ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「イノセント・ブラッド」 奇才ジョン・ランディスの吸血鬼映画

イノセント・ブラッド
(原題:Innocent Blood)
1992年アメリカ映画




奇才ジョン・ランディスの監督作品。
70年代後半から80年代前半、将来有望の若手監督と言われていたジョン・ランディスでしたが、1983年、映画版「トワイライトゾーン」撮影中に発生したヘリコプター墜落事故により、主演のビッグ・モローと子役2人が亡くなるという悲劇に見舞われます。
監督として責任を問われたランディスでしたが、広い交友関係を持つ彼に映画界から数々の救いの手が差し伸べられ、その後も映画製作を続けています。
しかし残念な事にこの死亡事故は映像作家ランディスの作風に大きな影響を残します。
それまでの風刺の利いた作風や独特のブラックユーモアが影を潜め、どことなく影を感じさせる作品を撮るようになってしまいました。

この「イノセント・ブラッド」は1992年にランディスが発表した、名作「狼男アメリカン」以来のホラーコメディ
狼男に続いて取り上げるのは吸血鬼です。

現代のピッツバーグに暮らす女吸血鬼のマリー。
襲うのはギャングのみで、血を吸った後は吸血鬼として蘇らぬようショットガンで止めを刺します。
ギャングのドンであるサルに狙いを定めたマリーは、招待された豪邸で彼に襲い掛かります。
首筋を噛みちぎられ瀕死のサルは銃でマリーの腹を撃つも、力尽き息絶えてしまいます。
そこへ銃声を聞きつけたサルの手下が現れたため、マリーはサルに止めを刺す事ができずにその場を立ち去ります。
一方、遺体安置所へ運ばれたサルは吸血鬼として息を吹き返し、仲間の元へ戻ってゆく。
そして手下たちを次々と毒牙にかけ、吸血鬼軍団を組織。
こうして、マリー、サル、ギャングの手下、そして刑事のジョーも加わり、吸血鬼VS人間のドタバタ対決が始まります。

マリーはリュック・ベッソンの「ニキータ」で女殺し屋を演じたアンヌ・パリロー
サルは「ビッグ」で優しい社長を演じたロバート・ロジアです。
ギャングの顧問弁護士は、往年のコメディアンであり、近年は「トイストーリー」で声優としても活躍しているドン・リックルス。

そんな主要キャスト以上に気になるのが、ジョン・ランディス作品恒例、有名人のカメオ出演シーンです。
まず、死体安置所の解剖医はフランク・オズ。思いっきりヨーダの声で喋ってます。
精肉工場の職員は「死霊のはらわた」「スパイダーマン」のサム・ライミ監督。
救急隊員は「サスペリア」のダリオ・アルジェント監督。
パパラッチ役は「ゾンビ」等の特殊メイク&俳優で有名なトム・サビーニ。
絶叫する看護婦は「バタリアン」のパンク姉ちゃんを始めホラー映画ばかりに出ているリネア・クイグリー。
チャズ・パルミンテリやアンジェラ・バセットもカメオ出演なのかな!?
ランディスと仲が良かったと言われている「ゴールデン・チャイルド」「フレッチ」等の監督マイケル・リッチーも出てます。
みんなチョイ役ですし、アルジェントなんてワンシーンだけですが、それでもこの顔触れを見ているだけで楽しいです!

特殊メイクはスティーブ・ジョンソンらが担当。
腹を開かれた遺体が並ぶ死体安置所や、日の光を浴びて溶けてゆくヴァンパイアなど、程よく刺激的な場面を織り込んでいます。

あまり物語のテンポは良くなく、ちょっとダレた印象を残します。
またホラーコメディとはいえ、日本人にとって分かりやすい笑いではないかもしれません。
でも後からクスクスとこみ上げてくるような笑いのセンスを理解できる人にはたまらないテイストです。
「ブルースブラザース」や「狼男アメリカン」ほどの突き抜けた物は感じられませんが、ジョン・ランディス節は十分に味わえる「イノセント・ブラッド」。
でもやはりファンとしては、往年の勢いを取り戻したジョン・ランディスももう一度見てみたいですね!


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2014/05/21(水) 20:23:21|
  2. モンスター
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「サスペリアPART2」 ダリオ・アルジェント監督の傑作ジャーロ

サスペリアPART2
(原題:PROFONDO ROSSO)
1975年イタリア映画




ダリオ・アルジェント監督のファンが口を揃えて最高傑作と評価するのがこの「サスペリアPART2」。
最初に知らなければならないのが1977年制作の「サスペリア」との関係。
あたかもその続編のような邦題が冠せられていますが、実は「サスペリア」とは全く無関係。
サスペリア」のヒットで味を占めた日本の配給会社が、その前年にアルジェントが製作し、日本では未公開のままだった「Profondo rosso」という作品に勝手に付けた邦題が「サスペリアPART2」。
「サスペリア」のヒットに便乗した酷い邦題です。
しかも1作目よりも前に作られた2作目ってどういうこっちゃ。

そんな適当な配給会社の仕事っぷりはさておき、世間の評判通りアルジェントの映像センスが炸裂しまくっている「サスペリアPART2」。
広角で人物の表情が見えないほど引いて見せたかと思えば、置いたアイテムを接写してみたり。
カメラを生き物のように自由に動き回らせたりと、その撮り方を見ているだけでも楽しい。
これを見るとダリオ・アルジェントが天才という事がよく分かります。最近はちょっと元気がありませんが。
ちなみにヒロインを演じるのはアルジェントの奥さん、ダリア・ニコロディ。
彼女はこの作品が一番キュートですね~。

音楽は以降のアルジェント作品で欠かせない存在となるゴブリンが担当しています。
彼らの音楽はその後存在感を増していき、映画を置き去りにして一人歩きしている作品も見られるようになります。
この「サスペリアPART2」もゴブリンらしい格好いい存在感ある音楽を聞かせてくれますが、前に出過ぎず、ばっちり映画を盛り上げています。
個人的には映画音楽としてはこれくらい控え目(?)な方がまとまりがあって好ましく感じますね。
ま、大袈裟すぎるゴブリン節も好きなんですけどね~。

ストーリーは、殺人事件現場に居合わせた事で嫌疑をかけられたピアニストが真犯人を探すサスペンス
そう、「サスペリア」のようなオカルト映画ではないんです。
殺された霊能者、幽霊屋敷について書かれた本、本の著者の殺害、霊能者を研究していた教授の殺害、幽霊屋敷へ潜入、隠された秘密の発見、幽霊屋敷炎上、真相が隠された小学校へ侵入、犯人登場、謎解き、真犯人登場、…The end。ってな流れです。こんなざっくりした説明でも面白いですよね。
また不気味な絵画、壁画、人形、鏡、レザーの手袋などなど、色々な小道具が効果的に使われてるのも印象的です。
中でもとりわけ不気味なアイテムがゼンマイ仕掛けの人形。
犯人はあんな物をどこから持ってきたのか知りませんが、迫って来る姿は夢に見そうです。

サスペンスとはいえ、サディスティックでねちっこい殺しの場面はばっちり描かれています。
割れたガラスに首を突き刺す、熱湯に顔面を浸ける、暖炉や机に歯を打ち付ける、ナイフを肌に突き立てる、車に引き摺られた上に顔面轢死、首に食い込む鎖。。。
特殊効果のスタッフにはアカデミー賞受賞者カルロ・ランバルディの名前もあります。
ホラーとしては残酷描写は弱めですが、サスペンス映画としてはきつめ。さすがジャーロです。

この映画、昔テレビで見た時の方がインパクトがありました。
なぜかと言いますと、画質が向上したDVDで見ると、映像の中に仕込まれた落ちの部分が、冒頭の時点で鮮明に見えてしまうんです。
そこに隠れキャラが仕込まれていると知っていたとはいえ、あまりに見えすぎちゃってて興醒めです。
作品に罪は無いんですが、技術の進歩というのはこんなマイナス面を生じさせちゃうんですねえ。
(ソフトの画質が悪けりゃ文句を言うくせに、画質が良くても文句を言う。ソフトメーカーさんごめんなさい。)

そんな難癖を付けてはみましたが、この作品は間違いなく名作です。
繰り返し見直す度に伏線が繋がり、新たな発見がある。
近年のダリオ・アルジェント作品を見てがっかりした人も、「サスペリアPART2」を見れば彼を見直すはず。
未見の方は是非お試しあれっ!

  

テーマ:サスペンス・ミステリー - ジャンル:映画

  1. 2014/05/16(金) 18:39:54|
  2. ホラー
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「八仙飯店之人肉饅頭」 香港が放った鬼畜映画

八仙飯店之人肉饅頭
(原題:八仙飯店之人肉叉焼包)
1993年香港映画



究極の鬼畜映画です。
黒い太陽731」と並ぶ香港映画の暗部。
よくここまで非人道的な映画を作ったなあと思います。
しかも実際にマカオで起こった事件をベースにしているという事で一層萎えさせてくれます。。。

1978年の香港。借金を断られた事で逆上した男は相手を殺害、身分を偽りマカオへと逃亡する。
1986年のマカオ。ウォンと名乗っている男は、八仙飯店の店主、チェンを殺し、店を乗っ取って経営していた。
ウォンは店を手放して金に換えようとするが、店の権利書にチェンのサインが無いため売却できないでいた。
金に困ったウォンは、イカサマ麻雀で仲間から金を巻き上げていた。
雇っている店員の男が自分のイカサマを見抜いたと知った途端、男を滅多打ちにして撲殺。
遺体を切り刻み、ミンチにして肉まんに詰めて販売した。
その頃マカオの海岸には切断された腕が打ち上げられていた。
警察による調査の結果、その腕は前店主チェンの母親の物と判明した。
疑いを掛けられたウォンの元へ警察が聞き取り調査に訪れる。
刑事の質問に対してウェイトレスが不利な証言をしかけたと知ったウォンは、閉店後、彼女を暴行し殺害。
前店主一家の失踪が明らかになり、また相次ぐ従業員の失踪からウォンに疑いをかけた警察が、本格的に調査に乗り出す。
チェン一家が国外に滞在していると嘘をついたウォンは、一家のパスポートなどを廃棄、隠滅しようとした。
しかし、ゴミの中から刑事たちが拾い上げ、重要な証拠として回収される。
国外へ逃亡しようとしていたウォンは、出発直前に逮捕される。
取り調べ中の暴行をマスコミにばらしたウォンは刑事たちの怒りを買い、チェンの弟ブーンが服役する刑務所へ送り込まれる。
兄殺しの犯人であるとされるウォンに対し、ブーンとその仲間が激しい暴行を加える。
追い詰められたウォンは、自分の手首を噛み切って自殺を図る。
瀕死のウォンが担ぎ込まれた病院へ、1978年の殺人事件の犯人として香港警察が引き渡しを求めてやって来る。
証拠を持っているという香港警察に対し、明確な証拠を手に入れていないマカオ警察は、手柄を横取りされるという焦りから、ウォンに拷問を加えて証言を引き出そうとする。
暴行により追い詰められたウォンは、ついに幼児5人を含むチェン一家8人殺害について語り始める。。。

ウォンを演じるのは「インファナル・アフェア」シリーズでウォン警視を演じたアンソニー・ウォン
インファナル・アフェア」で見せた優しく頼れる上司像とはうって変わって、「八仙飯店之人肉饅頭」では残忍で姑息な殺人犯を演じています。
ずっと苦虫を噛み潰したようなウォン警視も格好いいですが、常軌を逸した八仙飯店のウォンの演技には圧倒されます。演技派ですねえ。

前半は男性店員の解体シーンが見せ場。
遺体を切り刻む手元は見せず、バストアップでアンソニー・ウォンの表情を見せます。この表情がまた恐ろしい。
暫く画面の外で手を動かしたかと思うと、切り刻んだ内臓や肉を持ち上げる。
直接的描写はありませんが十分衝撃的。

中盤では女性従業員を襲いますが、このシーンも直視が辛いほどの残虐非道ぶり。
だって束ねた割り箸を………書けない。。。

後半ではウォンを自供させるために刑事が行う拷問が酷い。
背中に水を注射して水膨れを作り、横になれないようにするなんていう発想が病んでます。
マカオ警察の刑事たちは、良き時代の香港映画のように終始コミカル。
陰惨なこの映画の中で不謹慎なまでに面白おかしく振舞う彼らが一番胸糞が悪いです。
(コミカル演技は必要だったのかなあ。)

そして最大、最悪の見どころがラスト、ウォンが回想する一家殺害シーン。
あそこまで見せる必要は無かったんじゃないか、というのが初めて見た時からずっと感じている印象。
幼児の喉を次々切り裂き、巨大な肉切り包丁で首を切断。
ホラー映画が好きで残酷描写にもある程度耐性があるつもりですがそういう問題じゃない。
子供を手に掛ける場面は、人道的に許されない領域にまで踏み込んじゃっている。
人として見たくない映像であり、そして絶対に子供には見せてはいけない映像です。

怖い映画は大好きだけど、これはナシ。
多分もう二度と見ないと思います。
しかし残念な事にDVD持ってるんですよね。。。

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2014/05/14(水) 17:09:48|
  2. ホラー
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H・R・ギーガーとコンベックス社長(?)死す

ホラー映画ファンに馴染みのある二人の有名人の訃報が相次いで報じられました。

まずはスイスの画家で、その独特の感性で映画界にも貢献したH・R・ギーガー
昔、紀伊国屋書店の洋書コーナーでギーガーの作品集「ネクロノミコン」を衝動買いした事があります。
有機物を無機質に描くという世界観はグロテスクである反面、神々しくもあり、見ていると吸い込まれそうになる不思議な魅力があります。
映画の世界ではやはり、リドリー・スコット監督「エイリアン」に登場する宇宙生物を始めとするデザインが有名ですね。
アカデミー賞でもしっかり評価され、1979年の視覚効果賞を受賞しています。
ちなみに大ヒットしたジェームズ・キャメロンの「エイリアン2」の生物は、スタン・ウィンストンによるギーガーデザインのアレンジ版。
あちらも格好良かったですが、ギーガーデザインが持っていた独特の雰囲気は薄らいでしまったように思います。
色々な映画にデザインやアート面で参加していましたが、「エイリアン」以外で独特のセンスを表現できていたのは「スピーシーズ」くらいですね。
「ポルターガイスト2」なんてギーガーの原画がポスターになっていましたが、映画の中では全く活かされていませんでした。
もっと酷いのは、「悪魔のいけにえ」でヒッチハイカーを演じていたエドウィン・ニール主演の「フューチャー・キル」。
こちらもギーガーの絵が大々的にポスターに使われていましたが、内容は「ターミネーター」の二番煎じのB級SF。
ギーガーの絵で見ると格好いいダークヒーローも、映像化されるととんでもなく貧相なのはガッカリでした。
そんなギーガーさん、亡くなった原因は転落による事故死だそう。
高齢とはいえ、芸術家で74歳ならまだまだ創作活動は出来たのでは…なんて考えるととても残念です。



もう一人は、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品でよく見かけた俳優レス・カールソンです。
ヴィデオドローム」の仕掛け人、メガネ屋のバリー・コンベックスの印象が強いですね。
リック・ベイカーに頭蓋骨を割られ、腹を引き裂かれ、脳味噌と内臓まみれにされたあの人です。
ちょい役で「デッドゾーン」「ザ・フライ」にも出てました。
脇役なのに一度見たら忘れられない個性的な風貌の俳優さんでしたね。



このお二人がそれぞれ携わってきた映画は大好きで、昔から何度も見てきた作品なので寂しいです。

R.I.P. H.R. Giger & Les Carlson

   
   
   
  

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2014/05/14(水) 13:03:45|
  2. ホラー
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「嗜肉の愛 ビヨンド・ザ・ダークネス」 エロ・グロ満載アングラホラー

嗜肉の愛 ビヨンド・ザ・ダークネス
(原題:BUIO OMEGA)
イタリア1978年度作品




イタリア映画界が誇る迷監督、ジョー・ダマートの作品。
支離滅裂な作品しか撮れない監督かと思いきや、これに関しては意外とまともです。
ただ、それは映画の作りに関してで、中で行われる行為は完全に変態。

主人公はフランシスコという富豪の青年。
悪趣味ホラーの主人公としては無駄に美形ですが、動物の死体を集めるというネクロフィリアであります。
彼には結婚を間近に控えた美人の婚約者アンナがいたが、屋敷に住み込む家政婦アイリスにも思いを寄せていた。
アイリスはフランシスコの財産を手に入れる為、邪魔者のアンナに呪いをかけて殺してしまう。
悲しみに暮れるフランシスコは、動物の死体収集で得た知識を基に、アンナの遺体を剥製にするため遺体を掘り起こす。
そしてアンナをバンの荷台に乗せて自宅へ向かっているとタイヤがパンク。
修理している間にヒッチハイカーの女が助手席に乗り込んできてしまったため、仕方なく乗せたまま走り出す。
屋敷に着く頃にはヒッチハイカーは眠ってしまったため、車内に寝かせたままアンナの遺体を地下室へ運び込んだ。
アンナの遺体から内臓を抜き取ったフランシスコは、愛おしそうに心臓にキスしてから貪り付いた。
その姿を目覚めたヒッチハイカーに目撃されてしまい騒がれたため、とりあえずペンチで爪を引っぺがしてから絞殺。
遺体は家政婦アイリスの協力で酸によって溶かされ、庭に埋めて隠蔽された。
ヒッチハイカーの乱入騒ぎはあったものの、無事剥製にされたアンナはフランシスコのベッドに寝かされ、共に暮らす事になる。
しかし目を見開き横たわるだけの婚約者では満足できないフランシスコは、若い女を自宅に連れ込んでは毒牙にかけた。
女性を殺す度に証拠隠滅に協力してくれたアイリスに対し、今まで以上の愛情を感じたフランシスコは彼女の求婚を受け入れる。
近親者を集めて結婚パーティを開いた直後、屋敷にアンナに瓜二つの双子の妹、エレナが訪ねてくる。。。

エログロ、ユーモアと狂気が絶妙に絡み合ってるのがこの作品のポイントだと思います。
アンナの遺体を眺めるフランシスコの股間をアイリスが弄り始め、フランシスコが恍惚の表情を浮かべるなんて相当ヤバイ。
若い女を寝室に連れ込み、事の最中に隣のベッドに被されたシーツを剥いで、現れたアンナの顔を眺めるなんてのも狂ってます。
遺体を切り刻んだ後にカレーを汚らしく豪快に食べる家政婦を見て、フランシスコが気分を悪くして吐いちゃう場面なんかはなかなか笑えます。

特殊メイクは非常に良く出来ています。
まずアンナの遺体を剥製にする場面では、メスが皮膚を切り裂き、腹部から腸を引きずり出すシーンがリアル。
脳味噌を吸い出すためのノズルを鼻に差し込む場面も本当にやっているかのように見えます。
ヒッチハイカーの解体、ジョギング美女の喉笛噛みちぎりと、グロシーンの見どころも多数。

音楽は「ゾンビ」と同じくイタリアのプログレバンド、ゴブリンが担当。
やはりイタリアンホラーといえばゴブリンですな~♪

ジョー・ダマートの他の作品を知っている人や、世間の評判を聞いた事のある人が見たら、絶対に「な~んだ、まともな映画作れるんじゃん。」と思うはず。
扱ってるテーマはとことんえげつないですが、作品としては十分見れるクオリティです。
ただ残念な事に日本ではDVD化されていない模様。自分も昔中古で手に入れたVHSで見てます。
日本語版DVDが出たら、食いつくマニアは結構いると思うんだけどなあ。

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2014/05/09(金) 17:55:15|
  2. ホラー
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プロフィール

かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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