ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド」 賛否両論!?個人的には意外と嫌いじゃない人気シリーズ5作目…。

エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド (原題:A NIGHTMARE ON ELM STREET 5:THE DREAM CHILD)
アメリカ1989年度作品



シリーズ最低の売り上げ、批評家からもファンからも酷評されまくった人気シリーズ5作目。
でもなぜか個人的に嫌いじゃないんですよねえ。
シリーズで最も売れて、人気も評価も高い4作目よりも断然5作目の方が好き。
まあ完成度で言ったら決して高くないですし、脚本も雑。
盛り上がらないまま終わるラストもどうかとは思うんですが、意外と見れちゃうんですよねえ。自分は。

前作でフレディを倒したアリスとその彼氏ダンは、無事高校を卒業して社会へ踏み出そうとしていた。
そんな矢先、アリスは眠っている訳でもないのに、まるであの頃の悪夢の中のような世界に紛れ込んでしまう。
そしてそこには、夢の中で倒したはずのフレディがまたもや現れる!
間一髪で逃げたアリスだったが、眠っているわけでもないのにフレディが現れた事に戸惑う。
さらには過去にアリスが持っていたドリームマスターの能力(夢をコントロールする力)が通用しなかった。
そんな中、アリスの友人たちが眠っている間に次々とフレディに殺されていき、ついにはダンまでもが殺されてしまう。
ショックで気を失ったアリスは病院に担ぎ込まれ、検査の結果、ダンの子供を妊娠している事を告げられる。
医者に胎児は一日中眠り続けている事を聞かされたアリスは、自分のお腹の中で眠っている赤ちゃんの体を乗っ取り、この世に復活しようとしているフレディの企みを知る。
母となったアリスは子供を守るため、フレディの母であるアマンダ・クルーガーの亡霊と共に、再度フレディに立ち向かっていく。。。

眠っている胎児の夢を母親であるアリスが共有するというアイデアが面白いです。
自分は寝ていなくても、胎児の夢にフレディが現れると自分も同様にその悪夢を見る羽目になります。
しかも胎児はほとんど寝て過ごしている訳ですからこれはたちが悪い。
アリスの意思とは関係なくフレディと対峙する事になる訳ですから。

今回のフレディの復活方法は、赤ちゃんがキーワードとなる展開を暗示するかのような甦り方。
夢の中でアマンダが産み落としたベイビーフレディが、例の赤/緑のボーダーのセーターに潜り込むとムクムク大きくなり、元の体を取り戻します。
ベイビーフレディのデザインがクリーチャーっぽくて、変態殺人鬼というフレディのキャラクターがブレてるのが気に掛かりましたが、個人的には面白いと思いました。

ちなみに最後は母性や母胎が武器となってフレディを倒すことになります。
胎児に入り込んだフレディを、アリスの意思で自分の体から分離します。
融合した体が剥がれていくシーンが最後の見所です。
そしてアリスの胎内から追い出されたフレディを、アリスの子供(なぜか夢の中では5~6歳?の少年姿)が被害者の霊に力を借り、体の自由を奪います。
そこに現れた生みの親であるアマンダ・クルーガーは、フレディを自分の胎内に引き戻してしまうという驚きの展開。
そしてアマンダはフレディと共に地獄の奥深くへと落ちてゆくのでした。
表現方法や盛り上げ方、また最後の締め方などはちょっと強引ですが、このアイデアも面白かったと思います。

個人的にこの作品の一番の特徴は、3作目と4作目のエピソードを受け継いでいるところだと思うんです。
前作を見ていない人に対する配慮なのかどうかは不明ですが、前作の生き残りを冒頭でいきなり殺して、全く新しい物語を始めるシリーズ物が多い中、3作目の フレディ誕生秘話を物語の中心に持ってきたり、4作目で生き残ったキャストをしっかりと再度主演に置いたストーリーは、過去のシリーズを見てきたファンに とっては好感度が高い。
そこははっきり言って評価してます。自分は。
でも3作目の神秘的なアマンダのイメージがちょっと崩れちゃったのは残念。

監督は「プレデター2」やトミー・リー・ジョーンズがIRAのテロリストを演じた「ブローン・アウェイ」を手掛けたスティーブン・ホプキンス。
「プレデター2」はアレですが、「ブローン・アウェイ」は結構好きな作品です。
世間の評価がイマイチでも個人的にこの監督とは妙にウマが合うのかもしれませんねえ。

脚本はシルベスター・スタローンの「デイライト」や「ダンテズ・ピーク」を手掛けるレスリー・ボーヘン。
他にも色々と活躍している脚本家なんですが、「エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド」ではその手腕を発揮し切れなかったようですね。
もう少し見てる側に説得力を感じさせるための詰めが必要だったように思います。

特殊メイクは、例の如くフレディのメイクはデビッド・ミラー。今回はフレディベイビーの制作も担当。
アリスの彼氏ダンがYAMAHAのV-maxと体が融合していくシーンを担当したのはR.クリストファー・ビッグス。
このシーンはなかなかインパクトでかいです。
その他特殊効果関係はKNBエフェクツのカーツマン、ニコテロ、バーガーが3人揃って参加。
トッド・マスターズ、ダグ・ベズウィックなど、有名どころが揃っています。

ちなみにスペシャルサンクスに私の大好きなラッセル・マルケイ監督の名前があったのがうれしかったです!

世間の評価はさんざんですが、まだ未見の方がいるなら試しに見ても良いんじゃないかと思います。
もしもつまらなくても私は責任取りませんので悪しからず。。。

   

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2011/07/09(土) 12:26:00|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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