ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「2000人の狂人(マニアック2000)」 H.G.ルイス監督作品の中で一番のお気に入りです

2000人の狂人 (原題:2000 MANIACS!)
1964年アメリカ映画



ハーシェル・ゴードン・ルイスの中で一番好きな作品です。
                
車で旅行中の3組のカップルが通りかかったアメリカ南部の小さな町。
町民から熱烈な歓迎を受けた彼らは、町の記念祭の主賓としてしばらく滞在する事になる。
しかしこの町、南北戦争の時代に北軍によって大虐殺が起こったといういわくつきの町。
実は町民たちはみんな怨念を抱いた幽霊で、北部のナンバープレートを付けた車を選んでいたのだった。。。
                
町民達は恨みを晴らすべく旅人を順番に血祭りに上げていく訳ですが、復讐劇ですから陰湿でおどろおどろしい惨劇になりそうなもの。
ところがこの幽霊達はワイワイとお祭り騒ぎ。
自分たちの虐殺100周年記念祭の余興として嬉々と人を殺していくんです。
ステージに縛り付けられ助けて欲しいと懇願する被害者を囲み、ニタニタと笑みを浮かべながら殺人ショーを眺める町人たち。
バンドが演奏する陽気なカントリーミュージックをバックに、殺人祭りに沸き立つ町の異常な雰囲気にゾッとします。
                
殺しの方法も凄まじいです。
テーブル上に縛り付けた女性を斧で解体したり、四頭の馬にロープで両手両足を縛り付け、四方へ走らせて体を千切ったり、縛り付けた女性の上に巨大な岩石を落として潰したり、内側に無数の釘が突き出た樽に男性を入れて丘の斜面を転がしたりとやりたい放題。
内臓をこねくり回したり顔面を潰したりする他のH・G・ルイス作品と比べるとゴア描写はあっさりしていますが、殺害方法の酷さはルイス史上最悪です。
自分が死ぬところを笑顔の民衆に見つめられるなんて絶対に嫌ですよねえ。

いつもは低予算と技術の低さが仇(味?)となるルイス先生の作品。
この「2000人の狂人」についても、酷いカメラワーク、雑な編集、下手な演技などなどルイス映画のお約束全てが揃っているのですが、そんなマイナス要素を帳消しにする魅力があります。
ハーシェル・ゴードン・ルイス作品の中で一番万人にお勧めできる1本と言えるかもしれません。

それにしても、ドライブインシアター向けのゴミ映画として作られたこんな作品が、現代の日本で高画質のBlu-rayで見られるなんて幸せ過ぎますね~。

    
 



 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2012/07/13(金) 11:43:59|
  2. スプラッター
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