ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「チレラマ」 徹底したお下劣映像にドン引き確実のホラーコメディ

チレラマ
(原題:CHILLERAMA)
2011年アメリカ




50年代のB級ホラー映画好きな映像クリエイターが集まって制作されたオムニバスホラーコメディ
古のホラー映画へオマージュを捧げているのですが、狙っているのが人の好奇心を刺激するためだけに作られた当時の低俗ホラー
そんな訳でこの作品も当然お下劣な内容のオンパレード。
チ○コ、オッパイ、セックス、ゲイ、精子、ウ○コ…もう最高です♪

参加しているのは「クライモリ2:デッドエンド」のジョー・リンチ監督、「ハチェット」のアダム・グリーン監督、「2001人の狂宴」のティム・ サリバン監督、「ザ・チェイス」のアダム・リフキン監督の4名で、それぞれが1話ずつショートストーリーを演出しています。
上に挙げた前の3人はホラー映画監督だから分かるんですが、最後のアダム・リフキン監督は、有名監督作品の脚本を書いたり、自身も一般映画(?) を監督している事もあり、ホラー映画監督という印象はありませんでした。
なのに、巨大化した精子が怪物となってニューヨークで大暴れするというぶっ飛んだエピソードを、自ら主演しながら何の迷いも無く描き切っているのがお見事!

プロローグ
死別した妻の墓を掘り起こし、遺体に悪態をつく男。
すると妻が甦り、男の股間を噛み千切った。
妻の頭を殴り潰した男は、股間を押さえながらも勤務先であるドライブインシアターへ出勤する。
このドライブインシアターは閉鎖が決まり、その夜が最後の営業だった。
支配人は選りすぐりの幻のホラー映画を集め、最後に上映しようとしていた。

1本目「ワジラ」アダム・リフキン監督
医者(「ロボコップ」「ツインピークス」のレイ・ワイズ)に精子に元気が無いと告げられたマイルズは、生殖能力を高める薬を飲み始める。
しかしそれ以来、性的な興奮を覚えるたびに股間に激痛が走るようになる。
ある日、友人の勧めでセクシーな美女とデートする事になるが、彼女の姿を見た瞬間に股間は痛み出し、何と、こぶし大の頭を持つ巨大な精子を発射し てしまう。
捕まえようと格闘している間にも精子は巨大化し、目と鋭い牙を持ったモンスター「ワジラ」へと成長し、街の中へと消えていった。
しばらくしてニューヨークに出現したワジラは街を破壊。
軍隊も出動するが接近戦ではワジラに歯が立たない。(将軍役はジュリア・ロバーツの実兄エリック・ロバーツ)
そこで自由の女神にワジラをおびき出し、空爆してワジラを吹き飛ばすことに成功する。
しかし、ニューヨークは吹き飛んだワジラの精液にまみれドロドロに。。。

2本目「ヤングクマ男の絶叫」ティム・サリバン監督
ゲイの狼男ならぬクマ男お話。
何でゲイ?と思って調べたら、ガチムチ系のゲイを熊と呼ぶらしいです。
なるほど。これでまた一つお利口になりました。
このエピソードは単なるホラー映画ではなく、ミュージカル仕立ての学園ドラマになっています。
ホモの男が抱き合って歌います(笑)
特に見せ場も無く、特に大爆笑でもなく、同監督の「2001人の狂宴」にも似た中途半端な出来でした。

3本目「アンネ・フランケンシュタインの日記」アダム・グリーン監督
「アンネの日記」のアンネ・フランクが、実はフランケンシュタイン博士の子孫アンネ・フランケンシュタインだったという酷い設定のお話。
一家に代々伝わる死体蘇生術が書かれた日記をヒトラーが奪い取り、彼が巻き起こす騒動を描いています。
怪力のモンスターを生み出すことに成功するが、ユダヤ人の体を寄せ集めて作ってしまったため、反撃に遭ってヒトラーは殺されてしまいます。
このヒトラーのキャラクターがバカすぎ。個人的にツボで大爆笑でした。
ちなみに人造人間を演じるのは、「13金」シリーズの後期でジェイソンを演じていたケイン・ホッダーでした。
このエピソードは笑えて楽しかったです。

4本目「大便がいっぱい」フェルナンド・ファガビーフィー監督(?)
フェルナンド・ファガビーフィー監督が自身の作品について語るところから始まります。
が、ファガビーフィー監督は実在する監督ではなく、ジョー・リンチ監督が演じるキャラクターでした。
このファガビーフィー監督が作ったとされる映画が酷い!
ひたすらウ○コまみれの映像が次々と流されてゆくのですが、こんな映像を延々見せられるの!?とゲンナリしかけていると、ドライブインシアターの 映写機にトラブルが発生して早々に上映中止になります。
良かった。。。

そして最後のエピソードは、上映していた映画館の混乱を描いた最終話「ZOM-B-MOVIE」(ジョー・リンチ監督作品)へとなだれ込んでいき ます。
従業員が持ち込んだゾンビウイルスが売店で販売されているポップコーンに混入し、観客に感染。
ドライブインシアターは多数のゾンビで埋め尽くされてしまいます。
しかも普通のゾンビじゃなくてエロゾンビだから、劇場内は血まみれの大乱交パーティ状態。
さらにゾンビの弱点が股間という事で、チ○コが吹っ飛びまくります(笑)
蛍光ブルーの体液を撒き散らすゾンビと、飛び散るチン○。。。「吐きだめの悪魔」へのオマージュでしょうか。
ゾンビの顔が蛍光色に光るのは「バイオインフェルノ」かな?
他にも「スターウォーズ」他色々な映画のパロディが満載で、「ゾンビ」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」もネタにされています。

全編通してB級エログロゲテモノホラーはもちろん、様々な映画ネタが詰め込まれています。
でも映画好きなら誰にも楽しめるかというとそうでもなく、エログロへの耐性が無いと見ていられないと思います。
ジョン・ウォーターズ作品とか、「死霊の盆踊り」「ミミズバーガー」とかを笑って見れる図太さが必要かも。
この映画が楽しめれば立派な変態映画マニアでしょう。

ちなみに最後、映画館から仕掛け人である4人の監督達が笑いながら出てきてTHE ENDです。
映画オタクたちが楽しみながら撮ったというのがよく分かるエンディングでした!


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/11/19(火) 18:34:52|
  2. ホラー
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