ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

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「ザ・スタッフ」 悪魔のアイスクリーム…

ザ・スタッフ (原題:THE STUFF)
1985年アメリカ映画


 
前述の「スナッフ」とタイトルが似てますが全く関係ありません。
こっちは「スタッフ」です。これも変な映画ですよ~。

新発売のアイスクリームが巷で大人気になる訳です。
主人公の子供はこのアイスが動く姿を目撃して、食べるのをやめるように騒ぎます。
このアイスクリームの正体は、地中から湧き出してきた正体不明の物体だったんです。
アイスクリームの会社がこれをパッケージして販売してたんですが、何とこれ、生きている物体で、これを食べた人間はゾンビ化して人を襲うんです。
かなりハチャメチャな展開ですが、それもそのはず、「悪魔の赤ちゃん」シリーズのラリー・コーエンが監督です。
B級らしいB級映画としてそれなりに楽しめる作品ではあります。
(まさかDVDなんて発売されて無いだろうと思って検索したら、何と定価500円の廉価版シリーズで販売中。ソフトメーカーさん、やるねぇ。)


        
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テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/13(火) 02:15:57|
  2. モンスター
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「スナッフ」 カメラ前で行われる殺人は本物か?

スナッフ (原題:THE SNUFF)
1976年アメリカ映画


 
公開当時、スナッフフィルム(本当の殺人場面を撮った映像)であると話題になった作品。
実際には当初から作り物だと言われていましたが、それでも好奇心旺盛な若かりし頃は見てみたくて仕方なかったのに、生憎近所のレンタルビデオには置いてありませんでした。
社会に出て一人暮らしをはじめた時、部屋の近くのレンタル店でついに「スナッフ」を発見!早速借りて見ました。

映画はごく普通にバイオレンスタッチのアクションドラマが始まります。
制作年代よりも明らかに古いヒッピーな方たちが殺しあったりしますが、特にホラーな展開ではなく、お色気シーンを交えつつ、そんなのを延々と見せられます。
問題の映像までは一通り映画が終わるまで待たなくてはなりません。

退屈なストーリー部分が終わると、撮影後のスタジオ内を映した映像へと切り替わります。
照明機材などが写っておりドキュメンタリーチックな感じです。
するといきなり撮影スタッフとおぼしき男が、女優をベッドに押し倒し、指をザクッと切り落とす!

うわっ!作り物ーっ!
もう露骨に偽者なわけですよ。

それから暫く解体ショーみたいなのが続きますがあまりの酷い特撮にゲンナリです。
そこまで延々と退屈な映画を見せられ、期待度MAXだったとはいえこれは酷すぎる。

後で調べてみたら、南米で作られたZ級バイオレンスアクション映画があまりにつまらなかったので、宣伝のためにアメリカの配給会社が問題のシーンを付け足して公開したというのが事の顛末だそうです。

くだらない。。。話のねたにはなりましたけどね。。。

でもね、ホラー映画なんて作り物だと分かってるからこそ見れるんです。
実際の人間が苦しみながら息絶える所なんて絶対に見たくありません。。。
そういう意味でこの映画の「殺人シーン」は、分かりやすいくらい作り物で本当に良かった。。。


         

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/13(火) 02:14:49|
  2. バイオレンス
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「バッドテイスト」 ピーター・ジャクソンの出世作

バッドテイスト (原題:BAD TASTE)
1987年ニュージーランド映画


         
「ロード・オブ・ザ・リング」や「キング・コング」のピーター・ジャクソン監督のデビュー作。
脳みそを食べに来たエイリアンが地球で大暴れするお話でした。
あえてジャンル分けするならホラー映画なんでしょうが、アクションでもありコメディでもあります。
とにかく全編がユーモアに覆われていて、くどいほどにいちいち笑わせてくれるんです。

また低予算ながらもカメラアングルや編集にも凝っていて、よく考えられていて手間を惜しまずに作ってるのが分かります。
低予算のくせにグロ映像にはかなりお金が掛かってるようにも見えます。
次から次へとグッチャグチャ映像が続きますよ。
これはホラー作家時代のピーター・ジャクソンを知らない人が見たらさぞかしびっくりするでしょうね。
「指輪物語」の映像化に成功した大監督の作品が、脳みそベチャッ!内臓グチャッ!ですからね。


激しいアクションで展開も早いのですが、何となくヨーロッパ映画的な気だるさがあり、同じくメジャー監督にのし上がったサム・ライミの「死霊のはらわた」とは違う、さらに図太いパワーを感じました。
また荒涼としたニュージーランドの景色を活かしたロケも独特の雰囲気を醸し出しています。


        

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/13(火) 02:13:08|
  2. SF
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「バスケットケース」 シャム双生児の悲劇

バスケットケース (原題:BASKET CASE)
1982年アメリカ映画



切り離されたシャム双生児の兄弟のお話。
分離手術で五体満足な体になった弟に対し、兄は化け物のような姿となり、親や医師からも見放されてしまう。
しかし弟はそんな兄をバスケットケースに隠し、自分達を捨てた者へ復讐するために町を彷徨う。

このフランク・ヘネンロッターという監督の異常ぶりはすごいです。本当に病んでます。
軽い気持ちで「バスケットケース」は見ない方がいいですよ。
それくらい精神的にダメージを食らいますから。
低予算作品だけど、「死霊のはらわた」のように低予算が良い結果を生んだ好例です。
安っぽさが作品の持つ卑猥な感じを助長してるんです。

面白いのは兄と弟が全く逆の特徴を持っており、体を分離しても二人揃って一人前というところに監督の皮肉を感じます。
二人はお互いを補完しながら手を取り合って生きていくのですが、ある日、弟が女性と恋に落ちて兄から自立しようとしたときにそのバランスが崩れます。
逆上したお兄ちゃん、弟の彼女を殺していけないことをしてしまうんです。
そして最後に悲劇が訪れます。。。

物凄くアングラな作品なのに不覚にも最後は軽くホロリとさせられてしまうところが、「バスケットケース」が長い間ファンに支持されている理由なんじゃないかなあ。

【2013年4月追記】
2013年6月、DVD再販と共にBlu-rayが発売になります!

    

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  1. 2010/07/13(火) 02:11:13|
  2. モンスター
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「ファンタズム」 ホラーファンタジーの迷作

ファンタズム (原題:PHANTASM)
1979年アメリカ映画

       

 
鬼才ドン・コスカレリ監督が、悪夢を映像化したような作品。
ストーリーや状況の詳しい説明もないままに、幻想的なできごとが次々と展開していきます。
有名な空飛ぶ銀色の鉄球、マスタードみたいな黄色い血、小人、異次元の世界、それぞれが強烈に印象が残るんだけど、イメージ映像みたいなものを繋ぎ合わせたような映画だから、作品全体を通しての印象が極めて薄い。
でも一度この映像を見ると、ドラッグのように忘れられなくなってついまた見てしまう。
だけどやはり意味分からず・・・を繰り返すんです。

非常に珍しいタイプの作品だと思うので、ホラー好きの人には是非挑戦してもらいたいです。
万が一、意味が理解できなくても前述の鉄球のシーンを見るだけだけでも価値ありますから。


 

         

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  1. 2010/07/13(火) 02:10:03|
  2. オカルト
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「ソサエティ」 金持ちなんてどうせみんな変態!

ソサエティ (原題:SOCIETY)
1989年アメリカ映画




エンパイアピクチャーズのゲテモノホラー。
ストーリーがすごいです。
上流階級の人間達は庶民を食い物にする化け物だった…という、まるで貧乏人の僻みを映像化してしまったようなお話。
かなり金持ちをバカにしてて貧民が見るとちょっと気持ち良いかも。

上流階級の家庭に生まれた青年が主人公。
ある日、異常な家族の裏の顔に気付いてしまう。
秘密を知ってからは変態化け物に襲われる羽目になる訳ですが、日本人特殊メイクアーティスト、スクリ-ミング・マッド・ジョージらが作り上げたモンスターがすごい。
乱交パーティのシーンではやりたい放題で、肛門から顔が出てきたり、体がドロドロ溶け出して大勢の体が溶けた餅のように一体化したり。
流血や内臓は控えめですが、何やら肌色の物体がたくさん出てきます。。。


 

        

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  1. 2010/07/13(火) 02:08:08|
  2. モンスター
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「ミディアン」 地獄のクリーチャーたち

ミディアン (原題:NIGHT BREED)
1990年アメリカ映画
        


 
「ヘルレイザー」のクライブ・バーカー監督作品。
怪物たちの暮らす秘密都市ミディアンをめぐり、怪物たちを滅ぼしたいマッドサイエンティストと、怪物の血を引く人間(?)との戦いを描く。
「ヘルレイザー」を見れば分かるようにクライブ・バーカーは相当な変態監督ですが、「ミディアン」でも変態趣味全開です。

まず怪物のデザインがすごい。
色々な種類の怪物が登場しますが、どれも気持ち悪いです。
また残酷シーンも多いのでスプラッター系ファンの人でも楽しめると思います。

ちなみに、マッドサイエンティストを演じたのはクライブ・バーカー以上の変態監督、デビッド・クローネンバーグ。
しかも友情出演レベルではなくてガッツリ主演級の活躍です。
この人、本当に好き物ですね~。



         

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  1. 2010/07/13(火) 02:06:50|
  2. モンスター
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「ヘルレイザー」 地獄のSMプレイ

ヘルレイザー (原題: HELLRAISER)
1987年アメリカ映画
         


 
血の本シリーズのベストセラー作家クライブ・バーカーが、自身の小説を映画化。
究極のSMがテーマとなっています。
なんといってもピンヘッドをはじめとする魔道士のビジュアルが強烈でしたね。

大昔から宝と言い伝えられていたパズルボックス。
これを開けるといいことがあるらしい…と言われて開けたら地獄の使者である魔道士たちが出てきて痛みをプレゼント!
M系の人なら喜ぶでしょうが、大抵の人は泣きますね。

悪夢を見ているかのような映像はまさにクライブ・バーカーならではの世界です。
ホラー映画ファンで未見の方がいるなら、これは是非見てもらいたいシリーズです。
過去に発売されたDVDはオークションなどで数万円という高額で取引されてきましたが、2011年、ついにDVDとBlu-rayで再販されます!
今回も買い逃すと大変ですよ~。





        

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  1. 2010/07/13(火) 02:04:40|
  2. オカルト
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「フロム・ビヨンド」 「死霊のしたたり」メンバー再集結

フロム・ビヨンド (原題:FROM BEYOND)
1986年アメリカ映画



 
「ゾンバイオ 死霊のしたたり」のスタッフが再集結したH・P・ラヴクラフト原作の変態系ホラー。
出演は「死霊のしたたり」のハーバード・ウエストことジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトンに加え、なんと「ゾンビ」ピーター役、ケン・フォリー!!

人間の脳を刺激して異次元を覗く力を得る研究をする科学者。
異次元に魅了されたおっさんは自ら異次元の怪物へと変身し、脳を刺激された助手は脳の一部が肥大化、触覚のような触手が額を突き破って現れると理性を失って人間の脳みそを食べ始める。
また女医は同じく脳を刺激された事でエロモードに突入。
そんなアホアホ軍団を助けに来るのがピーター・・・じゃなくてケン・フォリー。
でも怪物おやじは異次元から色々なモンスターを呼び出してそれに対抗。
後半のとんでもない展開には唖然とします。

グロあり、ゲテモノあり、エロありと、B級テイストを売りにしていたエンパイアピクチャーズの面目躍如。
このくだらなさから生まれる面白さは見てみないと分からないと思います。
今のところDVDが発売される気配はありませんが、機会があったら是非見て欲しい1本です!



         

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  1. 2010/07/13(火) 02:02:56|
  2. SF
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「イグジステンズ」 バーチャルゲームの世界

イグジステンズ (原題:eXistenZ)
1999年カナダ・イギリス合作



 
バーチャル空間で行うゲームとそれにまつわる陰謀にジュード・ロウが巻き込まれるお話。
バーチャルという言葉でお気づきのように、現実と仮想現実の境界線が曖昧で訳が分からなくなります。
でも難解はないし、訳が分からないからつまらないという事ではないんです。
「あ~!訳が分からない!」という状況を楽しむ映画ですからご安心ください。
目が回って地面がどこか分からなくなったような不安な心もとない感覚、あれに似てるかな。
「裸のランチ」もそうでしたが、最近のクローネンバーグ作品はそういう傾向が強いですね。

特にグロい描写はありませんが、グネグネといやらしく動くゲームのコントローラー、生物の骨で組み立てた銃など、変態じみた小道具を見てるだけでも頭おかしくなりそうです。
あと、チョイ役ながら強烈な印象を残すウィレム・デフォーの顔も精神衛生上良くないかも。。。

 

         
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  1. 2010/07/13(火) 02:01:15|
  2. SF
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「裸のランチ」 幻覚が生み出したモンスターたち

裸のランチ (原題:NAKED LUNCH)
1991年カナダ・イギリス合作



 
現実と幻想が入り混じったクローネンバーグ監督のイマジネーションが炸裂した作品。
もともと原作者のバロウズの時点で逝っちゃってるから、それを理解せずに理屈で片付けようとしてもなかなか整理が付かない作品です。
ストーリーは・・・と書いたところでこの作品については余り意味がないと思うので、あえて書きません。
唐突に現れる奇妙なクリーチャーたちと、独特の世界を是非映像で楽しんでください。(実は人に語れるほど理解していない。。。)
         
  

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  1. 2010/07/13(火) 01:59:14|
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「ザ・フライ」 悲しい愛のゲテモノホラー

ザ・フライ (原題:THE FLY)
1986年アメリカ映画



 
「蝿男の恐怖」をクローネンバーグ監督がリメイクして話題になりました。
これも「デッドゾーン」に続いて悲しいお話でしたね。
でも「デッドゾーン」と違うのは悪趣味具合でしょうか。
もともとが蝿と人間が融合してしまうというゲテモノストーリーですもんね。

カプセル状のポッドと呼ばれる機械の間で物質を転送する研究をする科学者ブランドル。
物の転送に成功した彼は、自ら実験台となってポッドに入り、人間の転送を試みる。
転送は成功したかに見えたが、ポッドの中にはブランドルと共に1匹の蝿が潜り込んでいた。
遺伝子レベルで蝿と融合してしまったブランドルは、徐々に体が崩れ、人間と蝿が融合した新しい生物へと変身していく。
爪がはがれ、歯は抜け落ち、耳が取れ、醜い姿へと変わっていくブランドル。
姿と共に人間性も崩壊して行き、徐々に暴力的な性格へと変わっていく。
体の変化を心配する恋人に対し、「俺に構うな、殺すぞ。」と理性を失いつつある自分から遠ざけようと追い払う姿が哀れ。
しかし最後は理性を完全に失い、恋人に襲い掛かるも、ポッドの操作ミスによって深手を負ってしまう。
そして自らショットガンを自分の頭に当て、恋人に引き金を引くように哀願するのだった。。。

ジェフ・ゴールドブラムの蝿演技が素晴らしかったです。気持ち悪かったし怖かった。
恋人役のジーナ・デイビスは、代わり行くブランドルと、身ごもったブランドルの子供の体を案じて苦悩しまくり。
この二人はとてもいいキャスティングだったと思います。

個人的に惜しいと思うのが、特殊メイクを担当したクリス・ウェイラス。
完全に化け物と化した最終形体のブランドルバエのデザインがイマイチだと思うんです。
作り物っぽさ全開で、生き物らしさが希薄なんですよね。
でもね、クリス・ウェイラスはこの作品でアカデミー賞もらってるんですよ。う~ん、複雑。
ちなみに続編「ザ・フライ2」はこのクリス・ウェイラスが監督を務めましたが、大方の予想通りずっこけました。。。

 

         

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  1. 2010/07/13(火) 01:56:39|
  2. モンスター
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「デッドゾーン」 S・キング映画化作品の最高傑作!

 デッドゾーン (原題:THE DEAD ZONE)
1983年カナダ映画



         
個人的に、文句無しにスティーブン・キング映画化作品の最高傑作だと思います。
スティーブン・キングがよく題材とする「特殊な能力を持ったがために悲劇的な状況に陥る」ストーリーですが、他の作品よりもホラー/SF的な要素を抑えているために、サスペンスとして、またラブストーリーとして非常に奥深いドラ マを楽しませてくれます。

高校教師ジョニーは交通事故によって昏睡に陥り、5年後突然目覚めます。
恋人は別の男と結婚し、仕事も無くし、失意の中で社会復帰を目指している最中、人の体に触れると相手の過去や未来を追体験できる能力が備わっている事に気付きま す。
その能力を活かして火事から子供を救ったり、連続殺人事件を解決したりしますが、その能力を使う度にジョニーの体は衰えていきます。
ある日、群衆の中に昔の恋人を見つけ人ごみの中を探している時、選挙活動中のスティルソン候補と偶然握手を交わす羽目になります。
その時ジョニーが見たものは、大統領にまで上り詰めたスティルソンが核ミサイルのスイッチを押すという戦慄の未来。
自分にしか知る事のできない忌まわしき未来を変えるべく、孤独な戦いを決意するジョ ニー。
人類の未来の為、ライフルを隠し持って単身選挙演説会場へ潜入した彼を待っていた運命とは・・・。

本作成功の鍵は、原作のスティーブン・キング、監督のデビッド・クローネンバーグ、主演のクリストファー・ウォーケンが、それぞれの役割を見事に果たしている点にあると思います。
特殊な能力ではなく、苦しむ主人公の内面にスポットを当てたキングの原作。
原作の趣旨を理解し、クローネンバーグ独自の世界観を抑えた控えめな演出。
難解で独特な作品が多いクローネンバーグは評価が真っ二つに分かれる映像作家ですが、デッドゾーンを見ると彼がただの変態作家ではないことが理解できます。
そして、優しさと悲哀を背負った主人公を見事に表現したクリストファー・ウォーケン。
彼以外の俳優ではこの作品は成立しなかったでしょう。
まさに三位一体。
見終わった後にこれほどまで原作者、監督、俳優に対する尊敬の思いが溢れてくる作品は珍しいと思います。

繰り返し何度見ても、止めどなく込み上げる感動でエンドロール中盤まで立ち上がる事が出来ません。。。


         
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  1. 2010/07/13(火) 01:54:36|
  2. SF
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「ビデオドローム」 この悪趣味は現実か?幻覚か?

ビデオドローム (原題:VIDEODROME)
1982年カナダ映画


クローネンバーグの変態っぽさがが強く表れ始めたのがこの辺りから。
現実と幻覚が入り混じって見ている方が混乱します。

過激な暴力映像を流す海賊放送をキャッチしたケーブルテレビ会社の社長マックスは、自社番組で放送するためにその放送の出所を探し始める。
しかしその頃から奇妙な幻覚に襲われ始めると同時に、巨大な陰謀に巻き込まれていく。

本当に映像が病んでてですね、「このおっさんは大丈夫かいな?」と監督のことが心配になります。
悶えるテレビを鞭で打ったりとか普通の発想じゃないです。
しまいにはお腹に裂け目ができて、そこに殺人をプログラムしたビデオテープを挿入するとコントロールされちゃうんです。
特殊メイクは「狼男アメリカン」のリック・ベイカー。
裂けたおなか、銃と一体化していく手、脳みそを飛び出させながら苦悶の表情で死んでいく悪人など、見所は多いです。

結局、海賊放送を見せることで視聴者に脳腫瘍を作り出しコントロールしてしまう組織の陰謀が明らかになるんですが、「ビデオドローム」を見てる自分の頭が心配になってきます。
クローネンバーグ監督、映像に変な仕掛けしてないだろうね。。。


 

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  1. 2010/07/13(火) 01:52:08|
  2. ホラー
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「スキャナーズ」 超能力戦士たちの人体破壊合戦

スキャナーズ (原題:SCANNERS)
1981年カナダ映画



 
デビッド・クローネンバーグ監督が超能力戦士の戦いを描いたホラー。
新薬の実験に参加した親から生まれた兄弟は、薬の影響で強力な超能力を持っていた。
その力を利用して世界征服を企む兄に、それを阻止すべく立ち向かう弟。
二人は対決する事になるのですが、特殊メイクアーティスト、ディック・スミスが担当した超能力による人体破壊シーンが凄すぎます。
血管が浮き上がり、眼球が破裂し、体は燃え上がる。
また頭の破裂シーンも一見の価値ありです。

“特殊な能力を持って生まれたが為に悲劇に巻き込まれる”パターンもクローネンバーグが好んで使う設定ですね。

【2013年4月追記】
スキャナーズ1作目~3作目が2013年5月、Blu-rayで再発売!

   
        

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  1. 2010/07/13(火) 01:49:00|
  2. SF
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「ラビッド」 D・クローネンバーグ初期の作品

ラビッド (原題:RABID)
1977年カナダ映画




カナダの鬼才ホラー映画監督デビッド・クローネンバーグ初期の作品。
バイク事故で負った傷に皮膚の移植手術を受けた女性が、その手術の影響で脇の下に血を吸う突起物が生え、抱きついた人間の血を吸ってしまう。
血を吸われた人間は凶暴化し、別の人間を襲う。

体が変異してしまうテーマはその後クローネンバーグが度々扱いますね。
後の鬼才も、さすがに駆け出しの頃はまだ普通のホラー映画っぽく撮っていますが、それでも独特の陰湿さが毒々しさは既に健在です。
口から泡を吹きながら襲いかかる感染者の姿は夢に見そうな恐ろしさです。


   

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/13(火) 01:44:08|
  2. モンスター
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「地獄のデビルトラック」 スティーブン・キング自身が自作を監督

地獄のデビルトラック
(原題:MAXIMUM OVERDRIVE)
1986年アメリカ映画




ベストセラー作家スティーブン・キング初監督作品です。
キングの短編小説「トラック」を自ら脚本化しています。
映像化が難しいと言われるキング作品ですが、原作者本人がどのように撮ったか興味深い作品です。

地球に彗星が近付いていたある日、世界中で機械や電化製品が自らの意思を持って暴走し、人間を襲い始めた。
トラック運転手が集まるドライブインでコックとして働くビル(エミリオ・エステベス)は、保護観察中という弱みに付け込まれオーナーにこき使われていた。
その店へ給油と食事のために立ち寄った不気味なトレーラーがいた。
それは玩具屋のトラックで、フロント部分に魔人のようなキャラクターの顔が付いている。
ドライバーが食事を摂るためにトラックから離れると、それは突然走り出し、人間に襲い掛かった。
その頃からドライブインには大型トレーラーたちが次々と集まり周囲をグルグルと回り始める。
店の中に閉じ込められた人間達は、ドライブインオーナーが保管していた密売用の銃を手に攻撃を開始。
しかしトラックもドライブインへの電力供給を断ったりと反撃するが、トラックたちの元気が無い。
そのうちにトラックの1台がクラクションでモールス信号を発信し始めた。
ガス欠寸前だからガソリンを入れろ。入れないと店に突っ込む。と脅してきたのだった。
そこでビルたちは仕方なく、スタンドのタンクが空になるまで殺人トラックたちに給油してやる。
元気を取り戻したトラックたちを前に、このままでは埒が明かないとビルたちはドライブインからの脱出計画を実行。
無事逃げ出すことに成功してヨットハーバーへと向かう一行だったが、目的地目前で顔付きトラックが襲い掛かってきた!

周囲を囲まれた建物に篭城するという展開は、キングの盟友ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を思い出しました。
ただ殴れば倒せる相手じゃなく、巨大な18ホイーラーですから迂闊に手を出せないという所がツライ。
あと彗星の影響で…という点も「ナイト・オブ~」をはじめ、50~60年代のSF作品でよく使われた手ですね。

この映画は世間からの評判が芳しくなく、スティーブン・キングはあっさりと「失敗作」と認めています。
前半部分は後半への期待を高めるに充分なスリルを備えていますが、そんな期待を見事に裏切り、半ば以降は緊張感が途切れペースが乱れ出します。
後半へ行くに従って脚本や演出もどんどん雑になり、最後のトラックとの対決もサクッと軽く終わらせちゃう。
衝撃的なオチも余韻も無かったのがやや残念。

でも個人的には嫌いじゃないんですよね。
いい意味での程好いB級臭、グダグダ感がスティーブン・キングの小説みたいで非常にキングらしいと思うんだけど。
だから個人的には、キング節を理解できない批評家にキングが負けちゃっただけで、初監督作品としては充分いい仕事をしたと思ってます。
それなのに作った本人が「失敗作」と認めるなんて、好き物のファンとしてはショックでしたよ。

という訳で、スティーブン・キングファンは十二分に楽しめる作品です。
いや、むしろキングファンにしか楽しめないキングからのプレゼントと言うべきかもしれませんね♪


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 15:36:19|
  2. SF
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「ゴースト・オブ・マーズ」 火星に移住した人類に前に現れた先住民の亡霊

ゴースト・オブ・マーズ
(原題:GHOSTS OF MARS)
2001年アメリカ映画




ジョン・カーペンター監督のSFホラーアクション。
火星を舞台にした幽霊物という異色作品です。

人類が火星に大気を作り出し、移住して暮らしている2176年。
一家の主は女性に取って代わられ、社会は女性上位となっていた。
そんな火星では、長らく眠っていた恐ろしい存在が目覚め、人の暮らす集落を襲っていると言う噂が流れていた。

その頃、火星の平和を守る火星警察官グループが、囚人護送のために鉱石運搬列車に便乗して辺境の刑務所へ向かっていた。
男性警官ジェリコらを率いる女隊長へレナと副隊長バラードは、目的地の駅で下車。
囚人を受け取った後に再度列車に拾ってもらう手筈になっていた。
しかし刑務所に隣接する街では、住人が全員逆さ吊りにされ首をはねられていた。
刑務所の中には護送予定の殺人犯ウィリアムズ、数名の囚人、さらに刑務所に逃げ込んできたウィットロック博士がいた。
混乱の中、隊長が姿を消し、ウィリアムズが刑務所から脱走した。
ウィリアムズを探しに入った建物内でバラードは、何かに取り憑かれたような住人の襲撃に遭う。
そこへウィリアムズが現れ、二人で住人を倒した後、ウィリアムズを捕らえる事にも成功する。
ジェリコは隊長を探していると、棒に突き刺して並べられた生首を発見する。
その近くでは悪霊に取り憑かれた鉱山労働者たちと、その先頭に立つ悪魔の姿を発見する。
移民たちは鉱物の発掘作業中、眠っていた悪霊を掘り起こし解き放ってしまったのだ。
そして悪霊たちは、火星の侵略者である人間を全滅させる事を目的に活動を始めたのだった。
身の危険を感じたジェリコは街へ逃げ戻る途中、悪霊から逃れたと言う生存者3名を見つけ、共に刑務所へと連れて行く。
しかし3人はウィリアムズを脱獄させる為にやって来た仲間だった。
銃を向け合うものの、刑務所へ押し寄せてくる悪霊の大群に対抗すべく、敵味方関係なく協力し合う事を決める。
そして悪霊たちが待ち受ける刑務所の外へと飛び出していく。。。

基本的には50~60年代のB級SFを髣髴とさせる絵作りがされています。
これはカーペンター監督流のオマージュなのでしょう。
また、警官と囚人が手を取り合って襲撃者と戦う展開は、カーペンター監督初期の傑作バイオレンス「要塞警察」のセルフリメイクにも見えます。

昔懐かしい雰囲気を作り出している反面、とにかく斬新なチャレンジが多いのがこの作品。

まず、地球外の惑星に巣食う悪霊というのは過去にも聞いた事がありません。
普段は実体を持たないが、人間の体を乗っ取ることで凶行に走る。
そして体がダメージを受けるとまた新しい体へと乗り移る。
この悪霊、乗り移った人間の体を金属のアクセサリーを突き刺したり、体を傷付けることでドレスアップ(?)します。
その姿はパンクやヘビメタな雰囲気満点で、かなりロックロールな悪霊さんたちです。

音楽はジョン・カーペンターですが、ヘビメタバンド「アンスラックス」が参加しているのもポイントです。

またなぜか男が主導権を失い、女が強いという設定も面白い。
ただそれが活かされている場面は少ないのですが。

あと、これらの物語は、唯一の生き残りであるバラードが上官に報告するという回想録として語られてゆきます。
他のメンバーがどうしていなくなったのかは、徐々に明かされてゆきます。

主人公の女性警察官バラードは「スピーシーズ種の起源」のナターシャ・ヘンストリッジ。
その同僚ジェリコに「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム、「アイデンティティー」のクレア・デュバル。
彼らを率いるレズの隊長は「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアー。
囚人ウィリアムズに「フライデー」のアイス・キューブ。
悪霊を解き放した張本人、ウィットロック博士に「ブレードランナー」のジョアンナ・キャシディ

特殊メイクはカーツマン、ニコテロ、バーガーのKNBエフェクツトリオが担当。
グログロという訳ではありませんが、生首はゴロゴロ転がり、皮膚に金属を突き刺し、顔面の皮膚は剥がされと残酷シーンは見せ場がたくさん用意されています。

SFホラーですがガンアクションや格闘アクションシーンも派手です。
エンターテイメントの美味しい所をあれもこれもと混ぜ合わせた結果できたのが「ゴースト・オブ・マーズ」という感じです。
そんな盛りだくさんな映画なのにちゃんとまとまっているのが素晴らしい。
色々盛り込んだ挙句、収拾がつかなくなった「ゴーストハンターズ」とは大違い(笑)
まさに活劇と呼ぶに相応しい娯楽作品です。

 

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 15:28:24|
  2. SF
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「スペース・インベーダー」 トビー・フーパー監督による50年代SF映画のリメイク

」スペースインベーダー」
(原題:INVADER FROM MARS)
アメリカ1986年度作品




50年代のB級SF「惑星アドベンチャー」をトビー・フーパーがリメイクした作品。
「惑星アドベンチャー」とはまたちょっとテイストが違うんですが、妙に50~60年代のB級SF風味が強くて懐かしい感じです。
作り手が子供時代に見た映画をワイワイと再現したような楽しさが感じられます。
タイトルロゴからして完全に遊んでますよね。

個性的なエイリアンを制作したのは「ターミネーター」や「エイリアン2」のスタン・ウィンストン。
懐かしくもおどろおどろしいセットとエイリアンのデザインが相まって、この作品にしかない独特の雰囲気を作り出しています。
主役の少年を演じるのは名脚本家L.M.キット・カースンの息子さん。
そしてその母親役、カレン・ブラックの顔が下っ端エイリアンにそっくりなのが笑えます。

映画で最も反則なオチに唖然としてくださーい。


テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 15:20:27|
  2. SF
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「スペースバンパイア」 宇宙からやってきたお色気ヴァンパイア

スペースバンパイア
(原題:LIFEFORCE)
アメリカ1985年度作品




「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパーが撮ったSFパニックホラー
「悪魔のいけにえ」とは比べ物にならないくらい盛大にお金がかかってます。
コリン・ウィルソンの原作を元に、「エイリアン」「バタリアン」のダン・オバノンとドン・ジャコビーが脚本化。

宇宙飛行士がハレー彗星と共に飛行する宇宙船で見つけた人間型の生物3体をスペースシャトルに持ち帰る。
3体は女性1体、男性2体で、全員全裸の状態だった。
眠っているように見えた生物は船内で活動を開始し、シャトルの通信機器を破壊、クルーを次々と殺害してしまう。
そして最後に残ったカールセンはシャトル内に火をつけ、自分は脱出ポッドで脱出する。
突然通信の途絶えたシャトルには地球から救出部隊が到着。
焼け焦げた船内には無傷の3体が…。
何も知らない救出部隊は3体を地球に持ち帰ってしまう。
その生物は、人間の精気を吸い取って生きる宇宙吸血鬼だった。
そして精気を吸われた人間もバンパイアとなり、次の被害者を生んでいく。
地球上で目覚めたスペースバンパイアは、ロンドンの町をパニックに陥れる。。。

スッポンポンのスペースヴァンパイアと「あなたの精気、吸わせてください」というキャッチコピーが当時話題になりましたね。
派手なSFXも見所ですが、とにかくハイテンションなパワーで一気に押し切った演出がスゴイ!
その点ではある意味「悪魔のいけにえ」にも通じるかも。

スペースバンパイアに襲われた人間は徐々に痩せこけ、全て吸い尽くされるとミイラのような姿で死んでしまいます。
しかし、直後にバンパイアとなって復活、次の被害者の精気を吸い取ると体が空気を入れていくように少しずつ元通りに膨らんでいきます。この辺の特殊効果は見事です。

特殊メイクはニック・マリーやボブ・キーンあたりが有名どころでしょうか。
スチュアート・フリーボーンの息子さんであるグラハム・フリーボーンの名前もあります。

またジョン・ダイクストラらが手掛けた特殊効果もこの作品のスケール感をアップさせています。
エイリアンの宇宙船内部のデザインも個性的で、もっと見たかったくらいです。
ちなみにダグラス・トランブルのお父さん、ドン・トランブルも参加しています。

一度聞いたら脳内無限ループに陥る音楽を手掛けたのは何とヘンリー・マンシーニ!
トビー・フーパー作品にヘンリー・マンシーニ…。すごい組み合わせです

キャノンフィルムで撮ったトビー・フーパー作品はどれもお気に入りです。

 

テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 15:13:34|
  2. SF
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「クリーチャー」 良質なエイリアンの二番煎じモノ(?)

クリーチャー
(原題:CREATURE)
アメリカ1985年度作品




降り立った惑星で異星人の施設を発見した一行が次々と襲われていく。。。

エイリアン」1作目をメインに様々なSF映画の影響を感じる作りです。
悪く言ってしまえばパクリですが、悪意に満ちたパクリではなく、各作品への尊敬の念を感じさせるところが映画好きなスタッフ達なんだろうな…と思えて微笑ましいです。
ちなみにクリーチャーのデザインも「エイリアン」の出来損ない的な感じなんですが。。。

エイリアン」よりもスプラッター要素が強く、B級ながらもSFXや特殊メイクも凝っていて充分楽しめます。
顔の皮をベリベリ剥がしていくシーンなんてなかなかグロいですよ。


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 15:05:09|
  2. SF
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「エクストロ」 グロテスクなエイリアンが見所のSFホラー

エクストロ
(原題:XTRO)
1983年イギリス映画




終始薄暗い雰囲気で展開するイギリス製ホラー

宇宙人にさらわれた男がエイリアンのような姿で地球に舞い戻ってくる。
女性を襲って体に乗り移り、まるで赤ん坊のように女性の下腹部を引き裂いて人間の姿に生まれ変わって出てくる。
人間の体を手に入れた男は妻子の暮らす家に戻るが…。

家に戻ってからはやりたい放題。
超能力でおもちゃを操って人を殺すわ、息子に噛み付いて仲間にするわ、息子の家庭教師に卵を産み付けるわと大暴れ。
さらにはGIジョーが実銃ぶっ放したりと真面目にハチャメチャやってくれます。

ちなみに家庭教師役はティモシー・ダルトンの007でボンドガールを演じていたマリアム・ダボ。
サービスカットもあります♪

元のエイリアンのデザインはなかなか気持ち悪いです。
そして生まれ変わるシーンや、噛み付いた女性に種を植え付けて繭にしてしまう場面なども見所。

思いっきりB級なんですけど、記憶にがっつり刷り込まれる作品です。
息が詰まりそうな重苦しい雰囲気や、生理的にいや~な気分にさせられる暗さは、いかにもヨーロッパのホラーらしいです。

 


ちなみに、陰湿さが売りだったエクストロ、2作目からは陽気なB級アメリカ映画に大変身を遂げています。

2作目


3作目


しかし、毎回見事にエイリアンのデザインが変わってますね。。。

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 13:42:41|
  2. SF
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「デッドリースポーン」 グロ満載!食うためだけに生まれてきた宇宙生物!

「デッドリースポーン」
(原題:THE DEADLY SPAWN)
アメリカ1983年度作品




巨大な辛子明太子のような形の体に大きな口と無数の歯を持ったエイリアンが地球にやってきて人間を食いまくるお話。
一部に熱狂的ファンが居るわりにあまり一般には知られていない不思議な作品です。

郊外でキャンプしていた若者が、空から落下してきた隕石を発見する。
恐る恐る近付くと、隕石から宇宙生物が現れて二人を食べてしまう。
生物はみるみる成長し、近所の民家の地下室へと忍び込む。
そこで住民を次々と食べて巨大化&増殖してゆく。

このエイリアンのデザインが非常に気持ち悪くて良く出来ています。
エイリアンといっても手足のある人間型ではなく、巨大なナメクジ?タラコ?のような体です。
そんなヌメヌメした体に唯一あるのが巨大な口で、中には無数の鋭い歯を備えています。
人間を食べる度に触手のような先に新たな口ができて巨大化。
さらに「エイリアン」のチェストバスター風の子供をたくさん生み落して増殖。
幼虫はちょろちょろと動き回るので数で襲い掛かられると怖い。
しかも短時間で増えていくので放っておくとヤバそうです。
成体も最初はのそのそ動くだけで機敏さは無いと思いきや、後半では意外と軽快な動きを見せます。

この宇宙生物の姿が「デッドリー・スポーン」の見どころですが、お食事シーンもかなりグロいです。
顔面にかぶりついてバリバリと肉を剥ぎ取ったり、生首だって骸骨になるまで食い尽くします。
チェストバスターよろしく体内から食い荒らすシーンもお約束で用意されています。
指や手首が千切れたりと、SFながらもスプラッターな流血シーンが満載。
低予算のB級映画としては特殊メイクの出来も良く、なかなか見応えがあります。
低予算スプラッター映画という括りで、「デッドリー・スポーン」と「死霊のはらわた」を比べる事が多いですが、特殊効果においては「デッドリー・スポーン」の方がちゃんと作られています。(「死霊~」はティッシュペーパーを顔に貼り付けるなど、低予算ならではのアイデアが独特の味を生んでいますが)

所詮低予算映画なので、地球侵略が民家規模で描かれていたりといったスケール感の乏しさはあります。
でもパワー溢れるスプラッターな映像と、作り手の情熱を感じさせるあたり、「死霊のはらわた」に通じる清々しさ(?)です。
是非多くのホラー映画ファンに見てほしい一本です。
個人的には、本作の衝撃のエンディングに続く二作目を、怪獣映画として作って欲しいと昔から願っているんですよねぇ。

ちなみに、スーパーマリオのパックンフラワーを見る度にこの映画を思い出します。
「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」には負けますが、パックンフラワー度はなかなか高いです(笑)


テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 12:10:11|
  2. SF
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「遊星からの物体X」 ロブ・ボッティンの超絶特殊効果が見物のジョン・カーペンター作品

「遊星からの物体X」
(原題:THE THING)
アメリカ1982年度作品




南極大陸のアメリカ基地。
そこへノルウェー基地の人間がヘリコプターで犬を追ってやってくる。
犬に向けて銃を乱射したため、アメリカ基地の隊員に撃ち殺される。
隊員たちがノルウェーの基地へ偵察に行くと、焼け落ちた建物と、変形した奇妙な死体が転がっていた。
そして基地の裏では、氷の中に埋まった発掘途中のUFOを発見する。
ノルウェー基地は秘密裏にUFOの発掘作業を行っていたのだ。
アメリカの隊員たちは、発見した遺体を基地へ持ち帰って調査する事にする。

その夜、基地で保護した犬が怪物に変形し、他の犬たちに襲い掛かった。
火炎放射器で倒すが、それから徐々に隊員たちの行動にも異変が表れ始める。

調査の結果、ノルウェー基地が掘り出した未知の宇宙生命体が襲った相手を吸収、姿をコピーしていた事が判明。
そして、犬の姿でアメリカ基地内に入り込んだ生命体が隊員の誰かの体を乗っ取り、紛れ込んでいる可能性が生じる。
誰がエイリアンなのか、見た目からは分からない。隊員たちは疑心暗鬼に陥っていく。。。

ジョン・カーペンター監督が「遊星よりの物体X」をリメイクした作品。
オリジナル版は2足歩行の宇宙人でしたが、リメイク版では実体を持たず、生物の体を渡り歩きながら姿を変えていく細胞のような生命体になりました。
襲われた生物は姿を真似られてしまうため、一旦生命体に吸収されてしまうと正体が分からなくなってしまいます。
この緊迫感がたまりません。

特殊メイクアーティストのロブ・ボッティンでしょう。
人間からモンスターへと姿を変える場面は、特撮技術の見本市状態です。
人体を好き勝手に変形させ、全く新しい生物を作り出したロブ・ボーティンの想像力は素晴らしく悪趣味。
その技術を今の基準で評価しても全く見劣りせず、古臭さは皆無です。
その映像は言葉で表現するのは無理なので、未見の方はまあ騙されたと思って見てみて下さい。

主演はカート・ラッセル。
B級映画界のスターだったのに今や泣く子も黙るハリウッドスター。
「バックドラフト」みたいな名作もありますが、個人的にはこの作品を初めとするカーペンター作品に出ていた彼の方が好きでした。

音楽は何と、イタリアの巨匠エンニオ・モリコーネ!
あの「ニューシネマパラダイス」や「アンタッチャブル」のモリコーネ先生ですよ!!
でも出過ぎることなく、オープニングからいかにもカーペンターが書きそうな曲を披露してくれます。
ドンドーン…ドンドーン…と繰り返すシンプルな曲で見事に不安を煽ってくれます。

「ハロウィン」も「要塞警察」も「クリスティーン」も好きですが、カーペンター監督の最高傑作はこの「遊星からの物体X」だと思っています。
ところが、公開当時は評論家からのウケも、興行収入も芳しくなく、世間的には失敗作と認識されていました。
それが後年、一部の熱狂的なマニアのお陰で再評価される事になったんです。
まるでリドリー・スコットの「ブレードランナー」のようですね。
SFやホラー映画ファンなら、この映像は一度見ておいたほうがいいですよ~。

 

テーマ:SF映画 - ジャンル:映画

  1. 2010/07/10(土) 11:53:50|
  2. SF
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かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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