ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「隣の家の少女」 地下に監禁され、子供たちに嬲り殺される少女。。。人間の心の闇の部分を描いた衝撃作

隣の家の少女 (原題:THE GIRL NEXT DOOR)
2007年アメリカ映画



予告編と批評を見て「絶対見たくない!」と思ってた作品。
か弱い少女を寄ってたかって残虐な方法で嬲るんですが、これが実話ベースというのがもうダメ。
どうせフィクションなんだから…という精神的な逃げ場が無いんです。
 
でも何と、親切な友人が貸してくれると言ってわざわざDVDを持って来てくれたので、物凄い嫌悪感を抱きながら見始めました。
         
事故で両親を亡くしたメグとスーザンの姉妹が、少年デヴィッドが暮らす隣の家に引き取られてきた。
デヴィッドは隣の子供たちと仲が良く、自由に家を出入りしている。
メグに密かに恋心を寄せるデヴィッドだったが、隣の友人たちの母親ルースがメグに謂れの無い濡れ衣を着せては虐待を加えている事を知る。
最初は食事を与えず、精神的に追い詰めるだけだった虐待は、激しい暴力へと際限なくエスカレート。
そしてルースはメグを地下室へ閉じ込め、自分の子供たちにもメグの虐待に加担させる。
友人やルースの圧力の中、デヴィッドはメグを助ける事ができず苦悩し。。。

もう案の定、自分が一番嫌いな類の映画でした。
友人の厚意を裏切ってでもDVDを突き返すべきだったなあ、と後悔しまくり。
ずっといや~な気分のまま見てました。

これはホラー映画ではありません。
狂ったババアに精神面を支配された子供たちが、世にも恐ろしい事件を起こすという心理ドラマです。
よって、グロやゴアなシーンは見せません。
が、直接見せないからこそ、メグが受ける苦痛の数々が想像力を掻き立てて追体験してしまうんです。
そして鬼ババアのルースは、最終的にメグの大切な部分をバーナーで焼いちゃいます。
男の自分が見てても気を失いそうになりました。。。
 
ただ先にも書いたように、人間の内面に隠された暴力的な一面を描いた作品です。
決して暴力やセックスを面白おかしく描いている訳ではありません。
普通の主婦や子供たちが見せる暴力的な側面が、見ている人間を震え上がらせ、極限の嫌悪感を味わわせます。
鑑賞後、しばらく時間を置いてから冷静に考えると、スティーブン・キングが絶賛したというのも理解できる作品です。
 
ジャック・ケッチャムの小説が原作。
でも自分は原作は読んでいません。
聞いた話じゃ原作のほうがもっと残酷で救いの無いお話なんだそうです。
この映画版ですらギリギリだったのに、そんな恐ろしい書物読めませんわ…
 
そして、この物語のベースとなった実際の事件は「隣の家の少女」でググッていけばその情報に辿り着けるはず。
気になる方はそっちも調べてみては。

  

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  1. 2012/07/26(木) 19:26:04|
  2. バイオレンス
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「ピラニア3D」 強烈なゴア描写が盛りだくさんのスプラッターパニック映画

ピラニア3D (原題:PIRANHA)
2010年アメリカ映画



「グレムリン」のジョー・ダンテ監督の出世作「ピラニア」を、今をときめく(?)アレクサンドル・アジャ監督がリメイク。
アジャさんの「ヒルズ・ハブ・アイズ」が結構お気に入りなので否が応でも期待は高まります♪
ジョー・ダンテ版は「ジョーズ」の影響下、ロジャー・コーマンの指揮の下で制作された低予算映画でした。
でも怪奇映画好きのジョー・ダンテらしく、単なる「ジョーズ」のパクリ映画で終わらず、独自の味付けがされたモンスター映画のような気高さを感じるB級ホラーでした。

ところがリメイク版はエロとゴア満載のお下劣ムービー。
3D映画として制作された事をフルに活かして観客を翻弄してくれます。
全裸のおねえちゃんを観客の目前で泳がせたり、ピラニアに噛み千切られた男子の大切な部分をこちらに向けて漂わせてみたり、観客に向かってゲロを吐きかけてみたりと、ありとあらゆるお下劣表現を駆使しています。
また大勢の若者が乱痴気騒ぎをする水辺で繰り広げられるピラニアによる殺戮ショーも、あまりに凄まじいゴア描写で唖然とするほど。

地震による地殻変動で湖底に亀裂が走り、太古から隔てられていた地底湖と湖が繋がってしまう。
この地底湖には氷河期以前に生息していたピラニアの先祖が生き続けており、獲物を求めて湖へと彷徨い出てゆく。
まずいことに、湖は夏のバカンスを楽しむ若者たちが大勢集まっていた。
その中にはポルノ映画の製作スタッフと女優たちが乗ったクルーザーもいた。
彼らは地元の高校生であるジェイクに、撮影場所となる絶景スポットへ案内するようにとガイドとして雇いクルーザーに乗せた。
ジェイクの留守中、自宅にいた幼い弟と妹が、船を漕ぎ出して湖にある小島へと釣りに出かけていく。
しかし小船を流されてしまい途方に暮れる二人を、ポルノ映画撮影中のジェイクたちが偶然見つけて救助する。
ところが浅瀬でクルーザーが座礁してしまう。
その頃、湖畔のイベント会場は大挙してやってきたピラニア軍団が、若者たちを食い漁り、死体の山を築いていた。
若者を救助すべく奮闘していた女性保安官の携帯電話が鳴る。息子ジェイクからだった。
幼い兄妹と共に沈みかかったクルーザーに乗っている事を知ると、保安官はモーターボートに飛び乗り助けに向かう。
しかしクルーザーの周りも既に無数のピラニアが包囲していた。。。

酒、ドラッグ、エロい事しか考えていない若者が次々と殺されていくパターンはスラッシャー映画のような展開。
ハラハラドキドキのパニック映画というより、おバカな若者が懲らしめられる姿を楽しむホラー映画です。
見所となるゴアシーンを作り上げたのは、「ヒルズ・ハブ・アイズ」でもアレクサンドル・アジャ監督と組んだKNBエフェクツ。
今スプラッターなゴアシーンを作らせたらKNBが文句無しにNo.1ですね。「ピラニア」でもいい仕事してます。
今回はグレッグ・ニコテロとハワード・バーガーのみの参加で、カーツマンのクレジットはありませんでした。

出演者は、ジェイク役はあのスティーブ・マックイーンの孫であるスティーブン・R・マックイーン。
おじいちゃんにはあまり似てないけどいい男です。
冒頭、ピラニアの最初の被害者となる老人は、「ジョーズ」「オールウェイズ」のリチャード・ドレイファス。
ダンガリーシャツで釣りをしてる姿を見て、もしかして「ジョーズ」のフーパー?と思ったけど、役名は違っていました。
でもきっとパロディというかオマージュ的な意味合いでの出演だったのでしょうね。
ジェイクのお母さん役は「リンク」「リービング・ラスベガス」のエリザベス・シュー。
魚博士は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクことクリストファー・ロイド。
エリザベス・シューとクリストファー・ロイドは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の2&3に続く共演ですね。
どうしようもなくアホなポルノ映画監督は「スタンド・バイ・ミー」のバーン役だったジェリー・オコネル。
あの純情だったバーンがこんな役を演じるようになるとはねえ。
あと「MI」シリーズといった大作の傍ら、ホラー映画ばかり出ているヴィング・レイムスも出てます。
そして色んなホラー映画にチョイ役で出まくってる「ホステル」のイーライ・ロス監督もまた出てます。
マイクを持ってお下劣なことを叫びまくった挙句、ボートに頭を潰されて大変な事になってます。

もともと3D映画として撮られているのでできれば3Dで見た方が楽しいですが、2D映像でも全く問題なく楽しめます。
気軽に見れる軽いホラー映画ですので、グロさえ平気な人なら誰でも楽しめると思いますよ~。

  
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  1. 2012/07/25(水) 17:43:17|
  2. モンスター
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「オーメン・最後の闘争」 大統領となって世界を手中に収めようとするダミアンに最期の時が訪れる!

オーメン・最後の闘争 (原題:OMEN 3 THE FINALCONFLICT)
1981年アメリカ映画



30代になったダミアンは次期大統領というポストにいる。
しかしそれを阻止するため、唯一ダミアンを倒す事のできる短剣を与えられた暗殺者たちが仕向けられる。

1作目では7本の短剣は刺し方にルールがありました。
ところがこの3作目では刺客1人に1本ずつ持たせちゃうんですよね。
そういう詰めの甘さがまずダメ。

あとは話にリアリティがない。
1作目、2作目は悪魔が身近にいる感じが怖かったのに、3作目はダミアンと周囲の人物の距離感や密接さが微妙でした。
ダミアンも善人っぽさと残忍さが同居しててキャラがブレまくりだし。

大人になったダミアンを演じたのはサム・ニール。
「ジュラシック・パーク」などのいい人イメージが強いから、悪魔役ってのはちょっと不思議な感じがするかもしれませんね。
逆に自分の場合、初めてサム・ニールを知ったのが「オーメン」だったので、正義の味方的なサム・ニールの方が違和感があったりします。
                 
最終的についにダミアンは息の根を止められるのですが、作品としての出来はイマイチ。
スケール感が乏しく、起伏やメリハリもないので終始ダレっぱなしです。
世界を震え上がらせたダミアンの最後に相応しい大団円を期待しただけに、盛り上がりに欠ける終わり方が残念でした。

 

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  1. 2012/07/14(土) 18:46:36|
  2. オカルト
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「オーメン2・ダミアン」 悪魔の子ダミアンの正体を暴こうとした人間が次々と凄惨な死を遂げていく…

オーメン2・ダミアン (原題:DAMIEN OMEN 2)
1978年アメリカ映画



ティーンになったダミアンを描く2作目。
自分が悪魔である事を徐々に自覚していく様を描いていきます。
                 
今作でダミアンを引き取って育てるのはウイリアム・ホールデンですよ。
名優に恵まれてますね、ダミアンは。
                 
続編ではダミアンの前に立ちはだかる人間の死に方に工夫が凝らされています。
エレベーターのワイヤーが切れて体を真っ二つに切り裂いたり、カラスに目を突かれ視界を奪われて道路に飛び出しトラックにひかれたり。
個人的に一番嫌な死に方だと思ったのが、凍った池の氷が割れて落ち、流されながら氷越しに人の顔を見ながら死んでいくパターン。
酷過ぎます。。。
                 
監督が代わって前作ほどの格調はありませんが、ブームに乗って量産されたオカルト映画の中でもよくできた部類の作品です。
自分が人間ではないと自覚するダミアンが痛々しいです。

 

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  1. 2012/07/14(土) 18:36:34|
  2. オカルト
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「オーメン」 「エクソシスト」と並ぶオカルト映画の傑作!悪魔の子ダミアンの恐怖!

オーメン (原題:THE OMEN)
1976年アメリカ映画



悪魔の子ダミアンの誕生から幼少期を描いた作品。
                 
死産した自分の子の代わりに、親を亡くした子供を自分の子として引き取った駐英大使ソーン夫妻。
ダミアンという名前をつけて大切に育てるが、成長につれてダミアンの周辺で不吉な事件が起こり始める。。
                 
オーメン=不吉な前兆というだけあって、思わせぶりな展開が恐怖感を煽ります。
折れた避雷針に串刺しにされる神父。
ガラスで首を切断されるカメラマン。
それらを予見したかのように写真に写った影。
十字架に怯えるダミアン。
ダミアンを見て恐怖に暴れだす動物達。
また何やら呪文のようなテーマソングも怖さを倍増させています。
                 
主演のグレゴリー・ペック、格好いいです。
この人が出ている事でこの作品の格調が確実に上がってますよね。
監督は「リーサルウェポン」「グーニーズ」「スーパーマン」のリチャード・ドナー。
ツボを抑えた作りは職人芸ですね。
ヒットメーカーでありながら単なる商業作品で終わらないのが素晴らしい。
                 
   

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  1. 2012/07/14(土) 18:29:18|
  2. オカルト
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「エクソシスト3」 大失敗の2作目をリセットするため、新趣向を凝らした3作目

エクソシスト3 (原題:THE EXORCIST 3)
1990年アメリカ映画



「エクソシスト2」の出来に怒った原作者ウイリアム・ピーター・ブラッディが、自ら制作、脚本、監督を務めた正当な続編。
1作目とも2作目とも違う雰囲気に仕上がってますが、サイコホラーっぽくてこれはこれで面白いです。

 
3作目のストーリーは、刑事が殺人事件を追っていくうちにリーガンの悪魔憑き事件に行き着く。
一連の事件は、カラス神父の魂を乗っ取った悪魔の仕業だった。
リーガンへの憑依を邪魔したカラス神父への復讐として、カラス神父の魂を借りた悪魔が殺人事件を起こし、カラス神父の良心を痛めつけていたのである。。。
         
原作者自らの手でシリーズを軌道修正すると同時に、ストーリーをしっかりと完結させたのがこの作品です。
1作目、2作目と同じ物を期待してみると「は?」となりますが、一度頭をリセットしてから見ると面白いです。

 


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  1. 2012/07/14(土) 18:25:12|
  2. オカルト
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「エクソシスト2」 戻ってきた悪魔に対し、今度は科学を駆使して戦いを挑むが

エクソシスト2 (原題:EXORCIST 2 THE HERETIC)
1977年アメリカ映画



カラス神父が身を呈して戦ったというのに、この続編では何と「実はまだリーガンの中に悪魔が居座ってまして…」という酷い展開。
カラス神父の死は無駄だったというわけですか。。。ほんと酷すぎる。。。
                 
で、今回は宗教的にではなく、科学的に悪魔憑きを解明しようとする訳ですが、もう台無しです。
これがあの名作の続編とは思いたくないです。
これを見た原作者のウイリアム・ピーター・ブラッディも激怒したそうですよ。
(エクソシスト2は映画用に作られたストーリーで、ブラッディはノータッチです)

趣向を変えて科学を武器に…という意気込みは買うけど、前作にあった荘厳さが完全に消えました。
代わりに聖書に出てくるイナゴの大群など、象徴的な仕掛けも用意されてはいるのですが…
                 
気になる人は是非一度見てみてください。
でも1作目と同じ物を望んじゃダメですよ~。

 

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  1. 2012/07/14(土) 18:17:14|
  2. オカルト
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「エクソシスト」 オカルト映画ブームの火付け役!少女に取り付いた悪魔と聖職者の戦い!

エクソシスト (原題:THE EXORCIST)
1973年アメリカ映画



以前書いたレビューがいい加減だったので書き直し。
とは言っても、ストーリーなんか書いたってこの映画の本当の怖さは伝わらないんですよ。
だからストーリーは「12歳の少女リーガンに取り付いた悪魔バズズと、神父たちとの戦いを描いている。」で充分。
ホラー映画という枠に収まりきらない名作なので、もしも見ていない映画ファンが居るならとりあえず見ておいた方がいいですよ。

監督は「フレンチ・コネクション」のウィリアム・フリードキン。
脚本は原作者でもあるウィリアム・ピーター・ブラッディ。
特殊メイクは現代の特殊メイクの礎を築いた第一人者、ディック・スミス。
「ゴッドファーザー」ではマーロン・ブランドを、「アマデウス」ではF・マーリー・エイブラハムを、この「エクソシスト」ではマックス・フォン・シドーを老人に化けさせました。
1985年の「アマデウス」では1980年から設けられたアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞。
もっと早い時期からメイクアップ賞が設けられていたなら「ゴッドファーザー」も「エクソシスト」も受賞してたでしょうね。
そして美しくも悲しく恐ろしいテーマ曲「チューブラーベルズ」も素晴らしいです。

出演は少女リーガンにリンダ・ブレア、メリン神父がマックス・フォン・シドー、カラス神父がジェイソン・ミラー。
冒頭、メリン神父がイラクの遺跡から悪魔バズズの像を掘り起こしたのを発端に、後半の神対悪魔の戦いへとなだれ込んで行きます。
遺跡でバズズの像と向き合うメリン神父の姿がまあ格好いいこと!
やがて訪れる壮絶な戦いの時を予感しているかのようなシーンです。
メリン神父は過去にも悪魔祓いの経験があるベテランの老神父ですが、健康状態が思わしくなく、薬に頼ってどうにか生きているような状態。

そんなメリン神父の補佐役として悪魔祓いに立ち会うのが若いカラス神父。
カラス神父は元々信仰への迷いがあったが、母親を亡くした事でさらに神への忠誠が揺らいでいます。
彼の元へ、娘の周辺に起こる怪現象の相談にリーガンの母親が訪れるのです。

そして問題のリーガン。
子役ながらリンダ・ブレアの演技にはひたすら圧倒されます!
彼女の演技でどれだけ大勢の大人が絶叫し、ヒィヒィ泣かされたことでしょうか。
冒頭の純真さを残した少女が、悪魔に憑かれた途端、全くの別人に変貌します。
もちろんディック・スミスのメイクの効果もありますが、それだけじゃあそこまでの恐怖は作り出せなかったはず。
十字架を自分の股間に何度も突き刺して「ファックミー!」連呼は気を失いそうになります。
まさにリンダ・ブレアあっての「エクソシスト」だと思います。
ただ、あまりにもこの演技が強烈過ぎたせいかリーガンのイメージが抜けず、後のキャリアはパッとしませんでしたねえ。

でも特殊メイク界の神様、ディック・スミスももちろんいい仕事をしています。
徐々にボロボロになっていくリーガンの顔や、体を乗っ取られたリーガンが自分の腹部にミミズ腫れのような文字で「help me」と浮き上がらせるところとかは衝撃的です。
その反面、当時40代だったマックス・フォン・シドーを、完璧なヨボヨボ老人にごく自然に変身させてるのも見事としか言いようが無い。
知らずに見たらマックス・フォン・シドーが40代なんて誰も気付きませんよ。

ってな具合で見所たくさんなので、ホラーファンもそうでない方も必見の一本です。

ちなみに、2000年に「エクソシスト ディレクターズカット版」が公開されました。
こちらは最初の公開時にカットされた15分の未公開シーンを加えたバージョンです。
リーガンがブリッジで走るスパイダーウォークのシーンばかりが話題になりましたが、個人的にはあのシーンは無くても良かった気がします。
その代わり、会話シーンが増えたことでより人間ドラマとしての厚みが増している事の方が嬉しかったです。
あ、あとサブリミナル的に色々な場面に悪魔の顔(?)を合成したのは完全に蛇足だと思います。
あんな事するから一気にうそ臭い映画に見えちゃいます。
個人的には、スパイダーウォークも含めて15分の追加のみで、顔の合成が無いバージョンをまた作って欲しいなあ。


  
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  1. 2012/07/14(土) 18:10:57|
  2. オカルト
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「アザーズ」 ニコール・キッドマン主演の美しくも悲しいホラー

アザーズ (原題:THE OTHERS)
2001年アメリカ・スペイン・フランス合作



日光に当たると死んでしまう病気を患った2人の子供と共に、豪邸で戦争に行った旦那を待つニコール・キッドマン。
監督はトム・クルーズの「バニアラスカイ」のオリジナル版「オープン・ユア・アイズ」を撮ったアレハンドロ・アメナバル。
静かにただただ不安を煽る映像の組み立てが見事です。

大きな屋敷で戦争に行った夫を待ち続ける妻と子供たち。
子供たちの病気のため、薄暗い屋敷の中に籠って暮らしていた。
やがて、屋敷の中で不可解な現象が起こり始める。。。
                
最後の最後、それまでの静かな展開を打ち破るように驚愕の事実が明らかになります。
美しく厳かな映像と、予想外の劇的なオチのギャップに愕然としました。
悲しく寂しいラストが胸に響きます。
                

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  1. 2012/07/14(土) 18:07:15|
  2. オカルト
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「ギニーピッグ 悪魔の実験」「ギニーピッグ2 血肉の華」 日本が生んだ元祖トーチャーポルノ

ギニーピッグ 悪魔の実験
1985年日本(ビデオ映画)

ギニーピッグ2 血肉の華
1985年日本(ビデオ映画)

ギニーピッグ 悪魔の実験


ギニーピッグ2 血肉の華


日本でホラー映画がブームだった頃に作られたビデオ用映画のシリーズです。

1作目と2作目にストーリーはなく、女性を拷問の末に惨殺する映像を見せるだけ。

         

1作目はスプラッターシーンは控えめながら暴行シーンが極悪。

延々と殴る、蹴るなどの暴行を見せられ、爪を剥がし、熱した油をかけられ。。。

見せ場は最後の眼球のシーンだと思いますが、自分的には前半のこういったシーンの方が嫌でした。

ホラー映画というよりも過激なSMという感じで妙に痛々しかったです。

         
2作目では前半からいきなり人体損壊。
血の量もハンパじゃなく、1作目よりも特殊メイクがリアルになっていてゴア描写が凄まじいです。

女性を痛めつけるという点では1作目と2作目は共通ですが、嫌悪感の質が違いますね。

ちなみに2作目は「ラストハウス・オン・デッド・エンド・ストリート」の影響を感じます。

         
この当時中学生だった自分はすでにホラー映画に目覚めていて、小遣いを握り締めてレンタルビデオ店に出入りしていました。
1作目のビデオのパッケージは確かイラストで書かれていて、怖そうな反面コミカルな雰囲気もあり、何となく借りてみたんです。

…愕然。こんなに酷い仕打ちを延々と見せる映画が許されるなんて・・・。正直、最後まで見続けるのが苦痛でした。

         
後日、学校の友達にこんな酷い映画があってね…と話したところ、刺激に飢えた中学生たちは飛び付き、みんなで再度見る羽目に。
全員、嫌悪感を示しつつも、一部の友人は未だ経験した事のない刺激の虜になってしまいました。

それ以来、「ギニーピッグ」新作が出るたびに友人宅に集まり、みんなで目を覆いながらも見るというのが何度か続きました。

もう勘弁してくれ。

         
最終的に確か6作目まで作られたと記憶していますが、3作目以降はしっかりしたストーリーがあるドラマ作品となり、またコメディ色が強くなったりと2作目までとは全くちがう作風です。世間で悪名高い「ギニーピッグ」は2作目までです。
シリーズ中盤から当初のインパクトが無くなったため、中学生の「ギニー ピッグ」鑑賞会は4作目を最後に開催されなくなりました(笑)。

         
思い出話が長くなってしまいましたが・・・個人的には人を切り刻むシーンを見せるためだけの作品や、トーチャーポルノと言われるような
拷問が見せ場になっ ているような作品はあまり好きではありません。「ギニーピッグ」の1作目と2作目がその筆頭。

子供の頃に見たからかもしれませんが、精神衛生上極めて有害だと思いました。もう二度と見たくないです。

せめてもの救いは、ご丁寧なカット割や編集が入っているおかげで作り物らしい「映画」になっていることでしょうか。

これが最近流行のPOVなんかで撮られてた日には嫌悪感5割り増しだったかも。

         
幸いな事に日本ではDVDは発売されておらず気軽に入手はできません。
欲しければ北米のamazonやebayなどで北米版が購入できます。

リージョン1のようなので視聴環境に注意が必要ですが、日本語音声です。

といっても大した台詞なんてありませんが。

気になる物好きな方はebayで「Guinea Pig」を検索してみてください。

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  1. 2012/07/14(土) 17:57:17|
  2. スプラッター
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「地獄の謝肉祭」 ベトナムで人肉の味を覚えた帰還兵が食いまくる!衝撃の腹に大穴が開くシーンは必見!

地獄の謝肉祭 (原題:CANNIBAL APOCALYPSE)
1980年イタリア映画



イタリア映画ながらベトナム戦争の帰還兵を扱った一風変わった作品です。

ベトナムで捕虜となり穴蔵に捕らえられていた兵士たち。
誤って穴に落ちたベトナム人の女性を飢えに耐えられずに食べてしまう。
その後、無事救出されて社会復帰するが、人肉の味が忘れられずに獲物を求めて町を彷徨う。
また彼らに噛まれた人間も人食いの衝動に襲われ。。。
                 
アイデアはとても興味深いです。
過酷な戦場で知った人肉の味が忘れられず…というのは、余りにも不謹慎な気もしますが。
序盤、戦場でのシーンと、後半の追われながらも人を襲いまくるあたりはショッキングなシーン満載で見事にエンターテイメントです。

ちなみに脚本はルチオ・フルチなどのイタリアンスプラッター映画をよく手掛ける
ダルダーノ・サケッティさん。
この手の映画は手馴れたものです♪

そして監督の
アンソニー・M・ドーソンはさまざまなB級娯楽作品を手掛けた人です。
監督業の他に
アントニオ・マルゲリッティ名義で、ウォーホールの(?)「悪魔のはらわた」やキューブリックの「2001年宇宙の旅」の特殊効果も手掛けるという多才な人だったりします。
中盤がややダレますが、それでもルチオ・フルチ作品のように「まぁまぁストーリーは置いといてとりあえず残酷シーンをどうぞ。」的な投げやりさは無く、普通に映画作品として見れます。
                 
もちろん残酷表現がお得意のイタリア映画ですから、その手のシーンもすごいです。
特殊メイクは「サンゲリア」などイタリアングログロホラーには欠かせないジャネット・デ・ロッシ。
特に衝撃的なのは、腹部をショットガンで打ち抜かれて大穴が開き、穴越しに向こう側の風景が見えちゃうシーン。
残酷描写がお得意のイタリアンホラーの中でも、その歴史に残る名シーンだと思います!
何と日本公開時のTVCMではこのシーンが使われ、お茶の間の日本人たちを呆然とさせました(笑)


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  1. 2012/07/14(土) 17:49:53|
  2. スプラッター
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「死霊のはらわた2」 スプラッター度は落ちたものの、破壊的なパワーは前作以上!恐怖と笑いが入り混じるスラップスティックホラー!

「死霊のはらわた2」 
(原題:EVIL DEAD 2 DEAD BY DAWN)
アメリカ1987年度作品

                
「死霊のはらわた」の成功により大きな資本を得て、サム・ライミ監督自身による前作のセルフリメイク作品です。
ちなみに「死霊のはらわた」はサム・ライミが学生時代に撮った自主制作映画「WITHIN THE WOODS」のリメイク。
つまり2度目のリメイクがこの「死霊のはらわた2」という訳ですね。
でもただ単に前作の焼き直しいう訳ではなく、物語の途中までは前作の流れを凝縮したリメイク、途中からは新しいストーリーという2部構成。
                 
恋人リンダと二人で山小屋を訪れたアッシュ。
そこで見つけたテープレコーダーを面白半分で再生したところ、古代の悪霊が蘇りリンダに取り付いてしまう。
別人のようになってしまった彼女を葬ったが、今度はアッシュの右手に霊が取り付き、自身を痛めつけ始めた。
危機一髪の所で自分の右手を切断するが、それでも右手は縦横無尽に走り回りアッシュを苦しめる。
そこへ山小屋の持ち主の娘たちがやってくる事でさらに状況はややこしい方向へ転がっていく。。。
                 
前作もブラックな笑いが散りばめられていましたが、2作目はそれ以上にコメディ色が強くなっています。
前半はアッシュ役のブルース・キャンベルの一人芝居が続くのですが、恐怖を感じながらももうおかしくておかしくて堪りません!
特に死霊に憑依された自分の手と戦うくだりが笑えて好きです。
                 
また前作では憑依された人間はゾンビのようでしたが、「死霊のはらわた2」ではモンスターのように姿を変えています。
前作同様、ストップモーションアニメを使って描かれるリンダやヘンリエッタの姿は、前作の取り憑かれた人間たちとは一線を画すデザインです。
このコマ撮りアニメの古めかしさがまた最高なんですよね~。
                 
ただ前作のファンとしては残念なのが、スプラッターシーンやゴアシーンが控えめな事。
まあ血しぶきやどす黒い液体はドバドバ出ますが、前作のような気持ち悪さはあまり感じませんでした。
レーティングの問題なのでしょうか。
                 
ちなみに、宣伝用スチール等では頭が真っ二つになってたり、バラバラに切断された人体の写真が使われていました。
しかしこれも劇中では未使用。
私は劇場と松竹から発売されたビデオとユニバーサルのDVDで見ましたが、どれも同じでした。
もしも映像として残っているのであれば、ディレクターズカット版などでリリースしてくれたらいいのですが。
                 
でもエンディングを見れば分かりますが、サム・ライミが狙ったのは前作と同じ作風ではありません。
「死霊のはらわた2」はSFでありダークファンタジーなんですよね。
それを理解すればグロさ控えめなのもまあ納得かな…。
                 
下記のyoutube動画の最後で、削除されたグロシーンのメイキング映像を見る事ができます。

http://www.youtube.com/watch?v=1rCNfglsryU&feature=relmfu 

  

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  1. 2012/07/14(土) 17:43:26|
  2. スプラッター
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「死霊のはらわた」 スプラッター映画を世界中に知らしめた傑作!サム・ライミ監督の本格デビュー作品!

死霊のはらわた (原題:EVIL DEAD)
アメリカ1984年度作品

               
スパイダーマンを現代に蘇らせたヒットメーカー、サム・ライミ監督伝説の商業映画デビュー作にして、スプラッターホラーという言葉を世間に定着させた立役者的作品。
飛び散る血や体液や得体の知れない液体に、細切れにされた人体。。。
初めて見たときは余りのぐちゃぐちゃぶりに衝撃を受けました。

ストーリーはシンプルです。

男女5人の若者が森の中にある小屋に遊びにやってくる。
その小屋で見つけたテープレコーダーを再生すると、何やら不気味な呪文が…
それは、発掘された古書に書かれた悪霊を甦らせる呪文が録音されたテープだったのだ。
甦った悪霊は次々と若者に取り憑き、他の仲間に襲い掛かった。
取り憑かれていない者は生き残る為、醜い姿に変身した友人と壮絶な殺し合いを演じる事になります。
                 
極低予算で仲間内でワイワイやりながら作った映画なのに、映画界の常識を覆してしまうほどの影響を与えたのも頷けます。
「死霊のはらわた」を見て、スプラッターを限度を超えて突き詰めていくと最後はコメディになってしまうと知った人も多いのではないでしょうか。
ブルース・キャンベルの演技も加わり、当時はゲラゲラ大爆笑しながら見ましたね。
                 
トム・サリバンの特殊メイク技術をはじめ、低予算ならではの工夫があちこちに散りばめられていて色々な意味で面白いです。
チープなコマ撮りアニメーションも、この作品のキッチュな味わいを一層強調しているんですよね。
また高額なステディカムカメラが使えないため、自作したしたシェイキーカムカメラで死霊目線の映像を撮ったりもしています。
                 
今思えば、これがホラー映画の一つのターニングポイントだったと思います。
「死霊のはらわた」が無ければ今のホラー映画の流れはなかったでしょうね。


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  1. 2012/07/14(土) 17:41:29|
  2. スプラッター
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「食人族」 フェイクドキュメンタリーなのに嫌悪感たっぷり…偽物の中に部分的に本物が…

食人族 (原題:CANNIBAL HOLOCAUST)
1980年イタリア映画 



日本公開時はまるでドキュメンタリー映画という触れ込みでした。

ところが実際に見てみると思いっきり作り物。

しっかりカット割りされてきれいに編集されてます(笑)

フェイクドキュメンタリーってやつですね。

これをまるで本物のドキュメンタリーのように宣伝した日本の配給会社には悪意を感じますねえ。

         
アマゾン奥地の現地民族を取材に行って行方不明になった4人の取材班。
捜索隊が彼らを追ってジャングルの奥深くへ入っていくと、そこには人間を食料として食べる習慣を持つ民族が居た。

そしてその民族の村の近くで消息を絶った4人の無残な遺体と、カメラ、フィルムを発見する。

彼らが残したフィルムを持ち帰って見てみると、現地民族に対する残酷な仕打ちと、その報復に殺害される取材班の姿が写っていた。。。

         
「食人族」というタイトルから残酷シーンばかりが続く映画と思いきや、終始人を食ってる映画ではなく、原住民の奇習を取材班と共に見ていく探検映画的な作りです。
前半は捜索班が取材班を探しながら食人族の風習を追い、後半は取材班の愚行と殺されるまでを描くという2部構成。

イタリア映画なだけあって、人間を切り刻むような残酷シーンは気合いが入っています。
ドキュメンタリー風にチラチラ物陰から撮ったり、フィルムの痛みを表現したようなノイズを入れる手法はわざとらしいですが、それが効果的に働いている箇所もあります。
         
また、フェイクドキュメンタリーといっても見てて気分が悪くなる部分がいくつかあります。
まず女性への暴力や嬰児を殺めるシーンなどは、ヤラセと分かっていても凹みます。

さらに精神的にダメージを食らう点が2点。

一部、本物の遺体や処刑シーンを写した映像を使っている事と、本物の動物を殺す場面。

本物の亀、豚、猿、ネズミ(?)などを容赦なく殺しています。

映画という娯楽、商業のために動物の命が奪われている事に大きな嫌悪感を感じます。

         
逆に見せ場である人間を殺して食べるシーンの方が気楽に見れます。
やはり映画は作り物であるという前提があって初めて楽しめる物だと思います。

「食人族」はその一線を越えてしまっているのが個人的に許せません。

         
ただ映画としてのアイデアは面白いし、決してつまらなくはないので、倫理的にどうなの?と分かっていながら見ちゃう自分に自己嫌悪。。。
あ、お尻の穴から口まで極太の棒を貫通させた遺体のシーンは、フェイクと分かっていても衝撃的です。

【追記】2015年11月、ついにBlue-ray発売!


   


「食人族」ファン向けの類似作品群(笑)
   
   
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  1. 2012/07/13(金) 13:57:24|
  2. スプラッター
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「ラストハウス・オン・デッド・エンド・ストリート」 知る人ぞ知る、伝説のグラインドハウス・スプラッター!

ラストハウス・オン・デッド・エンド・ストリート (原題:LAST HOUSE ON DEAD END STREET)
1973年アメリカ映画



伝説のグラインドハウス系バイオレンススプラッター。
昔から噂には聞いていましたが、ここでDVD化されたのを機にようやく見れました。
でも噂に違わず、見たことを後悔するほどの不愉快さ。
                 
ポルノ映画製作現場を舞台に、刺激的な映像を求める映画スタッフたちは、暴力の虜になってゆく。
カメラの前に縛り付けた人間を解体するというスナッフ映画製作に走る。
そして似たような流れを持った映画に「スナッフ」がありますが、あれなんかこの作品の足元にも及ばないです。
この作品の持つパワー、映像のグロさ、全体から醸し出されるえげつなさは、他の作品では味わったことのないもの。
今の感覚からすれば特殊効果は安っぽいものですが、逆にそのチープさが何ともいえないえげつなさを醸し出しています。
本作の持つ魅力は、タランティーノのフェイク版グラインドハウスも到底敵わないです。
面白いか?と聞かれてもYES!と答えられる代物ではないんですが、ホラー映画ファンなら一見の価値アリです。
                 
ちなみにこの人体損壊シーンは、日本製スプラッター「ギニーピッグ2」への影響を感じます。
「ラストハウス・オン・デッド・エンド・ストリート」をリアルに作ると「ギニーピッグ2」って感じがしませんか?



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  1. 2012/07/13(金) 12:28:53|
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「地獄の門」 「サンゲリア」のルチオ・フルチ監督、伝説の残酷描写が満載!

地獄の門 (原題:GATES OF HELL)
1980年イタリア映画

                
イタリアのスプラッター映画の巨匠(?)ルチオ・フルチ監督作品。
脚本はフルチ先生とダルダーノ・サケッティの競作。
恐れ多くもH.P.ラブクラフトにインスピレーションをもらったなどと言っていますね。
舞台がダンウィッチってだけでは?という気もしますが。

ホラー映画ファンの中でもこの「地獄の門」の残酷描写は語り草です。
口からゲロゲロと内臓を吐き出したり、こめかみにドリルで穴を開けたり、素手で脳味噌を握り潰したりと大変な事になってます。
そんな特殊メイクを担当したのはジノ・デ・ロッシ
紛らわしいですが、フルチ監督作品でよく特殊メイクを担当するジャネット・デ・ロッシとは別人です。(IMDB参照)
                
ストーリーは例のごとく、タイトルにもなっている通り「地獄の門が開き死者が蘇った」…といういつものパターン。
今回、地獄の門を開くきっかけとなるのは
神父の自殺です。
前作「サンゲリア」でゾンビものに開眼し、これ以降ゾンビが登場する映画を連続して手がけます。
本作にもゾンビは出てくるものの、純粋なゾンビ映画とは言いにくく、どっちかというとオカルト要素が強いです。
そして何よりスプラッター描写が凄まじいので、あえてスプラッター映画として紹介してみました。

 

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  1. 2012/07/13(金) 12:26:01|
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「ビヨンド」 イタリアのスプラッター映画の名匠(迷匠?)ルチオ・フルチ監督のスプラッター

ビヨンド (原題:THE BEYOND)
1981年イタリア映画



ルチオ・フルチ監督作品で、ゾンビ映画「サンゲリア」のヒットで味を占めた先生、「地獄の門」と同様ゾンビを登場させています。
でもゾンビが主役という訳でもないし、ゾンビに襲われて感染したり殺されたりといった描写は無く、呪いが伝染したり災いを呼ぶといった展開なのでゾンビ映画と呼ぶには出番が少ないんです。

フルチ作品の中でも残酷度の高い描写から根強いファンが多いのがこの「ビヨンド」。
酸で顔を溶かしてみたり、犬に食い殺させてみたり、少女の顔面を銃で吹き飛ばしたりとやりたい放題。
特殊メイクはフルチ監督のお気に入り、ジャネット・デ・ロッシ。
今回も残酷メイクが冴え渡っております。
 
ストーリーはフルチ先生お得意の「地獄の扉が開き、死者が蘇った!」パターンです。
脚本も例の如くダルダーノ・サケッティ。
まあはっきりいってストーリー展開はよく分かりません。
さっきまで生きてた女性が、場面が切り替わるといきなり酸で顔面がドロドロ溶けてたりとか、唐突にスプラッターシーンが始まったりするので観客はかなり置いてけぼりを食らいます。が、それもフルチ先生の味。
見る我々も作品に身を委ねて見ると、何ともいえない気だるさ、陰湿さ、ゆるさ、グロさ、くだらなさが非常に心地よくなってくるから不思議。
余韻を残すエンディングなんてなかなか味わい深いです。
         
最初から否定的にならず、フルチ監督に付き合ってあげるくらいの気持ちで見た人の勝ちです。
それが出来たら、フルチワールドにどっぷりはまる事うけあい。
ほんと、この監督はクセになりますよ。

 

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  1. 2012/07/13(金) 12:20:17|
  2. スプラッター
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「ゴアゴアガールズ」 H.G.ルイス監督が最後期に放った渾身のスプラッター!そこまでやるか!

ゴアゴアガールズ (原題:GORE-GORE GIRLS)
1971年アメリカ映画



スプラッター映画の始祖と言われるハーシェル・ゴードン・ルイス監督、黄金期(?)の中でも後期の作品。
ストリップクラブで発生した連続殺人を描いた作品です。

ストリッパーが鏡に叩き付けられ、顔面を潰されるという凄惨な殺人事件が発生。
探偵と女性記者が捜査に乗り出すが、次々とストリッパーが残忍な方法で殺されていく。
ストリッパーに振られたストーカー男、ベトナムで殺しの味を覚えた男などが容疑者として浮かぶが…。

一応犯人捜しのミステリー要素を持たせていますが、そんなストーリーはどうでもいいんです。
だからオチをバラしちゃいますが、犯人は元女子プロレスラーのストリッパー。
ストリッパー転身後に火事に遭い、頭部と上半身に酷い火傷を負ってしまう。
美しい娘達に嫉妬した元レスラーは殺人鬼と化し、次々と毒牙にかけていったのでした。
「元女子プロレスラー」って必要だったんだろうか?という疑問が湧きますが、どうでもいい事なんで流しましょう。

美しさを妬む殺人鬼なので、肌も露わなおねーちゃんたちの顔を執拗に痛め付け、破壊しつくします。
アイロンで焼く、フレンチフライを揚げている油に顔を漬ける、眼球を穿り出す、皮膚をむしり取るなど、跡形も無くなるほどぐちゃぐちゃと顔面をいじり倒すのが凄い。
製作年度や低予算っぷりを考えると決して高等な特殊効果は使っていないはずなんですが、妙に生々しくいんです。
この作品の見どころはここです。残酷描写だけなんです。
他にも色々と趣向を凝らした残酷描写が盛りだくさんで、風船ガムを膨らました女性の後頭部をハンマーで殴ると風船の中に血が溜まったり、ビーチクの先端をハサミでチョキンと切れば血が混じったピンクの母乳が噴き出したり。
こんなシーン1970年代初頭から作り上げていたハーシェル・ゴードン・ルイス監督はやはり偉人かもしれません。

とはいえ、普通の映画として評価すればそのクオリティはとんでもなく低い(笑)
ピントが合っていない、照明の当て方が下手、BGMの編集が雑(音楽は70年代ぽくて悪くないんだけど)など、突っ込みだしたらキリがない。
そして個人的に大問題だと思うのがカット割りしない事。
この監督、全てワンシーンに収めようとする癖が時々見られて、引きの映像で撮り続けた起伏の無い長回しシーンが出来たり、狭い画角に色々収めようとした結果画面からはみ出すといった事態を招いています。
編集が面倒なんでしょうが、ワンシーンで済まそうとせずにちゃんとカット割りして、映像にメリハリ付けてくれるだけで一気にクオリティが高まるんですけどねえ。勿体ない。

…なんていう風に普通の映画を測る物差しで評価しちゃダメなんです、ホントは。
場末のドライブインシアターでこんないかがわしいゴミ映画が上映されていたんだなあ、なんて考えながら見ると非常に味わい深い。
アメリカの映画文化って改めて凄いと思いますね~。

でも、こんな映画がデジタルリマスターされ、DVDはおろかBlu-rayまでも買えてしまう日本だって捨てたもんじゃありませんね~。

   
 

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  1. 2012/07/13(金) 11:59:53|
  2. スプラッター
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「血の魔術師」 H.G.ルイス監督最高傑作(!?)意外な結末が用意されたスプラッター映画!

血の魔術師 (原題:THE WIZARD OF GORE)
1972年アメリカ映画



これはハーシェル・ゴードン・ルイス監督のスプラッター映画としては後期となる1972年の作品。
日本ではホラー映画ブームだった1980年代後半にビデオ化されましたが、我が家の近所のレンタル店には入荷せず、随分後になってから中古ビデオを手に入れて見ました。
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の中でも高評価の作品ですが、中古ビデオも人気のためか結構高額でした。
                 
ストーリーはステージ上で殺人ショーを行う魔術師のお話。
客席から指名した人間を舞台の上でグチャグチャと惨殺したあと、その傷を治し、生き返らせて席に帰らせるという魔術師。
しかし一度は歩いて帰った観客がその直後、舞台と同様の死体となって発見される。
その事件を記者とキャスターのカップルが追います。
テーマは何が真実で何が虚構なのか。。。
                 
ハーシェル・ゴードン・ルイスとしては珍しく、意外な結末が用意されています。
しかもちょっと幻想的。
犯人が倒されてそこで終わりだと思ったら。。。
最後はオチの3重構造でびっくりしますよ。
                 
評判が良いと言っても所詮B級スプラッターの中ではの話ですから過剰な期待は禁物です。
でも今回も残酷シーンはすごいです。
チェーンソーで内臓グチャグチャや、頭に杭を打ったり、巨大なプレス機(?)でお腹を潰したり。
ミステリー作品としては微妙でもスプラッター映画としては間違いなく1級品です。
                
    
 
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  1. 2012/07/13(金) 11:56:59|
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「カラー・ミー・ブラッド・レッド」 人間の血で絵を描くことに取り付かれた画家

カラー・ミー・ブラッド・レッド (原題:COLOR ME BLOOD RED)
1965年アメリカ映画



これもハーシェル・ゴードン・ルイス監督作品。
                 
主人公は売れない画家。
殺してしまった恋人の血を使って描いた絵が、初めて批評家に評価される。
これに味を占めた画家は、次々と人を殺してはその血で絵を仕上げていく。
                 
吊るした死体の腹部から垂れ下がった内臓を絞って血を採取。
それで絵を描くという悪趣味ぶり。
でもこの作品は残酷描写よりも画家の狂気に重きを置いて作られています。
この監督の作品としては派手さは控えめですが、真っ赤な血と残酷な絵が強く印象に残ります。

   
 


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  1. 2012/07/13(金) 11:47:04|
  2. スプラッター
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「2000人の狂人(マニアック2000)」 H.G.ルイス監督作品の中で一番のお気に入りです

2000人の狂人 (原題:2000 MANIACS!)
1964年アメリカ映画



ハーシェル・ゴードン・ルイスの中で一番好きな作品です。
                
車で旅行中の3組のカップルが通りかかったアメリカ南部の小さな町。
町民から熱烈な歓迎を受けた彼らは、町の記念祭の主賓としてしばらく滞在する事になる。
しかしこの町、南北戦争の時代に北軍によって大虐殺が起こったといういわくつきの町。
実は町民たちはみんな怨念を抱いた幽霊で、北部のナンバープレートを付けた車を選んでいたのだった。。。
                
町民達は恨みを晴らすべく旅人を順番に血祭りに上げていく訳ですが、復讐劇ですから陰湿でおどろおどろしい惨劇になりそうなもの。
ところがこの幽霊達はワイワイとお祭り騒ぎ。
自分たちの虐殺100周年記念祭の余興として嬉々と人を殺していくんです。
ステージに縛り付けられ助けて欲しいと懇願する被害者を囲み、ニタニタと笑みを浮かべながら殺人ショーを眺める町人たち。
バンドが演奏する陽気なカントリーミュージックをバックに、殺人祭りに沸き立つ町の異常な雰囲気にゾッとします。
                
殺しの方法も凄まじいです。
テーブル上に縛り付けた女性を斧で解体したり、四頭の馬にロープで両手両足を縛り付け、四方へ走らせて体を千切ったり、縛り付けた女性の上に巨大な岩石を落として潰したり、内側に無数の釘が突き出た樽に男性を入れて丘の斜面を転がしたりとやりたい放題。
内臓をこねくり回したり顔面を潰したりする他のH・G・ルイス作品と比べるとゴア描写はあっさりしていますが、殺害方法の酷さはルイス史上最悪です。
自分が死ぬところを笑顔の民衆に見つめられるなんて絶対に嫌ですよねえ。

いつもは低予算と技術の低さが仇(味?)となるルイス先生の作品。
この「2000人の狂人」についても、酷いカメラワーク、雑な編集、下手な演技などなどルイス映画のお約束全てが揃っているのですが、そんなマイナス要素を帳消しにする魅力があります。
ハーシェル・ゴードン・ルイス作品の中で一番万人にお勧めできる1本と言えるかもしれません。

それにしても、ドライブインシアター向けのゴミ映画として作られたこんな作品が、現代の日本で高画質のBlu-rayで見られるなんて幸せ過ぎますね~。

    
 


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  1. 2012/07/13(金) 11:43:59|
  2. スプラッター
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「血の祝祭日」 スプラッターの始祖ハーシェル・ゴードン・ルイス監督のスプラッター映画1作目!

血の祝祭日 (原題:BLOOD FEAST)
1963年アメリカ映画



ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の記念すべきスプラッター第1作目。
1作目だというのにのっけから凄まじい残酷描写です。
                         
エジプトの宗教に傾倒した料理店主のお話で、神様にささげる生贄として女性を殺しまくって解体しちゃいます。
ニタニタ笑いながら内蔵は引っ張り出すは、舌ベロは引っこ抜くは、死体をオーブンで焼くはとやりたい放題。
しまいには楽しそうに女性を鞭で打ったりと、このおっさんかなりキモイです。
                         
それにしても、1960年代前半にこんなにグロい映像を作ってたという事実にちょっと驚きます。
今よりも保守的な思想が強い社会だったでしょうし、よくこんな映像を作る事ができたなあ。
とはいえ、さすがに一流の映画館では公開してもらえず、ドライブインシアターや小さい寂れた映画館での公開に止まったようですが。
                         
また何でもCGで表現してしまう現代と違い、俳優が実際に人体や内臓を手に持って演技しているところに凄まじいリアリティがあります。
この生々しさはコンピューターで描いた絵を実写に重ねたCGでは到底マネのできないところだと思います。
                        
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の一連の作品は、ホラー映画の世界でもとびきりの暗部といえます。
そんな作品が今の時代、DVDで見れるのはスゴイ事なのかもしれませんね。
               
   
 

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  1. 2012/07/13(金) 11:38:33|
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「ファンハウス/惨劇の館」 トビー・フーパー監督作品!お化け屋敷の中でお化けよりも怖い殺人鬼に襲われる!

ファンハウス/惨劇の館 (原題:FUNHOUSE)
アメリカ1981年度作品


「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督が撮った殺人鬼モノ。
奇形の殺人鬼はリック・ベイカーとクレイグ・リアドンによるもので、その顔つきはなかなかの迫力です。

各地を巡業するカーニバルが町にやってくる。
観覧車やメリーゴーランドのような乗り物の他、奇形の動物を並べた見世物小屋、占いの館、マジックショー、ストリップなど、アングラな雰囲気の出 し物が多数並んでいる。
アトラクションの一つであるお化け屋敷「ファンハウス」では、フランケンシュタインの怪物に変装した男が働いていた。
園内で一夜を明かそうと、2組の高校生カップルが閉園後のファンハウスに忍び込む。
しかし館内で、フランケン男が自分をバカにした占い師を絞殺する現場を目撃してしまう。
ファンハウスの管理人である父親に咎められたフランケン男が興奮してマスクを剥ぎ取ると、その下からは醜い奇形の顔が現れた。
そしてその様子を覗き見ていた事がばれてしまった高校生達は、密室のファンハウスで奇形殺人鬼とその父親に追い回される。。。

トビー・フーパー監督作品とはいえ、「悪魔のいけにえ」には遠く及びません。
恐ろしい形相の殺人鬼と、そんな息子を偏愛する父親の狂気をもっと丁寧に描いて欲しかった…と考えると非常に勿体無い。
残念ながら「ファンハウス/惨劇の館」は、単なるB級モンスターホラー止まりです。

殺人鬼親子よりも狂気に満ちていたのが、カーニバル会場をうろつく老婆。
でも思わせぶりな予言めいた事を喋らせておきながら、結局、殺人鬼親子ともストーリーにも関係も無し。
あと不気味なホームレスの男も何かやらかしそうな気配だったのに何もしませんでした。
いい感じのキャラクターが活かされていません。

また、ヒロインの弟が姉を追ってファンハウスへと来ます。
しかしウロウロするだけで何もしないうちに保護され自宅へ強制送還。
伏線かと思いきや、何のために出てきたのかよく分かりません。
せっかく出すなら密室内の姉達と連携して弟君に活躍させてやれば良かったのに。
惜しい。惜しい事だらけ。

また全体的に演出と編集にキレがありません。
追われているというのに若者達はモタモタ、編集もモタモタしてるから見ている方はイライラします。
しかも90分程度の作品なのに、ファンハウスに侵入するまで30分以上、若者達のカーニバル巡りに付き合わされます。
ファンハウス内はアルジェントを手本にしたのか、原色系の照明でおどろおどろしさを出そうとしていますが中途半端。
ヒロインと殺人鬼との最後の対決も、モタモタノロノロで盛り上がらず。
とても巨匠の仕事ぶりとは思えません(涙)

殺人鬼も顔はインパクトあるんですが、小柄な殺人鬼という役なのでいまいち迫力不足。
顔がでかくて体が華奢に見えちゃいます。
特殊メイクの見所は殺人鬼の顔のみで、それ以外に派手な効果やゴアシーンはありません。
顔だけじゃダメなんですよ。。。
オープニングは「ハロウィン」や「サイコ」へのオマージュっぽいシーンがあったりして見る度にワクワクするんですけどねえ。

後の「悪魔のいけにえ2」でも遊園地を舞台にしたり、殺人鬼と父親の関係が似ているあたり、トビー・フーパーは意識的に狙ってるのかなあ。
「ファンハウス」でも殺人鬼の最期は「悪魔のいけにえ」の犠牲者のごとくフックに吊るされてたし、意外とセルフパロディ好き!?

ちなみにヒロインを演じるのは「アマデウス」でモーツァルトの奥さんを演じたエリザベス・ベリッジ。
この作品では景気良く脱いじゃってます。

  

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  1. 2012/07/13(金) 11:32:05|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「エスター」 孤児院から養子に迎えられた少女が、そのファミリーを恐怖に陥れる!

エスター (原題:ORPHAN)
2009年アメリカ映画



少女が大暴れするサイコホラー。
異常なまでの評判の高さにかなり期待して見始めましたが、それでも期待を裏切られる事なく恐怖を堪能しました。
                 
3人目の子供を死産した夫婦が、孤児院からロシア人の女の子エスターを養子に迎える。
一風変わったところがあるが、礼儀正しくかわいらしいエスター。
ところがこのエスターちゃん、実は最恐の子供だったのです。
二人の兄弟を脅迫して口を封じたり、両親が離婚するよう裏工作。
学校のいじめっ子には大怪我を負わせ、正体を明かそうとした大人を殴り殺す。
それらは全て、父親への歪んだ愛情が招いた結果。
そしてラストでは驚愕の事実が明らかになります。。。
                 
孤児院だ、養子だ、なんていうと「オーメン」と被りますが、エスターちゃんは悪魔でも悪霊でもなく、ただの人間。
そこがまた怖い。
子供が悪役ってのは反則ですね。
悪者だって分かっていても憎みきれない。
でもそれを利用して暴れまくるエスターはやはり極悪です。
                 
エスターを演じたイザベル・ファーマン、アメリカではティーンのアイドル的存在だそうです。
それがこんな役を演じたっていうのは驚きです。
最後はアイドルとは思えないような扱いですからね。
でもこの作品の怖さはイザベル・ファーマンあってのもの。
彼女でなければこんなに強烈な作品にはならなかったでしょう。
ただのアイドルで終わらずに、これからも女優として活躍して欲しいなあ。
                
監督は再リメイク版「蝋人形の館」の人。
「蝋人形の館」の方が仕掛けは派手でしたが、怖さは格段にUPしてます。
あとスタッフ陣を見てちょっと驚いたのが、製作にレオナルド・ディカプリオの名前が入ってる事。
ホラーのプロデュースなんかもやるんですね。
                
 
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  1. 2012/07/13(金) 11:23:45|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「サバイバル・オブ・ザ・デッド」 ロメロ監督のゾンビ新シリーズ第二段!

サバイバル・オブ・ザ・デッド (原題:SURVIVAL OF THE DEAD)
アメリカ2009年度作品



ゾンビ映画の神様、ジョージ・A・ロメロ監督の2009年度作品。
前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」にチラッと登場した兵隊達が主人公。
直接的な続編ではありませんが、前作の後に起こったエピソードという位置付けです。
メジャースタジオでの映画製作に疲れたロメロ監督がインディペンデント系ゾンビ映画として作ったのが前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」。
「サバイバル・オブ・ザ・デッド」も同様のノリであり、決して大作映画ではないのでご注意を。
                 
楽園を求めて辿り着いた島では2つの地元住人グループ同士が争っていた。
この地元住民のスタイルがカウボーイ風だったので、序盤からゾンビ西部劇なのかな?と思ってたところ予感的中。
片方のグループは生き返った死体は容赦なく殺す事を主張し、もう片方のグループはゾンビ化した家族や隣人と共存していく事を主張して対立・・・というこの構図は、昔から西部劇でよくあるパターンですね。
ただ西部劇という言葉からイメージするような荒野や岩山が舞台ではなく、草木が茂り、紅葉が美しい森林なので、いまいち西部劇らしい雰囲気が感じられませんでした。
ロメロ監督のゾンビ映画といえば、ゾンビの恐怖の裏に大きなテーマが隠れているのが常でした。
名作「ゾンビ」では消費社会への風刺であり、前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」ではインターネットメディアへの批判。
ところが今回はその裏テーマが見えてこない。
ロメロ映画としてはこれは大きなマイナスです。
「ゾンビも怖いけど、それ以上に人間って怖い!」っていう強いメッセージが欲しかったです。
                 
あと今回も前作に続いてゾンビの出番が非常に少ない。
人間ばかりがクローズアップされて、最早ゾンビは添え物みたいに扱われています。
ゾンビのロメロとしてはこれじゃあダメですね。
ラストの見せ場に登場するゾンビの数もちょっと少ないし、ゾンビ好きとしてはちょっと不完全燃焼です。
また、前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」でもチープなCGでのゴアシーンがありましたが、今回はさらに酷い。
前作以上にゴアシーンをしっかり見せちゃってるから余計に嘘くさいCGが目立っていました。
オープニングの頭部破壊に始まり、消火器、照明弾を使ったシーンも酷かった。
リアルに見せられないならチラ見せ程度にしておけばいいのになあ。
                 
でもなぜか後半の方は特殊メイクを使った昔ながらのゴアシーンが多くて楽しかった。
お約束のゾンビによる人体解体シーンなんて、脊椎まで作り込んであってなかなかクオリティ高かったです。
特殊メイクのアドバイザーとしてグレッグ・ニコテロが参加してるんだから、もっと特殊メイクを使って欲しかったなあ。
                 
ところで、ロメロ監督、近年ブームの走るゾンビについては「好ましくない」と言っておきながら、自分もゾンビに変わった事をやらせたくて仕方ない模様。
今作ではゾンビが乗馬したり、その馬を食っちゃったり、車のギヤを切り替えて前進→後退と運転したり。
あと「ランド・オブ・ザ・デッド」に続いてまたもや水中を歩かせてます(でもこれって亜流の「サンゲリア」からの拝借では…)。
「死霊のえじき」の賢いゾンビ、バブちゃんが好評だったからなのか、最近は道具を使わせたりとか余計な事をさせ過ぎな気がします。
せいぜい「生前の習慣が行動に表れる」という自ら決めたルールの範囲でレベルで活躍させて欲しいなあ。
ゾンビみんなが色んな事ができるようになっちゃうと、特別な存在であるバブちゃんのキャラが薄まっちゃうしね。
新しいことを追求するにしても、過去の自分の作品は大事にして欲しいですね。
                 
と、大好きなロメロ監督の事を辛く書いちゃいましたが、ホント、大好きなんですよ。
ゾンビ3部作、クリープショー、ザ・クレイジーズ、マーティン、モンキーシャイン、どれも大好き。
さらにはナイトライダーズなんていうホラー以外の作品も好きです。
だから常に期待しすぎちゃう自分をお許し下さい、ロメロ先生。。。

 
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  1. 2012/07/13(金) 11:17:26|
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「バイオインフェルノ」 化学薬品工場内の薬品漏れで職員がゾンビ化!閉じ込められた非感染者の運命は?

「バイオ・インフェルノ」
(原題:WARNING SIGN)
アメリカ1986年度作品




80年代に量産されたホラー映画の中で、キラッと光っていたのが「バイオ・インフェルノ」です。
監督と脚本を務めたのは「続・激突!カージャック」の脚本が高く評価され、またノンクレジットながら「未知との遭遇」にも携わるなど、スピルバーグ作品でその手腕を振るった人です。
「バイオ・インフェルノ」は派手な描写がある訳ではありませんが、スリリングな展開で見る者を引き込むあたりはさすが実力派脚本家です。
とはいえ日本での知名度は高くなく、新たにソフト化されるとは思いもしなかった作品ですが、それが2014年になってまさかのDVD化!
80年代からVHSビデオで楽しんできた作品がデジタル映像で楽しめるなんて嬉し過ぎますね。
そんな訳でDVD発売を機に久しぶりに見たので、ここで改めてレビューを更新してみようと思います。

表向きは農作物の研究を行っていることになっている化学工場が舞台。
実は中では細菌兵器を開発していたのですが、細菌の漏えい事故が発生してしまいます。
この細菌に感染すると人間の内に秘めた暴力性が増幅されて凶暴化、非感染者に襲い掛かります。
工場内で監視していた女性警備員ジョニーは、マニュアル通りに工場を閉鎖して外部と遮断。
ところが、閉じ込められた職員たちの間に徐々に感染が広がり凶暴化、ジョニーに襲い掛かります。
工場の外には、事故の収束と隠ぺいを目的とした政府の部隊が到着して工場を包囲。
妻ジョニーからの連絡で感染事故を知った保安官のキャルは、外から妻をサポートしようとしますが、役人たちに阻まれて見ているしかありません。
そこで、以前工場で働いていた科学者フェアチャイルドを探し出して協力を仰ぐと、彼曰く、政府は職員を助ける気などなく、事故を隠すため見殺しにされるだろうと知らされます。
それを聞いたキャルは妻を救出するため、フェアチャイルドと共に通気口から工場内へ侵入してジョニーを見つけ出します。
しかし感染者ともみ合う中で防護服が破れ、二人とも細菌に感染してしまいます。
ところが不思議なことに、防護服を身に着けていないにも関わらず、ジョニーだけは感染していないことが判明。
フェアチャイルドはその理由が事態に解決に繋がるのではないかと、彼女の血液分析を開始します。。。

顔や手など露出した部分に水疱ができた感染者たちはなかなか不気味です。
理性があり、会話する事も可能ですが、理由もなく襲い掛かってくるのが恐ろしい。
また工場の外では、閉じ込められた職員の家族らが暴徒化し、武器を持って工場のドアを破壊しようとします。
感染者も怖いですが、理性を失った市民もコワイです。

出演は、主人公ジョニーに「トワイライト・ゾーン」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ホーンズ」などホラー映画にもよく出るキャスリーン・クインラン。
その夫キャルは「カプリコン・1」「キリング・フィールド」のサム・ウォーターストン。
政府の役人役は「007 死ぬのは奴らだ」のヤフェット・コットー、工場長を演じるG.W.ベイリーは、「ポリスアカデミー」のアホな鬼教官とはうって変わって人間味あふれる良いキャラクターです。
感染者のリーダー的存在となってしまうニールセン博士は、「遊星からの物体X」で心臓マッサージ中に腕を噛み千切られてしまったリチャード・ダイサート。
また、問題解決に貢献する科学者フェアチャイルドは、「ウォーキング・デッド」のキャンピングカーじいさんや「ミスト」に出ていたジェフリー・デマン。今回久々に見て発見しました。
このように出演者はなかなか豪華なんですよね。

1986年製作ですのでもう30年ほども前の作品ですが、今見ても古さはほとんど感じません。
未見の方には是非挑戦してもらいたい隠れたSFホラーの佳作です。

 


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  1. 2012/07/13(金) 11:09:02|
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「死体と遊ぶな子どもたち」 B級ホラーならではのいかがわしさ全開のゾンビ映画

死体と遊ぶな子どもたち
 (原題:CHILDREN SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS)
アメリカ1972年度作品



たまたま中古ビデオショップで見つけ、味のあるジャケットのイラストに惹かれて購入したもの。
元のフィルムのせいか、中古ビデオのせいかは分かりませんが酷い画質でした。
製作年代は1972年と古く、映像的にもそれなりの古めかしいものでしたが、この当時の低予算ホラー映画のわりに特殊メイクは頑張っていて、ゾンビの造形はなかなかのもでした。
                 
ヒッピー集団が墓場で死体を掘り起こし、パーティ会場に連れてきてふざけているうちに怒った死体が蘇って人間たち襲い始めます。
いかにもB級ホラーらしくていい感じなんですが、死体が怒り出すまでの展開がちょっとダラダラと長い。
でもこの作品ならではの味があって、個人的には嫌いじゃないんですよね。
ちなみに監督は、後にスタローンとドリー・パートンの「クラブ・ラインストーン」のほか、「ポーキーズ」などを監督して有名になるボブ・クラークです。
                 
B級以下の低予算映画ではあるんですが、こんな作品を土曜の深夜なんかに酔っ払いながら見たりすると、意外と幸せな気分が味わえるんですよね。
この作品がDVDで発売されたら即買いなんだけどなあ(でも画質酷かったからリマスター作業が大変そう…)。



2015年1月追記:
「死体と遊ぶな子どもたち」日本語版DVD発売決定!



しかも低価格で買いやすい♪
超B級の低予算ゾンビ映画ですけど、すげー嬉しいです!!!

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  1. 2012/07/12(木) 12:38:27|
  2. ゾンビ
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「悪魔の墓場」 ゴア描写とゴシック調映像のアンバランスさが魅力のゾンビ映画

悪魔の墓場 (原題:LET SLEEPING CORPSES LIE)
1974年イタリア・スペイン合作映画



まず最初に、語り尽くされた部分ですが、この作品の基本情報を書いておきます。

【1.ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の亜流作品である】
【2.日本では「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が劇場公開されず、「ゾンビ」より先にこの「悪魔の墓場」が劇場公開されたため、一時は近代ゾンビの元祖と勘違いされていた】
【3.日本公開時はウォーホールの「悪魔のはらわた」、トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」と共に悪魔三部作として宣伝された(もちろん3作とも無関係な作品】
【4.後半に登場する頭部包帯&腹部縫合痕のゾンビがいい味出してる】

以上が基本情報。

イタリア・スペイン合作という事で、最初はルチオ・フルチ系のスプラッターをイメージしていました。
舞台は南国?ニューヨーク?と思ってたら予想に反してイギリス。
ロンドンタクシーや二階建てバスが走る都市部から始まり、スタイリッシュな映像と音楽に乗せて舞台は田園風景が広がる郊外へ移動。
古城のような建物や古めかしい街並みからはイギリス製ゴシックホラーのような重厚なイメージが漂います。
 
お話は、その田園の中の一軒の農場が、新型の害虫駆除マシーンを稼動させた事により、周辺の遺体を甦らせてしまった事から始まる騒動を描いています。
世界規模の惨事となるロメロゾンビとは違い、主人公の周辺のみに起こった死人蘇生事件という点がまた往年の怪奇映画的な雰囲気を高めているように思えます。
しかしゴシックホラーと明らかに違うのは、やはりマカロニゾンビ映画の流れを汲む残酷描写。
後の「ゾンビ」などと比べれば若干大人しい描写に見えるかもしれませんが、ネタ元の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」と比べたら遥かにきわどいグロ描写が満載。
内臓を引きずり出し、それを貪り食うゾンビの姿は、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」よりも「ゾンビ」に近いです。
またイタリアらしいのは、そのえげつなさ。
女性のブラウスを引き裂き、露わになった乳房を握り潰して引き千切る。。。
何でそこまでやるかな…と若干引かせるのがイタリアゾンビの真骨頂ですね。
 
「ゾンビ」ほどのアクションシーンは無いが「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」よりはリズミカル。
イタリアの血が入っているのにイタリアンホラーであることを忘れる(グロシーンで思い出すけど)。
亜流作品でありながら独自性もある。正直、予想外に楽しめると思います。
 
しかし「悪魔のはらわた」も「悪魔のいけにえ」もひどい邦題ですが、「悪魔の墓場」って。。。
墓地なんて一瞬しか出てこないし。
おまけに無関係の作品に似たタイトルを冠してシリーズ化してしまうとは。
日本の配給会社の逞しい商魂にはいつも度肝を抜かれますねえ。

自分が初めてこの作品を見たのはもう大昔、にっかつビデオのVHSでした。
透明のプラケースに入ったパッケージが懐かしいなあ。


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  1. 2012/07/12(木) 12:30:06|
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「ゾンバイオ 死霊のしたたり」 「死霊のはらわた」と並ぶ超ハイテンションスプラッタームービー!

ゾンバイオ 死霊のしたたり (原題:RE ANIMATOR)
アメリカ1985年度作品
        


80年代のホラー映画ブームを牽引したエンパイアピクチャーズ一番の傑作です。
原作はH・P・ラブクラフトの「死体蘇生人ハーバート・ウエスト」。 
(変な邦題に涙が止まりません。。。)
 
死体を生き返らす薬を発明した天才医学生ハーバート・ウエストが主人公。
医大の遺体安置所へ忍び込み、実験用の死体へ勝手に薬を投与。
死体は生き返るが、生き返らせたところで言う事を聞くわけも無く、医大の中で大暴れ。
その騒ぎを聞きつけて様子を見に来た学長を生き返った死体は殺してしまう。
ハーバート・ウエストは死んだばかりの学長の遺体にも薬を投与。
何とか学長も生き返るが、騒ぎの責任を取らされて謹慎処分となってしまう。
その騒ぎの様子を見ていたヒル教授は、ハーバート・ウエストの研究を横取りしようと企む。
研究を渡すよう脅迫してきたヒル教授に対しハーバート・ウエストは、スコップで首を切断して殺害。
首と体別々に薬を投与してみると、何とそれぞれを別々に生き返らせる事に成功。
しかしゾンビとなってもずる賢いヒル教授は、自分の生首を体に抱えさせ、連鎖的に色々なトラブルを引き起こしていきます。
 
この作品のハチャメチャなパワーはすごいです。
制作陣の悪乗りも激しく、サム・ライミの「死霊のはらわた」と良い勝負。
内臓もぐっちゃぐっちゃ飛び出すしグロ描写もたっぷり。
ブラックユーモアもたっぷりで笑いながら見れます。

特殊メイクはアンソニー・ダブリンとジョン・ナウリン。
聞いた事の無い人たちですが、「フロム・ビヨンド」などにも携わっていた模様。
ちなみにクレジットこそされていませんが、ジョン・カール・ビュークラーも参加していたようです。
 
B級映画ですがメジャースタジオのA級作品には絶対マネ出来ない強烈な作品。
ホラーファンなら是非一度挑戦してみてください。

【2013年4月追記】
Blu-rayが発売にされました!
HDリマスターとしてはゴミがやや多いのが気になりましたが、Blu-rayソフトの情報量によって高品質な映像が楽しめます。

   
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  1. 2012/07/12(木) 12:20:02|
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「28週後…」 前作より遥かにスケールアップ!またもや人間の狂気と感染者の恐怖が襲いかかる!

28週後… (原題:28 Weeks Later)
2007年イギリス映画



レイジウイルスへの感染を免れたドンとアリスの夫婦は、イギリスの片田舎の老夫婦の家に身を寄せていた。
しかしそこにも感染者に見つかり、家の中へとなだれ込んでくる。
二階の部屋へと逃げた二人だったが、部屋の片隅に追い詰められた妻アリスを見捨て、ドンは窓から外へと逃げ出した。。。

生き残った人々は軍に制圧されたロンドンの一角に安全地帯を築き、軍の管理下で下の生活を取り戻そうとしていた。
ドンはその安全区域内で、修学旅行に行っていたために難を逃れていた娘と息子に再会する。
母を失った悲しみにくれる姉弟は、厳重な警備をかいくぐり、ロンドン市内の危険区域にある自宅へ、母親の写真を取りに出た。
無事に自宅へ着くと、そこには死んだと告げられた母親が潜んでいた。
母親と共に安全区域へと連れ戻される子供達。
自分が見捨てたアリスが生きていた事を知ったドンは、病床のベッドにいるアリスの元へ会いに行く。
アリスは自分を見捨てたドンを許し、ドンはアリスにキスをした。。。
しかし、アリスは感染者に噛まれていた。
特有の免疫力を持っていたため発症こそしていなかったが、保菌者だったのだ。
アリスの唾液からドンは感染し、その場でアリスを噛み殺した。
そして安全区域の中に解き放たれたドンにより、平穏な生活は終わりを告げる。。。
                 
前作も面白かったですが、この2作目ではさらにパワーアップ。
猛烈なスピード感で押し切ってます。
冒頭から感染者たちはドンを追いかけて猛ダッシュ!こわすぎます…。

安全区域を守る軍部は、区域内の一般人を皆殺しにして被害の拡大を抑えようとします。
こういう極限状態での人間の狂気を描いた映画は個人的に大好きで、最も恐怖を感じるシチュエーションです。
                 
流血量や飛び散る肉片の量も前作から大幅増量で派手になってます。
ヘリコプターのローターでゾンビ(風の感染者)たちを切り刻んだのには思わず笑ってしまいました。

映像も大幅にスケールアップしており、ロンドン市外の爆破シーンなども見所です。
凄まじいパワーとスピード感は、今回は製作総指揮に回ったとはいえ、やはりダニー・ボイルの息がかかってるだけのことはあります。
ただ、アクションやスピード感は大幅増量ですが、前作にあった毒気はやや失われた感があります。
それはやはりダニー・ボイルがやや距離を置いた結果なのかもしれません。

この手のゾンビ系の映画の中では最もスリリングでスピード感がある作品だと思います。
走るという点で「ドーン・オブ・ザ・デッド」と同じ系統ですが、「28週後…」は一箇所に留まっている時間が殆ど無く、常に走り回って逃げています。
見終わる頃にはこっちまでクタクタになりますよ~。

出演はドン役が「トレインスポッティング」「フルモンティ」「ラビナス」の
ロバート・カーライル。
子供たちを助ける米兵が「ハートロッカー」のジェレミー・レナー。
この人はすっかり兵隊役のイメージが付いちゃいましたね。

やや作品の色は変わっていますが、前作「28日後…」と共に、ゾンビ(系)映画の中では非常に良くできた作品の1本だと思います。

  
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  1. 2012/07/12(木) 12:14:48|
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プロフィール

かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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