ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「死霊のはらわた3/キャプテン・スーパーマーケット」 シリーズ第三弾は中世を舞台にしたアッシュと死霊軍団の戦い!

死霊のはらわた3/キャプテン・スーパーマーケット
(原題:ARMY OF DARKNESS)
1993年アメリカ映画




日本での劇場公開時のタイトルは「キャプテン・スーパーマーケット」でした。
訳の分からん邦題が付けられてましたが、サム・ライミ監督による正式な「死霊のはらわた2」の続編です。
「死霊のはらわた」ファンの自分としては、この邦題を付けた日本の配給会社に対する怒りが今でも収まりません。
主人公はもちろんブルース・キャンベル演じるアッシュ。
今作ではアッシュの職業がスーパーマーケットの店員である事が明かされますが、物語には全く関係無く、スーパー店員である事は重要ではありません。
それなのにこの邦題です。このタイトルじゃ「死霊のはらわた」の続編だと分かる人はいませんよ。
原題は「ARMY OF DARKNESS=闇の軍隊」だけど、今までの流れで「死霊のはらわた3」でええやんけ。
題名を決めた配給会社の人間の神経が全く理解できません。
反省したのかDVDでは「死霊のはらわた3/キャプテン・スーパーマーケット」に変更されてましたが。

お話は2作目同様、アッシュと彼女のリンダ二人で山小屋へ行き、悪しき存在を蘇らせる所から始まります。
若者が山小屋で死者の書ネクロノミコンを発見し、蘇った悪霊に取り憑かれた仲間を切り刻む…という展開は、1作目から数えて3度目の映像化になり ます。
まあ1作目は他に仲間もいたからちょっと違うけど、同じくリンダと二人で山小屋へ向かう2作目のシーンを流用すれば済むのに、それをわざわざ撮り 直すサム・ライミの拘りの強さには頭が下がります。ちなみにこの3作目でリンダを演じているのはブリジット・フォンダです。
そして2作目の最後と同じく、ネクロノミコンに書かれた呪文により異空間への入り口が開き、アッシュはその中へ吸い込まれていきます。
中世ヨーロッパのような時代へと放り込まれた所から3作目のオリジナルストーリーが始まります。

地域を治める王の軍隊に、敵国の兵隊と間違われて捕虜にされてしまうアッシュ。
城に連れ込まれ、死霊に取り憑かれたゾンビの餌として処刑されそうになりますが、自慢のチェーンソーで死霊を撃退。
それを見た王国の人々は、アッシュを死霊に奪われた死者の書ネクロノミコンを取り返し、死霊を倒してくれる救世主だと勘違い。
しかしネクロノミコンが無ければ現代へと戻れないと知ったアッシュは、仕方無しに死霊の巣窟へ向けて旅に出る。。。

はっきり言って、最早「死霊のはらわた」の続編とは思えません。違う作品に変化しています。
もちろん話は繋がっているし、死霊に取り憑かれたゾンビやグロテスクなシーンもありますが、それが物語の中心ではありません。
スプラッターホラー風味は殆ど消え去り、コメディ色の強いダークファンタジーという感じになっています。
でもコメディ色の強くなった2作目を見た人ならこの3作目の展開はすんなりと入り込めるはず。
もともと1作目も悪ふざけの集合体みたいな映画だったし、その後撮った「XYZマーダーズ」もブラックコメディでしたから、シリーズ3作目にしてもろにサム・ライミのテイストが表れたと言えるかもしれませんね。

2作目よりスケールアップして予算も大幅に増えてそうですが、それでも往年のB級映画的な手法をあえて採用しているあたりは流石サム・ライミです。
B級映画ファンの喜ぶツボをよくお分かりです♪
特殊メイクはKNBエフェクツの面々で、サム・ライミのブラックジョークをしっかり特殊メイクで表現しています。
相変わらずのストップモーションアニメも採用されており、おまけに死者の書の映像は1作目の特殊効果マン、トム・サリバンの手によるもの!
これは1作目のファンには嬉しいプレゼントですよね♪

ちなみに死霊に取り憑かれる魔女の婆さんは特殊メイクを施されたパトリシア・トールマン。
あのトム・サビーニ監督のリメイク版「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のバーバラを演じた女優さん。
メイクのおかげでクレジットを見ないと分からないと思いますが。。。
他にもビル・モーズリィやサム・ライミも出てるようですが未だに見つけられません。

あとこの作品、劇場公開版とディレクターズカット、2種類のエンディングが存在します。
昔VHSで発売された時は2バージョン出ていたのですが、我が家の近所のビデオレンタル店には劇場公開版しかありませんでした。
でも現在発売されているDVDは、ディレクターズカットのエンディングを本編として収録。
映像特典として劇場公開版エンディングも見ることが出来るようになっています。
私は、格好いい劇場公開版のラストより、悲惨で間抜けなディレクターズカット版の方が好きです。

このように、ユーモアやファンサービスもたっぷりのダークファンタジー活劇へと進化した「死霊のはらわた」。
未見の「はらわた」ファンの方は是非お試し下さい!

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/03/18(月) 18:21:21|
  2. ホラー
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