ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「ゾンビ」最も有名で成功したゾンビ映画

ゾンビ (原題:DAWN OF THE DEAD)
アメリカ1978年度作品



ホラー映画の金字塔、不朽の名作です。
死体が蘇って歩き出し、生きた人を食べる。
食べられた人もゾンビとなって蘇り、倒すには脳を破壊しなければならない…という定説を世間に知らしめたのがこの作品でもあります。
SWAT隊員のロジャーは、他の隊員らと共にプエルトリカン・ギャングのアパートを取り囲んでいた。
銃撃戦の末にアパート内へと突入すると、そこは生き返った死者が人間を食らう地獄絵図が展開されていた。
原因は明らかになっていないが、何らかの原因により死者が甦り、人間を襲い始めたのだった。
アパートの惨状を目の当たりにした隊員の中には、発狂して銃を乱射する者、自殺する者などが現れた。
混乱する社会での生活に見切りを付けたロジャーは、現場で知り合ったSWAT隊員のピーターに仲間のヘリで一緒に逃げようと誘う。
テレビ局で働くフラン、その恋人のヘリコプターパイロット、スティーブン、合計4名でヘリに乗り、ゾンビのいない土地を目指して出発した。
給油のために立ち寄った飛行場でゾンビに襲われるなどしながらも、4人は郊外のショッピングモールへと辿り着く。
そこは生活に必要なものが全て揃っていた。
当面の間、安全に暮らせる環境を作る為、4人はモール内のゾンビを全て倒し、入り口を大型トラックで塞ぐという計画を立てる。
計画は予定通り進んだが、途中ゾンビの襲撃に合ったロジャーが冷静さを失い、油断した隙にゾンビに噛まれてしまう。
それでも仕事をやり終えた一行は、ショッピングモールの中に4人だけの安息を見つける。
しかしロジャーの症状は徐々に悪化して体が弱っていった。
またフランは妊娠していたが、間もなく父親となるスティーブンとの間には不協和音が生じていた。
ピーターは一人、ボールに怒りをぶつけるようにテニスに打ち込み、感じているストレスを発散していた。
たくさんの商品に囲まれた幸せな生活となるはずだったが、物は彼らの心を満たすことは出来なかった。
当初テレビでは学者が終わりの見えない議論をしていたが、いつしか放送も終わってしまう。
そしてついに息絶えたロジャーはゾンビとして甦った。
その頭部へ銃弾を撃ち込むピーター。
ちょうどその頃、ショッピングモールの商品を奪おうとバイカーたちが徒党を組んで襲撃してきた。
略奪者に対して銃で応戦するピーターとスティーブン。
しかしショッピングモールの扉はバイカーたちに開かれ、ゾンビたちもなだれ込んできた。
こうして三つ巴の戦いが始まる。。。
今見ても充分良くできた特殊メイクはトム・サビーニの手によるもの。
生きた人間がゾンビに引き千切られたり、ナタが頭にサクッと刺さるシーン、ヘリコプターのローターで頭が切断されたりといった直接描写がすごい。
また銃弾で頭部が木っ端微塵に吹き飛ぶなど、特殊メイクの見所は数え切れません。
そんな残酷描写ばかりが話題になりますが、「ゾンビ」には大きなテーマが隠されています。
世界が終末へ向けて進んでいる最中だというのに、立て籠もったショッピングモールの商品を手にはしゃぐ人間達。
そして人類滅亡の危機だというのに、物欲に駆られた人間同士が殺しあう愚かな姿は滑稽ですらあります。
これは物へ過剰な執着を持つ物質社会を皮肉ったものだと言われています。
こうして最終的には人間同士の争いによって、自ら破滅していくのです。
製作のための資金協力を買って出たのが「サスペリア」で一山当てたばかりのダリオ・アルジェント。
アルジェントはその見返りにイタリア版の編集、配給の権利をもらい、独自のアレンジを加えたイタリア版「ゾンビ」を製作しました。
このイタリア版は現在ではダリオ・アルジェントバージョンと呼ばれ、ロメロ監督の北米公開版とは別物として扱われています。
(他にディレクターズカット版という仕様もありますが、これは粗編集バージョンであり、余分なシーンが長く、物語のテンポが崩れています。監督も未完成バージョンであると公言しています。)
音楽はアルジェント作品をはじめイタリアンホラー映画で御馴染み、プログレロックバンド「ゴブリン」が担当。
北米公開版では一部が独自に製作した曲に差し替えられています。
隔絶された田舎のショッピングモールの描写のみで、文明が崩壊していく様を大きなスケールで見せるジョージ・A・ロメロ監督の手腕は見事です。
個人的に間違いなくホラー史上No.1の名作です。
ホラーファンじゃなくとも未見の方は是非!
ちなみに原題の「DAWN OF THE DEAD」は「死者の夜明け」。
何かの雑誌の受け売りですが、前作「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(生ける死者の夜)」で夜の闇に紛れていたゾンビが、「DAWN OF THE DEAD」では夜明けの町を闊歩し、3作目「死霊のえじき~DAY OF THE DEAD(死者の日)」では昼の太陽の下を大手を振って歩くというタイトル。
ゾッとしますね。。。


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テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/04/27(火) 00:04:32|
  2. ゾンビ
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