ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「ショッカー」 電気椅子でも死なない不死身の殺人鬼が登場!

ショッカー(原題:SEED)
2007年カナダ映画




ある知人が「ショッカーってホラー映画見た?あの電気椅子のやつ。すごく怖かったよぉ。」と言うのでてっきりウェス・クレイブンが1989年に撮った「ショッカー」だと思って話を聞いていたら、どうも話が噛み合わない。
詳しく聞くともっと最近のホラー映画だという事が判明。
結構ホラー映画は見ているつもりですが、まだまだ勉強不足です。はい。

そんな知人の声に期待しつつ、早速DVDを入手しました。

冒頭、州法で「電気椅子で3回電気を流して死ななかった死刑囚は無罪放免」という決まりがあるとテロップが表示されます。
「マジか!アメリカこえー!」と思ってググってみたらどうもこれはウソっぽいですね。
怖いのは、そんなガセネタを本当のように書いちゃうこの映画でした。

6年間で666人を殺した連続殺人鬼シード。
幼い頃の事故により親を亡くし、自身も重度の火傷を負い、傷を隠すため常に麻袋のようなマスクを被っています。
彼は密室にネズミや犬を監禁し、餓死して腐敗していく様子を録画するという猟奇的な面を持っています。
そして誘拐してきた乳児、女性など、人間の死から死後の様子を記録していました。
そんなシードも、マイケル・パレ演じる刑事に逮捕され、死刑囚として刑務所に収監されます。
この刑務所の電気椅子、旧式でパワー不足。
そのため、長時間に渡り死刑囚に多大な苦痛を味わわせるという凶悪な刑務所だったのです。
被害者の家族が見守る中、連続殺人鬼シードの処刑が始まります。
しかし頑丈な体のシードは、2度に渡る通電で気を失うものの、心臓は止まらず。
あと1回電気を流して死ななければ無罪放免となってしまう事に危機感を覚えた刑務所長は、気を失っているだけのシードを死んだと宣言し、処刑は終了。
そして立ち会った医師に死亡証明書を捏造させ、気絶したままのシードを棺に納めて墓に埋めてしまいます。
案の定、墓から這いずり出たシードは、処刑に関与した職員たちを殺しに向かいます。
順調に復讐を果たしていき、最後に残ったのはマイケル・パレ刑事(役名忘れました…)。
警護に当たっていた警官たちの惨殺死体を自宅に残し、妻と娘を連れ去られた刑事はシードの自宅(?)へと向かう。
そこにはテレビが1台置かれ、捕らえられた妻と娘の姿が映し出されていた…

徹夜明けに見たので2度ほど寝落ちしましたが、その度に巻き戻して見たから大丈夫(ほんとか?)。
全体的にはなかなか雰囲気があったのでそこそこ楽しめました。
が、突き抜けた個性が無い。
所々印象的なシーンもあったのに全体が小さくまとまっちゃっているのが惜しい。

それにしても、映画の処刑シーンというのはどれもショッキングで嫌な気分になりますね。
「グリーンマイル」と同じく、過剰に苦められる処刑シーンはなおさらです。

殺しの場面はあっさりとしているのですが、椅子に縛り付けた女性をハンマーのような凶器でなぶり殺すシーンは見所です。
編集無しの長回しのワンカットで徐々に女性の頭部を損壊していくのは残忍で嫌悪感MAX。

でも詰めの甘いところや、設定が甘いところが目に付いたのは残念。

まず、6年で600人以上を殺したという連続殺人鬼の割にはアグレッシブな殺人シーンは無し。
密室に閉じ込めて衰弱するところをネチネチ撮った行為しか出てきません。
殺しのペースを考えると相当激しい殺戮が繰り返されたと思われるのに、そこを描かなかったのは勿体無い。

アジトに警官隊が踏み込んでようやく殺人鬼の本領発揮か?と期待しますが、殺人シーンの殆どが暗闇で行われてどうやって殺されたかが分かりにくい。
見せてくれるのはツルハシにやられる警官と所長くらいです。

あとマスクの下に隠された素顔は明かされません。
マスク系シリアルキラー映画では素顔をご開帳するのが見せ場なのにねえ。

カメラワークは不安を煽る効果が得られるグラグラ揺れながら寄ったり引いたりを繰り返すパターン。
3Dゲームなどに酔う人は要注意です。

映画の内容にはあまり関係の無い部分ですが、この作品に出てくる車が結構マニアック。
パイケル・パレの愛車は何とAMCマタドール!どうしてこの車種!?変態的趣味が炸裂してますね。
ちなみにパレさんの自宅前にはAMCグレムリンが路駐されてます♪
パトカーは80年代前半辺りにの映画でよく見かけた角型縦2連ヘッドライトのダッジ・モナコ。
この辺りから判断すると、この作品の舞台はその頃だと考えられますね。

あと冒頭、動物を地面に叩きつけ、弱った状態で生きたまま毛皮を剥ぎ取るシーンが出ます。
これ、最近問題になっている中国のタヌキの毛皮業者の動画で、動物は全て本物です。
毛皮を剥がれても必死に起き上がろうとしているタヌキも本物。
こんな動画を商業映画に使用しているのにはちょっと怒りを覚えました。
自分がこの動画を見て、毛皮なんか絶対に買わないと心に決めました。
ファーが付いている洋服を買うときは必ずフェイクである事を確認してから買うようにしています。

話が逸れまくったまま、映画「ショッカー」のレビューはこれにて終了。。。

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2012/12/06(木) 15:17:19|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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