ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「最強ゾンビ・ハンター」 B級ゾンビ映画の醍醐味を知ってる方に(笑)

「最強ゾンビ・ハンター」
(原題:ZOMBIE HUNTER)
2013年アメリカ映画




アメリカでは劇場公開されずDVDのみで発売されたB級ゾンビコメディ作品です。
Wikipediaによると、クラウドファンディングで制作費を募って製作された模様。
ケビン・キング監督の経歴を見てみるとこの作品以前に携わった映画が皆無なので、ひょっとすると熱心なホラー映画ファンの彼が、資金を掻き集めて撮った作品ということなのでしょうか。
様々なホラー映画のパロディを無理矢理押し込んだような作りからもそんな気がしてなりません。
そんな作り手の熱意は評価したいところですがWikiではケチョンケチョンにこき下ろされておりますです。


蔓延したドラッグの副作用によりジャンキーがゾンビ化、人間は滅ぼされる寸前の世界が舞台。
荒野となった世界を、ゾンビを殺しながら愛車カマロでさまよう一匹狼のゾンビハンター。
彼は妻子をゾンビに殺され、その恨みからただひたすらゾンビを殺しまくっていた。
生存者は居ないと思われたが何者かに狙撃され、カマロはクラッシュ、気を失ったハンターは狙撃者に拉致られてしまう。
目覚めるとそこは数名の生存者が身を寄せるコミュニティ。
そこで暮らす者たちは、飛行機に乗り込んでゾンビのいない離島の楽園に行くことを夢見ていた。
傷を手当してもらったハンターは翌日カマロの元へ戻るが、ダメージが大きく走行不能である事が判明。
愛車から亡くした家族の写真を回収してコミュニティに戻る。
一人の女性と良い仲になったハンターだったが楽しい時間も束の間、建物内にゾンビが侵入、数名が命を落としてしまう。
そして生き残った者たちはトラックに乗って逃げ出す。
一行は飛行場を目指すが、道中立ち寄ったゴーストタウンでチェーンソーを振り回す男に襲われ、女性が一人切り刻まれてしまった。
残った者はどうにか飛行場に辿り着くが、パイロットがゾンビに殺されたうえ、ゾンビの大群に囲まれてしまう。
さらには巨大なミュータントと化したゾンビの爪がハンターの体を貫き、瀕死の怪我を負った。
最後に生き残った姉弟を逃がす為、ミュータントとゾンビ軍団を道連れにハンターはグレネードで自爆するのであった。。。


はっきり言って、B級映画ファンのみなさま向けの作品でございます(笑)
映画のそれなりのクオリティを求める方は手を出さないほうが無難です。

色々と狙ってやってるのは分かるんですが、中途半端なんですよねえ。
ロバート・ロドリゲス監督のグラインドハウス風な絵を狙ってるんでしょうが中途半端。
パロディ要素も「僕の好きな映画のネタを使ってみました♪」っていうヌルさを感じます。
ちなみにパロディのネタ元は「マッドマックス」「悪魔のいけにえ」「バイオハザード」「マチェーテ」など。
所々面白いと思う部分もあるので惜しいんですなー。

また脚本が粗い。
説明不足でよく分からなかった部分がたくさんありました。

・ハンターを狙撃した理由がよく分からない。
・なぜコミュニティにゾンビが侵入したのか描かれていない。
・ミュータント化した巨大ゾンビの正体が明らかにされない。
・チェーンソーを振り回す男(ゾンビ?)の正体も明らかにされない。
・ゾンビに噛まれて伝染するシーンが描かれていない。
・〇〇が自ら命を絶った理由が分からない。

前フリもなく唐突に事が進み、そのまま回収もせずに放置なんですよね。
種も撒かずに実がなって、収穫ぜずに枯らす。。。そんな感じ。

特殊メイクのクオリティにもバラつきがありましたねえ。
まずオープニングで登場するゾンビの出来が最悪。
アプライエンス(特殊メイクのマスク)が浮いててカパカパしてるのががっかり。
オープニングの掴みのシーンでこれはダメですね。
またゾンビのお食事シーンも、極太サラミのような硬そうな内臓で、グッチョグッチョした感じが皆無。
そしてCGも採用されているのですが、そのクオリティもまさに「絵」という感じでリアリティ無し。

あと、冒頭のカマロのクラッシュシーンなんて、派手に横転するのかと思ったら、途中でパタンと元通りの態勢で着地。
せっかくの派手なクラッシュシーンがえらく中途半端になってしまい、カマロも中途半端に壊され損。
こう言う所もすごく素人臭い。スタントマンが綿密に計算して行ったならもっと激しい見せ場になったんでしょうね。
ロールバーまで入れて固めてあったのにね。残念。

ただ、わざわざWikiでこきおろすほど酷くはなかったです。
これより酷いB級ゾンビ映画は山ほどあるし、十分見れるクオリティです。
今まで書いたマイナス評価部分もどれも致命的な欠点ではなく、惜しい、というレベル。
そして、自主制作に毛が生えた程度の作品としては画質もきれいで見やすい。
昔の低予算ホラーといったら16mmフィルムでザラザラの画質なんていうのもザラだったのに、いい時代になりましたね。
だけど、映像が鮮明過ぎてごまかしが効かないというデメリットもありますけどね。

宣伝はやたらと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「マチェーテ」のダニー・トレホが前に出ていますが、主役は彼ではないんですね。
主役のゾンビハンターを演じているのはマーティン・コッピング。
オーストラリア生まれの俳優で、生後3週間の時、リチャード・フランクリン監督の「パトリック(1978)」に出演したそうです。
また、名作「渚にて」のリメイク作品「エンド・オブ・ザ・ワールド」にも出ていたみたいです。…が、日本じゃ無名ですね。
その他キャストも無名。前述のWikiでは出演者の演技の酷さも書かれてましたので、ちょっと意地悪な目で演技を評価しながら見ると楽しい♪…かな(汗)

という訳で、「B級ホラーには多少のチープさが必要」と胸を張って言える方でないと拒絶反応を起こすかも(汗)
でもB級映画の楽しみ方を知ってる方なら十分楽しめると思います。
ちなみに、ダメな子ほどかわいいと思える自分は、色んな意味で楽しく見れました♪



テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2015/06/21(日) 01:54:32|
  2. ゾンビ
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