ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「コリン LOVE OF THE DEAD」 アイデア勝負の超低予算ゾンビムービー!

コリン LOVE OF THE DEAD
(原題:COLIN)
2008年イギリス映画




45ポンドという破格の低予算で制作されたゾンビ映画。
ここまで低予算になると最早インディーズ以下ですね。

お金は掛かっていませんがアイデアは独創的です。
ゾンビに噛まれた青年が蘇り、本能のままに街中をうろついては人に噛み付く様子を追っていきます。
普通のゾンビ映画は生き残った人間達が主人公であり、ゾンビはその他大勢という扱い。
ゾンビ個人に着目して描いたゾンビ映画はこれが初ではないでしょうか。

腕を噛まれながらもどうにか自分の部屋に辿り着いたコリン。
傷の手当をしていると友人がゾンビとなって現れ、乱闘の末に倒すものの、コリンは首も噛まれ息絶えてしまう。
数時間後、生き返った彼は街へと彷徨い出る。
人間に襲撃されそうになるが、そこへ助けに入ったのは彼の姉だった。
姉のおかげで助かった(?)コリンだったが、その姉の腕に噛み付いてしまった。
ゴタゴタの中、また一人で混乱の街中を歩き始めたコリン。
彼は生前の僅かな記憶に突き動かされてある場所へ向かっていたのだった。。。

コリンを噛むのは恋人と友人。
コリンの姉は弟に噛まれてしまいます。
ゾンビになった愛する者へのためらいが自らを最悪の状況に追い込んでいくようです。
自分も身内がゾンビになった場合、すぐにとどめは刺せずに噛まれてしまうクチかも。
だからこの辺りの展開は非常に切なかったです。

究極の低予算だから特殊メイクがショボイのは仕方ないところ。
いや、むしろ意外だったのは内臓を引きずり出すシーンなどが用意されていたところ。
お金が無いなりに頑張ったんですね。

見てて一番気になったのは映像の見にくさ。
パニック状態の場面になるとカメラをブンブン振り回すように画像をぶれさせます。
映像を見づらくすることでしょぼさを隠したかったのかもしれませんが、何が行われているかを判断する事ができないほど映像が乱れて訳が分からない部分がありました。
また地下室の場面でも映像が暗すぎて何が起こったのがを理解する事ができませんでした。

あと、新人クリエイターだから多めに見たいとは思いますが、演出に不自然さを感じる部分も多かったです。
ゾンビで埋め尽くされた部屋に数名の人間が押し込まれ、ろくな武器も持たないのに延々と生き長らえたり。
特殊効果などで見せ場を作れない分、演出面など基本的な部分をきっちり抑えてればもっと高評価でした。

前評判を聞いて過剰に期待して見ると裏切られた気分になるかもしれませんが、たった45ポンドで作られた映画だという事を念頭に置いて見れば「よく頑張った!」と褒めたくなるような映画です!

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/02/22(金) 18:49:33|
  2. ゾンビ
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「REC3 ジェネシス」 大勢の参列者が居る結婚式場へ舞台を移した3作目!

REC3 ジェネシス
(原題:REC3 GENESIS)
2012年スペイン映画




大好きな「REC」シリーズの3作目です。
今回は残念ながら前2作に登場したマニュエラ・ヴェラスコちゃんは出ていません。
舞台も前作までの古びたアパートではなく、前作と同時刻のとある結婚式場。

新郎コルドと新婦クララの結婚パーティが行われている会場。
身内や友人が一同に集まって幸せ絶頂のパーティを、例の如く、参加者のホームビデオが記録していきます。
今回は素人のハンディカムに加え、ステディカムを持ったプロカメラマンも参戦。
ハイクオリティなPOV(一人称)視点に期待が高まります。

披露宴には手に噛み傷を負った叔父さんも参加していました。
案の定、叔父さんは途中でゾンビ化。
あっという間に感染は会場中に広がります。
パニック状態の会場内で逃げ惑ううち、コルドとクララは離れ離れになってしまいます。
そんな状態を撮影している事に怒った新郎コルドは、ビデオカメラを叩き付け、踏み潰して破壊。
「あーあ、RECで欠かせないビデオカメラを破壊してしまうなんて…」とこちらが呆気に取られている所で「REC3」のタイトル。
プロローグ長っ!!

そして驚いた事に、タイトル以降、映像はPOVではなくなるのです。。。
そう、カメラ越しの映像ではなく、普通の三人称視点になっているのです。。。。。
「ええっ!?RECなのに???」と今度はこちらがパニック状態。
でも冷静になって考えてみると、舞台を広大な庭園型の結婚式場にした時点で、POVだけで撮影するのは無理だったのかもしれません。
前作までは狭い屋内だったからこそPOVが活きてた気もしますし。

というように、「REC」の売りでもあった一人称視点を捨てた3作目ですが、パワフルゾンビムービーである事に変わりはありません。
幸せ満点な結婚式会場を血みどろの修羅場に変えてしまう辺り、ある意味で残酷度MAXのゾンビ映画です。
しかも今回は新たな仕掛けがいくつかあります。
ゾンビに聖書を読み聞かせると、彼らは身動きできなくなって立ちすくんだままユラユラし始めます。
科学的なゾンビが主流の中、霊的なパワーによって蘇った「REC」のゾンビならではの弱点ですね~。
あと、今回の主役は新婚カップルと言うことで、ラブロマンス的な要素がスパイスになっています。
はぐれてしまった二人がお互いの生存を信じて探しまわったり、片方が○○してしまった結果訪れる悲しいラストなど、今までの「REC」には無い展開でした。

POV視点は捨てましたが、個人的にはゾンビ映画としては充分合格点です。
4作目も作るという事なのでそちらも今から楽しみです!

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/02/22(金) 18:46:53|
  2. ゾンビ
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「シークレット ウィンドウ」 スティーブン・キング原作、ジョニー・デップ主演のサスペンススリラー

シークレット ウインドウ
(原題:SECRET WINDOW)
2004年アメリカ映画




スティーブン・キング原作、ジョニー・デップ主演のサスペンススリラー。
監督と脚本を努めたのは、ハリウッド超大作の脚本を多数手掛けているデヴィッド・コープ。
小粒で派手な仕掛けは無いものの、充分楽しむことができました。

半年前、妻の不倫現場へ踏み込んだのきっかけに、10年間の結婚生活に終止符を打とうとしている小説家モート・レイニー(ジョニー・デップ)。
自宅は妻に譲り、人気の無い湖畔のロッジに籠って執筆活動を行っていた。
妻は不倫相手だった恋人(ティモシー・ハットン)との関係を継続しており、モートが離婚届にサインするのを待ち侘びていた。
夫婦関係が破綻した状態も関わらず、モートは妻への愛を断ち切れずにサインするのを先延ばしにしていた。
ある日、湖畔のロッジへジョン・シューターという男が訪ねてくる。
シューターはモートの著作である「シークレットウインドウ」が自作の盗作だと言い、原稿を残していった。
最初は取り合わなかったモートだったが、原稿を読んでみると自分の書いた本と全く同じ文面である事に驚愕する。
街の保安官に相談してもまともに取り合ってもらえなかった為、探偵のケンに調査と警護を依頼する。
しかし、それからも何度も現れては脅迫を繰り返すシューター。
モートは自分が作品を発表した方が先だと告げ、掲載された雑誌が妻が暮らす家にあるはずだと伝えると、シューターはその証拠を見せれば目の前から消えてやると約束する。
しかしその晩、妻の家は放火によって証拠の雑誌と共に全焼してしまうのだった。
元妻の恋人がシューターを雇い、自分に嫌がらせをしていると考えたモートだったが、真実はそうではなかった。。。

ネタバレになってしまいますが、原作の小説を読んでいる人も多いと思うのでオチを書いちゃいます。
シューターはモートの中に存在するもう一つの人格で、全ての犯行は人格は違えどモート自身の手によるものだったのです。
まあ、見てるうちにそんな気はしてきちゃうので「ああ、やっぱりね」ではあるのですが、それでも面白かったです。

特にシューターの名前がゾッとしました。
単なる殺し屋的な意味合いを表現した名前かと思っていたらそんな単純じゃなかった。
「シューター」=「SHOOT HER」、つまり、浮気をした妻への恨みが生み出した人格だった訳です。
そう、シューターの目的は妻を殺す事だったんですねえ。こえ~。

数名の登場人物がシューターの毒牙に倒れますが描写は控えめ。
流血やグロはほぼありません。
サスペンス映画としてはシンプルながらよく纏まっていますので、万人にお勧めできる作品です。
あとジョニー・デップの一人芝居的な部分も多いので、彼のファンも必見ですね。

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2013/02/04(月) 18:46:44|
  2. ホラー
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かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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