ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「マッド・ナース」 殺人鬼+ストーカー+バイセクシャルの怖い看護婦

「マッド・ナース」
(原題:NURSE 3D)
2013年アメリカ映画




まず、ポスターやパッケージがむちゃくちゃ格好いい!
これは所有したくなるパッケージですね。
本編もR18+なのでなかなかに刺激的です。

主人公のモンスター看護婦アビーは、やり手のナースとして評価される一方、バイセクシャルであり、浮気男に制裁を加える殺人鬼という裏の顔を持っていた。
勤める病院の新人看護婦ダニーに一目惚れしたアビーは、彼女の義父が母親以外の女性と不倫している事に悩んでいる事を知ると、義父を事故に見せかけて殺害する。
不実な義父が死ぬことでダニーが喜ぶと思ったアビーだったが、逆に彼女は悲しみに沈み、彼氏の部屋に転がり込んで同棲を初めてしまう。
嫉妬に狂ったアビーは、二人の仲を引き裂き、ダニーを陥れるために様々な嫌がらせを始める。
異常な行動に出るアビーについて調査を始めたダニーは、彼女が隠している秘密を知る。。。

天使の白衣が、実は殺人鬼で、ストーカーで、バイセクシャル。
この設定が最高に魅力的です。
ところが、アメリカの映画サイトなどを見ると評価はあまり高くありません。
でも製作はLIONS GATE社なので、一定以上のクオリティは保っています。
浮気男を成敗するナースが途中から単なるストーカーに成り下がってる点とか、アビーに嫌がらせされるダニーがなかなか反撃しない点とか、突っ込みたくなる部分はいくつかあります。
もっと設定を活かせば格段に面白いお話にできたと思いますが、それでもアメリカの映画ファンのあまりの低評価が信じられませんです。
個人的に低評価の原因は、イカレタナースという設定に抱く期待が余りに大きすぎた反動ではないかと推測しているのですが…どうでしょうね?

アビーを演じるパス・デ・ラ・ウエルタは、キツイ顔と柔らかな曲線を描くグラマーな体とのギャップが堪らんです。
日本人ウケしなそうな顔ですが、若干Mっ気のある自分はちょっと虐められてみたかったり(汗)←変態カミングアウト
脱ぎっぷりも良くて素晴らしいですね~。
マイケル・ジャクソン、レディ・ガガの衣装を手がけたというザルディ・ゴコがデザインした衣装も刺激的。
まあ看護婦の制服はちょっと露出度が高過ぎますが。。。

そんなアビーが惚れちゃうダニーを演じるのは「タッカーとデイル」「ピラニア・リターンズ」のカトリーナ・ボウデン。
まあ美人さんではありますが、パス・デ・ラ・ウエルタの存在感の前では霞んでしまうのも仕方のないところ。

アビーに切り刻まれるセクハラ医師、誰かと思えば「セント・エルモス・ファイヤー」「ブレックファスト・クラブ」等のブラットパックスター、ジャド・ネルソンじゃないですか。
言われなきゃ分からないくらい立派な「おっさん」になってますね。
「ファンダンゴ」や「ブルー・シティ」も懐かしいなあ。

あと、冒頭にちょこっと登場するどすの利いた声の看護婦さん、なんとキャスリーン・ターナー!
こちらもでっかいおばあちゃんになっちゃって。
「白いドレスの女」の色っぽいお姉さまの面影は微塵も感じられませんでした(号泣)

劇場公開時は3Dだったこともあり、こちらに向かって何かが飛んできたり、差し出されたりするようなシーンが多い。
でも国内版ソフトは2Dなので意味ありません。
別に3Dじゃなくてもいいや、と思ってる自分でも、こんな演出を見ると立体映像で見れないのがちょっと悔しくなります。

監督はシリーズ4作目の「ハイランダー 最終戦士」や「ザ・デイ」のダグラス・アーニオコスキー。

特殊メイクはメジャー作品で活躍している人たちが多数参加しています。
ゴアシーンはそれほど多くはありませんが、所々にインパクトのある場面が散りばめられています。
ちなみに、当初宅配レンタルで借りて見たのですが、なんと残酷なシーンにはボカシが入っていました。
レンタル版はそうする事でレイティングをR15+まで下げています。
例えば、アビーが医者の腕を電動ノコギリで切断する場面、画面の中のアビーの手元の部分だけボカシが入ります。あれじゃAVですよ。。。
で、パッケージを所有したい&ボカシなしで見たいと思い、結局Blu-rayを買って改めて見直しました。
絶対にセル版で見た方が楽しめますよ。

  


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2015/06/25(木) 23:41:39|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「最強ゾンビ・ハンター」 B級ゾンビ映画の醍醐味を知ってる方に(笑)

「最強ゾンビ・ハンター」
(原題:ZOMBIE HUNTER)
2013年アメリカ映画




アメリカでは劇場公開されずDVDのみで発売されたB級ゾンビコメディ作品です。
Wikipediaによると、クラウドファンディングで制作費を募って製作された模様。
ケビン・キング監督の経歴を見てみるとこの作品以前に携わった映画が皆無なので、ひょっとすると熱心なホラー映画ファンの彼が、資金を掻き集めて撮った作品ということなのでしょうか。
様々なホラー映画のパロディを無理矢理押し込んだような作りからもそんな気がしてなりません。
そんな作り手の熱意は評価したいところですがWikiではケチョンケチョンにこき下ろされておりますです。


蔓延したドラッグの副作用によりジャンキーがゾンビ化、人間は滅ぼされる寸前の世界が舞台。
荒野となった世界を、ゾンビを殺しながら愛車カマロでさまよう一匹狼のゾンビハンター。
彼は妻子をゾンビに殺され、その恨みからただひたすらゾンビを殺しまくっていた。
生存者は居ないと思われたが何者かに狙撃され、カマロはクラッシュ、気を失ったハンターは狙撃者に拉致られてしまう。
目覚めるとそこは数名の生存者が身を寄せるコミュニティ。
そこで暮らす者たちは、飛行機に乗り込んでゾンビのいない離島の楽園に行くことを夢見ていた。
傷を手当してもらったハンターは翌日カマロの元へ戻るが、ダメージが大きく走行不能である事が判明。
愛車から亡くした家族の写真を回収してコミュニティに戻る。
一人の女性と良い仲になったハンターだったが楽しい時間も束の間、建物内にゾンビが侵入、数名が命を落としてしまう。
そして生き残った者たちはトラックに乗って逃げ出す。
一行は飛行場を目指すが、道中立ち寄ったゴーストタウンでチェーンソーを振り回す男に襲われ、女性が一人切り刻まれてしまった。
残った者はどうにか飛行場に辿り着くが、パイロットがゾンビに殺されたうえ、ゾンビの大群に囲まれてしまう。
さらには巨大なミュータントと化したゾンビの爪がハンターの体を貫き、瀕死の怪我を負った。
最後に生き残った姉弟を逃がす為、ミュータントとゾンビ軍団を道連れにハンターはグレネードで自爆するのであった。。。


はっきり言って、B級映画ファンのみなさま向けの作品でございます(笑)
映画のそれなりのクオリティを求める方は手を出さないほうが無難です。

色々と狙ってやってるのは分かるんですが、中途半端なんですよねえ。
ロバート・ロドリゲス監督のグラインドハウス風な絵を狙ってるんでしょうが中途半端。
パロディ要素も「僕の好きな映画のネタを使ってみました♪」っていうヌルさを感じます。
ちなみにパロディのネタ元は「マッドマックス」「悪魔のいけにえ」「バイオハザード」「マチェーテ」など。
所々面白いと思う部分もあるので惜しいんですなー。

また脚本が粗い。
説明不足でよく分からなかった部分がたくさんありました。

・ハンターを狙撃した理由がよく分からない。
・なぜコミュニティにゾンビが侵入したのか描かれていない。
・ミュータント化した巨大ゾンビの正体が明らかにされない。
・チェーンソーを振り回す男(ゾンビ?)の正体も明らかにされない。
・ゾンビに噛まれて伝染するシーンが描かれていない。
・〇〇が自ら命を絶った理由が分からない。

前フリもなく唐突に事が進み、そのまま回収もせずに放置なんですよね。
種も撒かずに実がなって、収穫ぜずに枯らす。。。そんな感じ。

特殊メイクのクオリティにもバラつきがありましたねえ。
まずオープニングで登場するゾンビの出来が最悪。
アプライエンス(特殊メイクのマスク)が浮いててカパカパしてるのががっかり。
オープニングの掴みのシーンでこれはダメですね。
またゾンビのお食事シーンも、極太サラミのような硬そうな内臓で、グッチョグッチョした感じが皆無。
そしてCGも採用されているのですが、そのクオリティもまさに「絵」という感じでリアリティ無し。

あと、冒頭のカマロのクラッシュシーンなんて、派手に横転するのかと思ったら、途中でパタンと元通りの態勢で着地。
せっかくの派手なクラッシュシーンがえらく中途半端になってしまい、カマロも中途半端に壊され損。
こう言う所もすごく素人臭い。スタントマンが綿密に計算して行ったならもっと激しい見せ場になったんでしょうね。
ロールバーまで入れて固めてあったのにね。残念。

ただ、わざわざWikiでこきおろすほど酷くはなかったです。
これより酷いB級ゾンビ映画は山ほどあるし、十分見れるクオリティです。
今まで書いたマイナス評価部分もどれも致命的な欠点ではなく、惜しい、というレベル。
そして、自主制作に毛が生えた程度の作品としては画質もきれいで見やすい。
昔の低予算ホラーといったら16mmフィルムでザラザラの画質なんていうのもザラだったのに、いい時代になりましたね。
だけど、映像が鮮明過ぎてごまかしが効かないというデメリットもありますけどね。

宣伝はやたらと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「マチェーテ」のダニー・トレホが前に出ていますが、主役は彼ではないんですね。
主役のゾンビハンターを演じているのはマーティン・コッピング。
オーストラリア生まれの俳優で、生後3週間の時、リチャード・フランクリン監督の「パトリック(1978)」に出演したそうです。
また、名作「渚にて」のリメイク作品「エンド・オブ・ザ・ワールド」にも出ていたみたいです。…が、日本じゃ無名ですね。
その他キャストも無名。前述のWikiでは出演者の演技の酷さも書かれてましたので、ちょっと意地悪な目で演技を評価しながら見ると楽しい♪…かな(汗)

という訳で、「B級ホラーには多少のチープさが必要」と胸を張って言える方でないと拒絶反応を起こすかも(汗)
でもB級映画の楽しみ方を知ってる方なら十分楽しめると思います。
ちなみに、ダメな子ほどかわいいと思える自分は、色んな意味で楽しく見れました♪



テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2015/06/21(日) 01:54:32|
  2. ゾンビ
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「REC4 ワールドエンド」 人気シリーズ完結編は、1作目のヒロインが復帰!

「REC4 ワールドエンド」
(原題:REC4 APOCALYPSE)
2014年スペイン映画




ゾンビが出現したバルセロナのアパート内での惨劇を描いた2007年の「REC」1作目。
現場に居合わせたTVクルーの手持ちカメラで撮影されたという映像によって作り出される臨場感が、並のゾンビ映画には真似できない恐怖を味わわせてくれました。
続く2作目「REC2」では同じアパートに踏み込む警察特殊部隊が、同じく記録用ビデオカメラで撮った映像で事件の続きを見せてくれました。
3作目「REC3 ジェネシス」では、前作までのアパートの惨劇と同時刻のとある結婚式場に舞台を移し、前半は参列者持参のビデオカメラ映像で、中盤からはごく普通の三人称視点の映像で描きました。
2作目は1作目の手法を継承し、3作目は新機軸を盛り込んでリフレッシュを図っていましたが、徐々にパワーダウンした感は否めません。
ただ、1作目があまりに凄い映画だったのでそれも仕方のない事なのですが。

そんなシリーズの最新作が「REC4 ワールドエンド」
4作目にして完結するという触れ込みです。
主演は「REC」1作目で一目惚れしたマニュエラ・ヴェラスコちゃんが復帰しています♪

物語は2作目のラストシーンから始まり、マニュエラちゃん演じるTVレポーターのアンヘラがアパートから救出されます。
そして目覚めると、彼女は船の上にいます。
その船は医師が借り上げた洋上の研究施設で、アパートで発生したゾンビ騒ぎ唯一の生き残りであるアンヘラを感染者だと疑う医師が、研究材料として連れてきたのでした。
そして、アンヘラと共に回収されたビデオカメラを解析すると、感染源と言われるアパートの屋根裏部屋に潜んでいた少女から、口移しでアンヘラの体内に何かが潜り込むのが映されていた。
その何かを回収するために体を切り裂かれそうになったアンヘラは激しく抵抗した後に逃げ出し、船内を走り回る。
その頃、何者かが研究動物であるゾンビ猿を開放、襲われた乗組員が次々とゾンビ化していた。。。

この「REC」のゾンビ、感染といっても科学的な原因ではなく、悪魔に取り憑かれた少女をルーツとしています。
感染者に噛まれる事で悪魔の力が身体を支配して凶暴化する事が以前から判明しています。
オカルト的な理由というのが「REC」ならではの面白いところ。
ちなみ「ゾンビ」と書いていますが、一旦死んでから蘇ったのかどうかは不明。
息絶えるシーンは無いので正確にはゾンビではないのかもしれませんね。

先ほども書いたように、アパートの屋根裏の悪魔に取り憑かれた少女が原因だったのですが、今作ではその少女の中に巣食っていた悪魔?の正体が露わになります。
その正体は…でっかいイモムシのような虫でした。。。
少女の口からニュルニュル出てきて、アンヘラの口にまたニュルニュル入っていくのが気持ち悪かったです。
でも、悪魔という強大な悪を想像していたのに、この正体にはちょっとがっかりしました。
もうちょっと違う形は思いつかなかったのかなあ。。。
そして明らかになるのはその惨めな姿だけで、それが何なのか、どこから来たのかなどは一切明らかにされず。
完結編という割にはちょっと物足りなさを感じてしまいました。

ゾンビ(面倒だからこの呼び方で通します)は、ロメロや「ウォーキングデット」のようなユラユラ系ではなくパワフル系。
「28週後…」のように雄叫びを上げながら猛ダッシュです。
でも迫力で言ったらやはりPOV映像の方に分があり、「REC」「REC2」には遠く及ばない印象です。
また、今作のゾンビは完全に脇役で、メインの敵は医師とその周りを囲む武装した警備員など。
残念ながらゾンビの活躍シーンはあまり多くありませんでした。

監督はシリーズ1作目と2作目の監督を務め(どちらも共同)、3作目にもプロデューサーとして名を連ねるジャウマ・バラゲロ。
母国スペインをはじめ各国で高く評価されている監督さんです。
主演のマニュエラちゃんは、さすがに7年という年月を感じさせるものの、40歳手前にしては今でも十分かわいかったです。
でも1作目のように笑顔やおどけるようなシーンが少なかったのがファンとしてはちょっと残念。
またアンヘラのキャラにはちょっと違和感があって、家族を全員亡くしたおばあちゃんに冷たく当たるシーンとか要らなかったと思います。

総評としては、1作目から3作目まで順当にトーンダウンしてきた流れは、この4作目でも断ち切ることが出来なかったように思います。
見終わってみると何だかすべてが中途半端な印象で、見てる方は不完全燃焼気味です。
手持ちカメラのPOV映像をやめたなら、もうちょっと他の個性を出して欲しかったです。
人気シリーズの冠を外したら、ただのよくあるB級ゾンビ映画に埋もれてしまいかねません。
「REC」生みの親であるバラゲロ監督が蘇らせてくれると期待してたんですが…
…とか厳しい事を書きながらも、既に3回見ましたけど(笑)

シリーズのファンとしてはこのまま終わってしまうのは寂しいですが、今作のラストシーンを見る限り、5作目を作ったらオカルト海洋パニックという訳の分からん作品になっちゃいそう。
なので間違っても新作は作らないで欲しい。。。

  


テーマ:ゾンビ映画 - ジャンル:映画

  1. 2015/06/17(水) 01:06:09|
  2. ゾンビ
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「キャビン」 こんな切り口のホラー映画見た事ない!お勧めです!!

「キャビン」
(原題:CABIN IN THE WOODS)
2012年アメリカ映画




奥深い森の中の山小屋で、若者が何者かに次々と殺されていくありがちなホラーです。途中までは。
ホラー映画の王道的シチュエーションで物語が展開していくのですが、それとは別の伏線が同時進行していき、その二つの流れが後半で一つに交わる時に大変な事が起きます。
今までに無い視点での展開がとにかく新鮮!
「13日の金曜日」をはじめとするスラッシャーホラーや、「死霊のはらわた」などのスプラッター映画に詳しい人ほど、この意外な視点に共感し、楽しむ事が出来ます!!
ホラー映画ファンが喜ぶようなパロディ要素もあるのですが、単なるパロディ映画ではなく、B級ホラー映画そのものを裏側から覗き見するような仕掛けに、私は終始笑みが止まりませんでした♪

5人組の高校生グループがキャンピングカー(「悪魔の追跡」風)に乗り込み、森の小屋(「死霊のはらわた」風)へと出発します。
こんな具合にホラー映画の定番パターンの再現をちょいちょい挟み込みつつ展開するので、ホラーファンは気が抜けません。
女子メンバーは、清楚な処女と、奔放なセクシー美女の2人、男子はマッチョのイケメン、浮いた存在の変人ジャンキー、普通の好青年の3人。
このメンバー構成が既にB級ホラーあるある状態。

この辺りは見慣れたホラー映画の導入部分なのですが、その彼らの動向を密かに監視する謎の男が居ます。
しかも殺人鬼や悪霊といったホラー映画的な男ではなく、諜報部員のような雰囲気の男です。
無線機で高校生たちが小屋へ向けて出発した事を伝えた先は、どこかの秘密組織の地下施設。
そこでは白衣を着た技術者たちが、隠しカメラで撮影された高校生たちの様子を多数のモニターで監視しています。
その組織は、「古代の神」の怒りを鎮めるため、小屋で若者たちを死に至らしめる事を目的としている集団。
若者たちが宿泊する小屋は、組織により様々な仕掛けが隠されており、それらは遠隔操作でコントロールする事が可能。

怪しいガソリンスタンドに立ち寄りつつ、目的地の小屋に着いた若者たちは、まず湖で水浴びに興じ、そして夜になれば小屋でパーティを開く。まさにB級ホラーの定番パターン(笑)
乱痴気騒ぎが盛り上がって来た時、地下室へ通じる階段の扉が開けられ、組織に導かれているとは知らない若者たちは地下室へと降りてゆく。
そこには、どこかのホラー映画で見たような怪しいアイテムが多数置かれている。
その中から一冊の本を手に取り、書かれた呪文を読み上げると、小屋の周りの地中から死者が這い出てきた。
そして若者たちが襲われる訳なのですが、B級ホラー映画の定石に反した動きをしようとすると、組織の仕掛けにより死亡フラグが立ちそうな行動へと仕向けられます。
例えば、単独行動、エッチ etc. ホラー映画でやったら殺されるパターンを選ばされてしまう訳です。

そして「古代の神」が望む形として、「処女が生き残る」パターンを作るべく組織が手を尽くすのですが、さっさと殺されたと思われたジャンキー少年がちゃっかり生き残っており、処女とゾンビの対決場面に現れた事で予想外の展開に。
この少年、森の中で地下に下りる謎のエレベーターを発見しちゃいます。
なんとこれが組織の施設へと繋がる秘密の入り口だったんです。
処女とジャンキーが施設に侵入すると組織の警備員に殺されそうになりますが、そこには様々なモンスターや霊などが閉じ込められており、それらを一気に解放した事で地下施設は地獄絵図と化します。
混乱の中、施設内を逃げ惑っているうちに、壁画に囲まれた不思議な部屋に辿り着きます。
その部屋こそ、「古代の神」を鎮める儀式を行う場所だったのです。
そこに施設の館長(なんとシガーニー・ウィーバー!)が登場し、世界を守るためにはジャンキー少年が死に、処女が生き残る必要があると言われますが、館長を倒して二人とも生き残ります。
すると、突如地面が吹き飛び、怒り狂った「古代の神」が地中より現れ、全てを破壊し。。。。

この組織の活動は世界中で行われており、日本もその中のひとつ。
日本ではJホラーのような恐怖演出が実行されていました。
その他の国でもどこかで見た事があるようなホラーな展開が映し出されます。

地下に閉じ込められていた化け物たちは、被害者たちが選択した展開に合わせ、それぞれがプロジェクトに引っ張り出されます。
このアメリカの小屋では、たまたま読み上げた呪文がゾンビ復活の言葉だったので、ストックされているモンスターの中からゾンビが使われたんですね。
この組織がホラーキャラクターを一括管理しているというのが面白いです。
「ヘルレイザー」の魔導士に似ているキャラクターなど、他のモンスターたちの顔触れもバラエティに富んでて楽しいですよ。

清純少女を演じるのはバリー・レヴィンソンの「ザ・ベイ」にも出ていたクリステン・コノリー。日本人ウケしそうな美人女優さんです。
イケメンマッチョは「マイティ・ソー」「レッド・ドーン」のクリス・ヘムズワース。
ジャンキー少年はM・ナイト・シャマランの「ヴィレッジ」などに出ているフラン・クランツ。
監督は「クローバーフィールド」「ワールドウォーZ」の脚本を担当していたドリュー・ゴダード。
脚本はドリュー・ゴダード監督と、「アベンジャーズ」の監督/脚本のジョス・ウィードンの共作です。
特殊メイクは大勢関わっていますが、有名どころではデヴィッド・リロイ・アンダーソンがいます。あの「エルム街の~」のナンシー役ヘザー・ランゲンカンプの旦那さん。
そしてそのヘザー・ランゲンカンプも特殊メイクアーティストとして参加しています。

最初に見た時は【なぜホラー映画の定番パターンを再現する必要があったのか?】という疑問があったんです。
生贄が必要ならただ殺せばいいじゃないかと思いました。
そして【「古代の神」の正体】も有耶無耶でした。
でも二回目に見て分かりました♪
「古代の神」ってホラー映画ファンの化身なんですね!
アメリカの劇場でホラー映画を見ると分かるんですが、あちらの観客、定番パターンで殺されるとなぜか喜ぶんです。
エッチして美味しい思いした直後のイケメンが殺されたりすると拍手喝采(笑)
逆に、美女が殺されてむさ苦しい男が生き残ったりすると猛烈なブーイング(爆)
お決まりパターンじゃないと喜ばないアホな観客が「古代の神」な訳です。
「毎回毎回同じ事で喜んでるお前らはバカか!」という制作者サイドからの痛烈な皮肉が込められてるように感じました。
ホラーファン(観客)を化け物扱いとはなかなかやってくれます(笑)
自分も「13日の金曜日」を初めとする似たようなホラー映画が大好きな「古代の神」です。
だって、定石をひっくり返した「新・13日の金曜日」あたりは許せなかったですから。
ホラー映画ファンの事をよく理解してる製作者ですねぇ。ある意味感心しました。

そんな訳で、ちょっと自虐的なB級ホラー映画ファンには堪らない作品です。
その辺りが理解できない人には、仕掛けは面白いけどよく分からん…程度の評価になるのかもしれません。
とりあえず、世のホラー映画ファンの方は見ておくべき一本だと思います!!

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2015/06/05(金) 19:28:32|
  2. ホラー
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プロフィール

かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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