ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「ウォーム・ボディーズ」 イケメンゾンビの恋物語

「ウォーム・ボディーズ」
(原題:WARM BODIES)
2013年アメリカ/カナダ




恋するゾンビの物語です。
公開されると聞いたときに「これは面白そう!」と思ったのですが、この作品と同様に一人のゾンビを主役にした「コリン LOVE OF THE DEAD」があまりにつまらなく、またモンスター×恋愛を題材にした甘ったるい「トワイライト 初恋」が性に合わなかったことから、何となく見るのを先送りにしていた作品です。
ところが昨年見た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でニコラス・ホルトに一目惚れし、彼が「ウォーム・ボディーズ」の主役であると知って手に取りました。

名前が思い出せず自らをRと名乗るゾンビは、意思を持ち、話す能力も持っている。
普段は空港に放棄された旅客機の中で暮らしていたが、ある日、仲間のゾンビと共に食料=人間を探しに街へと出た。
そこで襲い掛かった若者の集団の中に、美しい女性、ジュリーを見つける。
一目で恋に落ちたRは、自分の傷から溢れた体液をジュリーの顔に塗り、死臭で生者の臭いを消してゾンビから守る。
ゾンビに襲われ仲間を失ったジュリーは、Rに言われるがまま、彼の寝床である飛行機の中へと身を隠す。
周囲のゾンビの興奮が収まるまでの数日間を共に狭い機内で過ごすうちに、最初は怯えていたジュリーも次第にRに心を許していく。
そして、停まっていたRの心臓が鼓動を打ち始めた。。。
楽しい時間を過ごす二人だったが、ジュリーは仲間が待つ防壁で囲まれた安全地帯へ帰ることを望んだ。
引き留めようとするRを振り払ってジュリーが飛行機を飛び出すと、あっという間に凶暴なゾンビ、ガイコツ軍団に囲まれてしまう。
万事休すかと思った時、Rの仲間であるゾンビのMが助けに現れた。
当初Mは、Rにジュリーを食えと言っていたものの、二人の関係に心を動かされ、空港からの脱出を仲間のゾンビと共に援助したのだった。
こうして空港から逃げ出した二人は、ジュリーの仲間が待つ町を目指して車を走らせた。
しかし、ジュリーのグループを襲撃した時、彼女の恋人をRが殺して食べたことを告白したため、彼女は落胆し、Rを残して去ってしまう。
一人になったRも仲間が待つ空港へ戻ろうと来た道を振り返ると、そこには仲間のゾンビたちが居た。
彼を追いかけてきたのは、ガイコツ軍団がジュリーを捕まえるためにこちらへ向かっている事を伝えるため。
仲間のゾンビたちも、恋するRの姿を見てるうちに心が蘇り、体に変化が起きていたのだった。
こうして仲間のゾンビの協力を得て、危険が迫る事をジュリーに伝えるべく街へと向かうR。
しかし街では、ジュリーの父親率いる武装集団がゾンビの接近を防ごうと待ち構えていた。。。

冒頭に書いたような心配は無用の、娯楽性の高いちゃんとしたゾンビ映画でした(笑)
だらだら歩くだけの「コリン~」とは違いテンポも良く、少女漫画のように甘ったるい「トワイライト 初恋」よりもピリッと辛口。
恋心や家族との記憶を思い出したゾンビが、次第に人間性を取り戻していく姿が新鮮。
愛がゾンビアポカリプスの特効薬、というのがファンタジックで面白かったです。
ユーモアのセンスも良く、ゾンビの中を突破するためジュリーにゾンビの真似をさせるシーンとか、「サンゲリア」のうじ虫ゾンビとRの顔を見比べるシーンなど、ゾンビファンには楽しいお遊びがありました。
監督のジョナサン・レヴィンは前作「50/50」こそ面白かったものの、その前の「マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生」ではかなりずっこけさせてくれたという前科がありました。
でもこの「ウォーム・ボディーズ」は、その前科を帳消しに出来るくらいのクオリティです。

R役のニコラス・ホルトは「マッドマックス」のキレまくったニュークスとは違い、静かにイケメンゾンビを好演しています。
色んな役ができそうで楽しみな俳優さんですね。(うぉっ!今調べたら「アバウト・ア・ボーイ」の子役が彼だったんですね!!)
ジュリーは清水崇監督「呪怨 パンデミック」に出てたテリーサ・パーマー。
ジュリーの友人ノラを演じているのは「ラブ・アゲイン」でも可愛かったアナリー・ティプトン。
そして作品をキリッと引き締めるのに一役買っているのは、ジュリーのパパ役、ジョン・マルコビッチ。
Rが食べちゃうジュリーの彼氏は、「127時間」のジェームズ・フランコの弟、デイブ・フランコ。

最後にMことマーカスが傘を差しだす女性、「フェリスはある朝突然に」や「レジェンド」のミア・サーラじゃないですか?
エンドクレジットに名前が無いので分からないのですが、当時はお気に入りの女優さんだったので多分見間違いではないはず。どうだろ?

グロは控え目なのでゾンビ映画が苦手と言う人でも楽しく見れると思います。
量産されるゾンビ映画にマンネリを感じているゾンビファンのみなさんにもお勧めです!

 


テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2016/02/10(水) 20:41:57|
  2. ゾンビ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「クリープショー」 北米盤Blu-rayをGET!

ずっと待ち続けているのに、全く発売の情報が聞こえてこない日本版「クリープショー」。
以前の日本版DVDは持っていますが、画質がとにかく酷い。
で、痺れを切らしてついに北米版Blu-rayを購入しちゃいました。
日本のamazonから購入可能で、新品が送料込みで¥1,520という激安です♪
注文から16日でアメリカから到着しました~。

パッケージはBlu-rayならではの青いプラケースですが、日本では見た事が無い薄くてペラペラなケース。
激安価格の理由はこれか?
でもディスクの方は死神のイラストが描かれたピクチャーディスクでした。

北米版のためリージョンAで、日本のプレイヤーでも問題なく再生可能です。
念のために言っておくと、日本語字幕、日本語吹き替えともにありません。
その代わり、英語字幕が出せるので、多少英語が分かる人ならいけると思います。
ちなみに自分は英語が喋れる訳ではありませんが、7割くらいは理解できたかな。
オムニバスですから、そんなに会話も複雑ではありませんし。
(VHSとDVDを何度も見てるので、セリフが記憶されちゃっている部分もありましたが)
音声はドルビーTrueHD2.0で、旧DVDの酷い仕様で見てた自分には十分満足できるレベルです。
映像に関しても鮮明で、特に気になる乱れなども無く、不満はありませんでした。
色彩の発色も良く、毒々しい照明効果も非常に美しく感じられました。
生涯見た中で間違いなくこれが最も奇麗な「クリープショー」です。

日本語じゃないというデメリットはありますが、ガサガサな映像の上に高額な旧日本語版DVDを買う位なら、絶対にこっちの方がお得だと思います。
1500円程度なら例え失敗しても痛くはないですし。
いつ出るか分からない日本語版Blu-ray「クリープショー」までの繋ぎとして、これから繰り返し楽しもうと思います!

【「クリープショー」の作品レビューはこちら】





テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2016/02/09(火) 19:13:27|
  2. ホラー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」 80'スラッシャー映画ファン必見の傑作コメディホラー!

「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」
(原題:THE FINAL GIRLS)
2015年アメリカ映画




ファイナル・ガールとは、80年代を中心に流行したスラッシャーホラーで、最後に生き残って殺人鬼にとどめを刺す女の子の事です。
「13日の金曜日」ならアリス、「13日の金曜日PART2」ならジニー、「13日の金曜日PART3」ならクリス、「13日の金曜日・完結編」ならトミー…は男の子なのでそのお姉ちゃんのトリッシュ…などがファイナル・ガール。
この作品は、ジェイソンのような殺人鬼が暴れ回るスラッシャーホラー映画の世界に迷い込んだ若者たちが、ファイナル・ガールになるために戦うというコメディホラーです。

事故死した母親が若い頃に出演した80年代のスラッシャーホラー「血まみれのキャンプ場」の上映会に、ゲストとして招待された娘のマックス。
しかし映画館が火事に見舞われ、逃げ場を失ったマックスとその友人たちは裏口から逃げるため、「血まみれのキャンプ場」が映写されるスクリーンを切り裂き、穴をくぐり抜けた。
ふと気が付くと、森の中に倒れているマックスたち。
状況が掴めない彼らの前に一台のVWバスが通りがかり、助手席の少女がキャンプ場への行き方を尋ねてきた。
それは「血まみれのキャンプ場」のオープニング場面と全く同じだった。
車に乗っているのは軽薄男のカート、頭の弱そうな少女ティナ。
彼らを軽くあしらって森からの脱出を試みるが、同じところを回るだけでいつまで経っても抜けられない。
しかも、決まった場所まで来ると必ず先ほどの車が現れ、ティナがキャンプ場への行き方を聞いてくる。
映画のストーリーが進むよう回答をしなければいつまでも森から抜けられないと悟ったマックスたちは、彼らの車に乗せてもらい、とりあえずキャンプ場まで向かう事にする。
車が走り出すと、3列目シートで眠っていたナンシーが目覚めて顔を出す。
彼女こそが亡くなったマックスの母、アマンダが演じたキャラクターだった。
母親との久々の再会に溢れそうになる涙を堪えるマックスだったが、彼女は「血まみれのキャンプ場」の登場人物であるナンシーのためマックスの事は知らない。
キャンプ場へ到着してから、自分が娘であることを隠したまま、本来映画の中では殺される役だったナンシーを救えないかと助言を与えるマックス。
その頃、森の中ではマスクの殺人鬼、ビリーの大量殺戮が始まっていた。。。

この映画、自分的に「どストライク」でした!
当ブログをご覧頂けるとお分かりかと思いますが、元々80年代の殺人鬼映画が大好物です。
そんな80'スラッシャー映画のあるあるネタやパロディが盛りだくさんの時点で楽しくない訳がない!
さらに笑いのセンスもなかなかで、単なるくだらないバカコメディではなく、ちゃんとしたストーリーの中に笑いが散りばめられています。
しっかりしたストーリーがあり、一つの作品としてもちゃんと見れるクオリティなので、見終わった後の満足感も高いです。
しかも、予想外に思いっきり泣けました…。
死んだお母さんとの再会、しかも出会えたのに他人を装わなければならない主人公の葛藤。
やばい、思い出しただけで涙が出てきた。。。

またキャスティングが素晴らしい。
主人公マックスを演じるのはタイッサ・ファーミガ。
あのヴェラ・ファーミガの妹だそうで確かに顔はそっくりなんですが、どう考えても年齢に違和感があります。
調べてみたら年齢差21歳ということなので「親子の間違いでは?」と思いましたが、本当に姉妹なんだそうです。
そのマックスと一緒に映画に飛び込む友人たちもこれから活躍しそうなスター予備軍が勢ぞろい。
どの子もいかにも現代に居そうな平均的な若者たちです。
対して「血まみれのキャンプ場」の出演者たちはもろに80年代顔しているのが対照的で面白い。
みんな80'スラッシャーの殺され役にぴったりの顔をしてます。もうそれだけで笑える。

ホラー映画は全般的に好きですが、中でもゾンビ映画と80'sスラッシャー映画は特に好きです。
初めて「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見た時、単なるパロディやコメディではなく、ゾンビ映画へのリスペクトを感じる素晴らしい作品だと感動しましたが、同様に「ファイナル・ガールズ」も80'sスラッシャー愛に満ちた作品だと思います。
この手の映画ファンとして、こんな素晴らしい映画を作ってくれたスタッフに感謝しまくりです。

ひとつ残念なのは、日本ではDVD発売のみという点です。
映像も結構凝っててきれいなので、是非Blu-rayでも発売して欲しい。
最初にレンタルして、結局DVDも買っちゃったけど、Blu-rayが出たら絶対に買い直します!
それくらいお気に入りの作品です!!
「13日の金曜日」「バーニング」などがお好きな方は必見の一本ですよっ!!!


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2016/02/04(木) 19:46:30|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「ウォーキング・ゾンビランド」 「ウォーキング・デッド」「ゾンビランド」を始めとするゾンビ映画のパロディ満載

「ウォーキング・ゾンビランド」
(原題:WALKING DECEASED)
2015年アメリカ映画




最近の人気ゾンビ映画「ウォーキング・デッド」「ゾンビランド」「ウォーム・ボディーズ」を題材にしたコメディ作品。

事故で昏睡状態に陥ったリンカーン保安官は、「29日後...」に病院で目覚めるが、眠っていた間に世界はゾンビで覆い尽くされていた。
自宅から姿を消した妻と息子を探して、妻の仕事場であるストリップクラブへ向かう。
そこで無事家族と再会するが、妻は保安官の目の前でストリッパーゾンビに噛まれ、息子クリスによって頭を撃ち抜かれる。
保安官は息子と共に、病院で出会ったシカゴと名乗るマッチョ&オタクのグリーン・ベイコンビが暮らしているというショッピングモールを目指す。
モールには他に、おもちゃのボーガンを離さないダーネル、ブルックリンとハーレムの姉妹が暮らしていた。
そのモールには、思考と会話能力を持つゾンビであるロミオが、一目惚れしたブルックリンを追って迫っていた。
ロミオの後を付いてきた無数のゾンビがモールに流れ込む混乱の中、保安官と息子、そしてロミオまでもが生存者グループに合流。
一行はゾンビが居ない安全地帯という噂の農場を目指してモールを出発する。。。

ゴアシーンは多くなく、特殊メイクも要所要所に散りばめた程度ですが、コメディと考えたらこれで十分かな。
でもこの作品の見所はグロではなく、様々なゾンビ映画からのパロディネタです。

リンカーン保安官は「ウォーキング・デッド」でアンドリュー・リンカーン演じる主人公のリック、息子のクリスはカールのパロディ。
リックの特徴ある喋り方や振る舞いを、ちょっとオーバーにコピーしてるのがまず大爆笑。
そして、息子クリスのことをなぜか「カール」と呼んでしまうというネタも「ウォーキング・デッド」ファンには堪りません。
あと「ウォーキング・デッド」のヒーロー的立ち位置であるダリルを茶化したダーネルのキャラは、シリーズのファンとしてはちょっとイラッとさせられます(汗)
マッチョ、オタク、姉妹のキャラクターは「ゾンビランド」、意思を持つ恋するゾンビは「ウォーム・ボディーズ」のR君ですね。
ゾンビ化したストリッパーは「ゾンビ・ストリッパーズ」、ストリップクラブの客として明らかに「ショーン・オブ・ザ・デッド」な二人組も登場。
主要キャラクターが集結するショッピングモールはジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」風、ロミオの名前を誰もがロメロと聞き間違えるのもゾンビファンには笑いのポイント。
死んだキャラクターがジェダイよろしく霊体化して登場したりもします。
他にも色々ゾンビ系パロディネタが仕込まれているので、探しながら見ると楽しめます。

ゾンビ映画ファンがパロディとして見ると笑えますが、ストーリーはくだらないし、笑いの質も高くないので、単なるコメディとして見たらキツイかも。
(でも冒頭のSNSネタと最後のオチは大爆笑!どちらも思いっきりコーヒー吹きました!!)

という事で、ゾンビファンにはお勧めの作品です!


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2016/02/04(木) 18:54:56|
  2. ゾンビ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

訪問者数

プロフィール

かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

最新記事

カテゴリ

未分類 (1)
ホラー (35)
ゾンビ (63)
スラッシャー(殺人鬼) (77)
スプラッター (24)
オカルト (58)
SF (24)
モンスター (25)
バイオレンス (6)
その他 (2)
ひとりごと (7)
ミステリー (1)
ダークファンタジー (2)
スリラー (1)

最新コメント

月別アーカイブ

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR