますよね。
ところが、物語の繋がりはないし、「クローバーフィールド」の巨大怪獣も出てきません。
何でこんなタイトルを付けたのか訳が分かりません。

恋人と暮らす部屋から荷物をまとめて飛び出し、車で夜の田舎道を走るミシェル。
すると突然、大きな衝撃と共に車は道路から飛び出して横転。気を失ってしまいます。
目覚めると、そこは狭い地下室。
その地下室はハワードという男が農場の地下に作ったシェルターで、エメットという若者と共に生活しています。
彼ら曰く、ミシェルが恋人の事を考えながら車を走らせている間にアメリカが何者かに攻撃され、都市部は壊滅状態とのこと。
そして、シェルターの外は空気が汚染され、数年間は外に出る事ができないと聞かされます。
男たちの言う事が信じられないミシェルは、ハワードのカギを奪って外へ逃げ出そうとする。
ドアの前に立つと、その窓から顔を負傷した女が覗き込み、助けて欲しいと叫んでいた。
外で何かが起きている事を悟り、ドアは開けずに地下へと連れ戻されたミシェル。そして二人の男との共同生活が始まる。
しかし、ハワードの隠された顔(誘拐殺人犯!)が少しずつ明らかになり、地下室は不穏な空気で満たされてゆきます。
いよいよハワードがヤバイ男だと気付いたミシェルとエメットは、シャワールームのビニールカーテンを材料に防護服を自作し、外へ助けを求めに行こうと画策。
しかし、二人がコソコソしているのに激怒したハワードはエメットを射殺してしまいます。
ミシェルは、被害者の遺体を処理する為にハワードが隠し持っていた酸をぶちまけ、傷を負わせたハワードがひるんだ隙に、お手製防護服を身に着けてシェルターの外へと飛び出すのですが。。。

このように、物語の大半は外部と隔絶されたシェルター内で繰り広げられる密室劇なのです。

「え?これでハッピーエンド?怪獣は???」とこちらが動揺していると、まるで生存者を探しているかのように飛行する物体が登場。
そのとき、地下室の中で大爆発が起こり、地上に巨大な火柱が上がります。
それに気付いた飛行物体が近づいてくると、それは長い触手をユラユラさせた巨大な宇宙船。
船体から放出され農場の捜索にやってきた宇宙生物に見つかってしまったミシェルは、ハワードのトラックに乗り込みます。
ところが巨大宇宙船の触手に車ごと捕まってしまいます。
宇宙船の下部にある巨大な口に吸いこまれそうになったとき、トラックの中にあったウイスキーボトルで作った火炎瓶を口の中に投げ込み、宇宙船は内部から大爆発。
地上に叩き付けられるも助かったミシェルは、車のラジオで案内されている避難所ではなく、エイリアンとの戦いが繰り広げられているヒューストンへとステアリングを切った。。。

このように、今回人類を恐怖に陥れていたのは宇宙船型エイリアン。
「ナビゲイター」「ニューヨーク東8番街の奇跡」のような生きてるUFOというより、機械のアーマーを身に着けた宇宙生物という感じでしょうか。
「クローバーフィールド」の巨大怪獣とは見た目も大きく異なっており、とても仲間とは思えません。
また、「クローバーフィールド」の売りでもあった手持ちビデオカメラによるPOV撮影も採用されていません。
登場人物やストーリーにも繋がりはなく、タイトルに”クローバーフィールド”を入れる意味が理解できないんですよねえ。
ちなみに、”10 クローバーフィールド”とは、地下室のあった農場の住所であることが最後に明かされます。
前作(という言い方が適切かどうか分かりませんが)のタイトルは、J・J・エイブラムスの会社のある場所の地名から取った、みたいな事を言っていたと思います。
だからあまりタイトルに深い意味は無いのかもしれませんね。

ミシェル役は「遊星からの物体X ファースト・コンタクト」「スコット・ピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団」「ダイ・ハード4.0」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンばりに換気ダクトの中を這いずり回ったりもしてました(笑)
ハワード役はヤバダバドゥのジョン・グッドマン。「狼の死刑宣告」ではクズの武器売人を、「アルゴ」では味のある特殊メイクアーティストを、「モンスターズ・インク」では憎めないキャラを活かしてサリーを演じるなど、演技の幅の広さにはびっくりします。
そんなジョン・グッドマンに殺されてしまうかわいそうなエメットを演じるのはジョン・ギャラガー・Jr。
声だけの出演ですが、ミシェルのスマホに電話してくる元カレ役は「アメリカン・スナイパー」「ハング・オーバー」のブラッドリー・クーパー。
登場人物は少ないですが、配役はなかなか良かったです。

「クローバーフィールドの続編」と期待しながら見ると肩透かしを食らいますが、密室サスペンスとしては十分に楽しめました。
どうせなら未知の生物が登場すると期待させるようなタイトルや宣伝はやめればよかったのに。
ありがちな密室サスペンスを見ていたつもりが実はSFだった!みたいなサプライズがあればお得感3割増しくらいだったのでは。

最後のエイリアンとの戦いが取って付けたようですが、彼氏と別れてウジウジしてたミシェルが、自らの意志で戦地へ向かうというラストは非常に気に入りました。
あれがあったおかげで作品全体の印象が引き締まったと感じましたね。
SFテイストが最後の最後まで前面に出てきませんが、閉鎖的な物語の裏でエイリアンが大暴れしていたというのは、見終わった後に余韻を与えてくれます。

しかし、地下で異常者と暮らすのも地獄、地上でエイリアンと死闘を繰り広げるのも地獄。
自分ならどっちを選ぶか。。。やっぱりエイリアンかな。

↓このパッケージ、オチを見せ過ぎだって(汗)





 

テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

  1. 2016/10/21(金) 18:51:21|
  2. SF
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