ホラー映画友の会

ホラーファン歴30年、今まで見てきたホラー映画を紹介します。

「IT(1990年版)」Blu-rayについて



先日アップしたブログで、”1990年製作の「IT」はラストが残念だったので、今年公開のリメイク版に期待”と書きました。
その時、以前から買おう買おうと思っていたBlu-ray版「IT」をまだ買っていないことを思い出しました。
リメイク版も公開されるし、予習がてら見直しておくつもりで漸くBlu-rayを購入、早速見てみました。

Blu-rayとはいえ、25年以上前のテレビ映画を真剣に高画質化しているとは思っていなかったのですが、見てみたら十分きれい。
お世辞にも高画質とは言えなかったDVD版は、3時間を一枚のディスクに収めていたため圧縮率が高めだったのでしょうね。
比較すると想像以上にきれいな映像になっていたので、このBlu-ray版にはかなり満足です。
ちなみに、DVD版と同じく画面の左右に黒い帯が入ってしまうのは、当時のテレビに合わせているので仕方ないですね。

ここからが本題。今回Blu-ray版を見て大発見がありました。。。
高画質で見ると、ラストシーンがそんなに酷くないことに気付いちゃったんです!
「ザ・フライ」のブランドル蠅の影響を感じるITの姿は、原寸のモデルとストップモーションアニメで描かれています。
画質イマイチのDVD版で見ると、このストップモーションアニメがとにかくショボく見えて残念だったんですが、Blu-ray版では動きがスムーズに感じられ、また画質向上によってディティールもはっきり見えます。
とはいえストップモーションアニメなのでそれなりにカクカクはしてますが、十分に見れるクオリティではあると評価できました。

そんな訳で、前言撤回します。。。

1990年版「IT」のラストはそんなに悪くない!!
(連続殺人ピエロの正体とか、素手で倒されちゃう弱さとか、突っ込みどころは依然として残りますが…)

DVDで見て”ラスト以外は最高”と思っている「IT」ファンの方、Blu-ray版にチャレンジしてみる価値はあるかも!



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  1. 2017/04/12(水) 19:47:31|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「モーガン・ブラザーズ」 殺した人間で肥料を作る兄弟

「モーガン・ブラザーズ」
(原題:100 BLOODY ACRES)
2012年オーストラリア映画




オーストラリアの片田舎で肥料を製造している兄リンゼイと弟レジのモーガン兄弟。
生物に含まれるカリウムが野菜の育成を促進することを発見した二人は、車に轢かれた動物の死骸や、事故死した人間の死体を拾ってきては粉砕して肥料に混ぜていた。
その日もレジは商品配達の途中、単独事故で死んでいたドライバーを発見してトラックに積み込んだ。
さらにその先で、ロックフェスへ向かう途中、車のトラブルで立ち往生していた若者に遭遇。
会場まで送り届けると騙してトラックに乗せ、兄の待つ肥料工場へと向かう。。。

人の髪でカツラを作っていた「悪魔のかつら屋」、人肉でチリソースを作っていた「悪魔のいけにえ2」などと同じ王道パターンのホラーです。
ところが、この作品はドタバタコメディに重きを置いた作りのため、怖さとは無縁。
また捉えられた若者たちが、麻薬でラリってるアホな男、彼女の浮気を疑う嫉妬深い男、その二人を二股にかけてる女なので、あまり彼らの身を案ずることができません。
物語は殺人兄弟の弟レジ視点で進むため、当初から若者たちへの感情移入を狙った訳ではなさそうです。
怖さやドキドキ感はありませんが、生きた人間を裁断機に入れて細切れにするなど、残酷描写でホラーファンを楽しませてくれます。
でもやっぱり見所はブラックなお笑い要素。
殺人者に監禁されているのに終始ハイで楽しそうなジャンキーくん、彼はリンゼイに手を切断されてしまうのですが、切られた手を犬が咥えて走って行ってしまうシーンは爆笑しましたw
あと、最後に明らかになるリンゼイと老婆の秘め事には絶句!

スタッフに見覚えのある名前はありませんでしたが、ホラー映画の祭典シッチェス・カタロニア映画祭で賞を取っているそうです。
出演者では、リンゼイを演じているアンガス・サンプソンが「インシディアス3」や「マッドマックス怒りのデスロード」でマックスが輸血バックにされるシーンに出てました。
レジ役のデーモン・ヘリマンは「J.エドガー」や「ローンレンジャー」に出演していたようです。

それにしても、相変わらずオーストラリア製ホラーはパワフルですね。
最近のアメリカンホラーは低予算作品ですら大人しくまとまっちゃっている作品が多い中、荒々しさが健在のB級オージーホラーは心地良いです。


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  1. 2017/03/01(水) 19:45:01|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー」 チェーンソースプラッターの隠れた名作

「ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー」
(原題:PIECES)
1982年イタリア/スペイン合作




ここでまた色々と懐かしいホラーがソフト化され、2016年後半から暫くは資金難に陥りそうです(泣)
そんな中で、個人的に目玉作品と考えているのが「ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー」です。
昔レンタルビデオで見て、その残酷描写と驚きのラストに腰を抜かしそうになりました。
しばらく経っても忘れられず、高額な中古VHSビデオまで購入してしまいました。

ヌード女性のジグソーパズルで遊んでいたことを咎められた少年が母親を斧で惨殺、ニコニコ笑顔で遺体をバラバラに解体してしまいます。
しかし現場に警察が踏み込もうとすると少年は自らクローゼットの中に隠れ、自分も被害者を演じて犯行を隠します。
時は流れ、ある大学の校内でチェーンソーを使った連続殺人事件が発生。
犯人は大人になった少年で、組み上げる前のパズルのヌードモデルのように、女子大生の遺体をバラバラに刻んでゆく。。。

日本では知名度の低い作品ですが、当時のB級ホラーとしてはそこそこのクオリティを保っています。
イタリアンホラーのようなダラダラした所もなく、アメリカのホラーっぽいテンポなので見やすい。

登場人物の一人が元少年なのですが、殺人鬼の顔は見せないため誰が元少年なのか分かりません。
ラストで「こいつか!」となる訳ですが、まあB級ホラーにありがちないささか強引な展開ではあります。
この犯人判明がオチか…とガッカリしたらいけません。
この作品のラストには驚愕の三段オチが用意されているのです!
特に最後の展開は色んな凄まじいので、エンドロールが出るまで気を抜かずに見てくださいね。

1982年のB級映画としては特殊メイクもかなり頑張っていて、残酷描写のレベルも非常に高いです。
チェーンソー映画(?)の先駆けである「悪魔のいけにえ」に直接的なゴア描写が無かったのに対し、こちらは血とバラバラ死体の大盤振る舞いです。
チェーンソーが女子大生の肌を抉るシーンのアップとか、なかなかキツイですよ。

監督はスペイン人のファン・ピケール・シモン(J.P.サイモン)。
人食いナメクジが人間を食いまくる「スラッグス」や、90年代には「新リバイアサン/リフト」という深海ホラーを撮ったりもした監督です。
昔はファン・ピークエル・サイモンと読んでいたと思うのですが、最近はこのように書かれていますね。
出演は「地獄の門」「エクスタミネーター」のクリストファー・ジョージ、「XYZマーダーズ」や実写版「ポパイ」でブルートを演じていたポール・L・スミスあたりが有名どころでしょうか。

それにしても、こんな作品がまさかのBlu-ray化とは嬉し過ぎます♪
隠れた名作B級ホラーが改めて評価されるのは、この手の作品のファンとしては大変喜ばしい!
歴史に埋もれそうなB級映画を、ソフトメーカーさんにはどんどん発掘して欲しいですね~。





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  1. 2016/08/23(火) 18:57:52|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」 80'スラッシャー映画ファン必見の傑作コメディホラー!

「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」
(原題:THE FINAL GIRLS)
2015年アメリカ映画




ファイナル・ガールとは、80年代を中心に流行したスラッシャーホラーで、最後に生き残って殺人鬼にとどめを刺す女の子の事です。
「13日の金曜日」ならアリス、「13日の金曜日PART2」ならジニー、「13日の金曜日PART3」ならクリス、「13日の金曜日・完結編」ならトミー…は男の子なのでそのお姉ちゃんのトリッシュ…などがファイナル・ガール。
この作品は、ジェイソンのような殺人鬼が暴れ回るスラッシャーホラー映画の世界に迷い込んだ若者たちが、ファイナル・ガールになるために戦うというコメディホラーです。

事故死した母親が若い頃に出演した80年代のスラッシャーホラー「血まみれのキャンプ場」の上映会に、ゲストとして招待された娘のマックス。
しかし映画館が火事に見舞われ、逃げ場を失ったマックスとその友人たちは裏口から逃げるため、「血まみれのキャンプ場」が映写されるスクリーンを切り裂き、穴をくぐり抜けた。
ふと気が付くと、森の中に倒れているマックスたち。
状況が掴めない彼らの前に一台のVWバスが通りがかり、助手席の少女がキャンプ場への行き方を尋ねてきた。
それは「血まみれのキャンプ場」のオープニング場面と全く同じだった。
車に乗っているのは軽薄男のカート、頭の弱そうな少女ティナ。
彼らを軽くあしらって森からの脱出を試みるが、同じところを回るだけでいつまで経っても抜けられない。
しかも、決まった場所まで来ると必ず先ほどの車が現れ、ティナがキャンプ場への行き方を聞いてくる。
映画のストーリーが進むよう回答をしなければいつまでも森から抜けられないと悟ったマックスたちは、彼らの車に乗せてもらい、とりあえずキャンプ場まで向かう事にする。
車が走り出すと、3列目シートで眠っていたナンシーが目覚めて顔を出す。
彼女こそが亡くなったマックスの母、アマンダが演じたキャラクターだった。
母親との久々の再会に溢れそうになる涙を堪えるマックスだったが、彼女は「血まみれのキャンプ場」の登場人物であるナンシーのためマックスの事は知らない。
キャンプ場へ到着してから、自分が娘であることを隠したまま、本来映画の中では殺される役だったナンシーを救えないかと助言を与えるマックス。
その頃、森の中ではマスクの殺人鬼、ビリーの大量殺戮が始まっていた。。。

この映画、自分的に「どストライク」でした!
当ブログをご覧頂けるとお分かりかと思いますが、元々80年代の殺人鬼映画が大好物です。
そんな80'スラッシャー映画のあるあるネタやパロディが盛りだくさんの時点で楽しくない訳がない!
さらに笑いのセンスもなかなかで、単なるくだらないバカコメディではなく、ちゃんとしたストーリーの中に笑いが散りばめられています。
しっかりしたストーリーがあり、一つの作品としてもちゃんと見れるクオリティなので、見終わった後の満足感も高いです。
しかも、予想外に思いっきり泣けました…。
死んだお母さんとの再会、しかも出会えたのに他人を装わなければならない主人公の葛藤。
やばい、思い出しただけで涙が出てきた。。。

またキャスティングが素晴らしい。
主人公マックスを演じるのはタイッサ・ファーミガ。
あのヴェラ・ファーミガの妹だそうで確かに顔はそっくりなんですが、どう考えても年齢に違和感があります。
調べてみたら年齢差21歳ということなので「親子の間違いでは?」と思いましたが、本当に姉妹なんだそうです。
そのマックスと一緒に映画に飛び込む友人たちもこれから活躍しそうなスター予備軍が勢ぞろい。
どの子もいかにも現代に居そうな平均的な若者たちです。
対して「血まみれのキャンプ場」の出演者たちはもろに80年代顔しているのが対照的で面白い。
みんな80'スラッシャーの殺され役にぴったりの顔をしてます。もうそれだけで笑える。

ホラー映画は全般的に好きですが、中でもゾンビ映画と80'sスラッシャー映画は特に好きです。
初めて「ショーン・オブ・ザ・デッド」を見た時、単なるパロディやコメディではなく、ゾンビ映画へのリスペクトを感じる素晴らしい作品だと感動しましたが、同様に「ファイナル・ガールズ」も80'sスラッシャー愛に満ちた作品だと思います。
この手の映画ファンとして、こんな素晴らしい映画を作ってくれたスタッフに感謝しまくりです。

ひとつ残念なのは、日本ではDVD発売のみという点です。
映像も結構凝っててきれいなので、是非Blu-rayでも発売して欲しい。
最初にレンタルして、結局DVDも買っちゃったけど、Blu-rayが出たら絶対に買い直します!
それくらいお気に入りの作品です!!
「13日の金曜日」「バーニング」などがお好きな方は必見の一本ですよっ!!!


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  1. 2016/02/04(木) 19:46:30|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「悪魔のいけにえ 公開40周年記念版」の予告編

「悪魔のいけにえ 公開40周年記念版」の画質がヤバすぎる!



ちょっと前に高いDVDボックスを買い、さらにその後Blu-rayも買ったけど、それでも今回のBlu-rayの鮮明さは超魅力的!
あのザラザラした映像をここまで美しくできるようになったなんてスゴイわぁ。
くぅぅぅ、シャクだけどまた買うかぁ~。


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  1. 2015/10/02(金) 01:12:51|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「マッド・ナース」 殺人鬼+ストーカー+バイセクシャルの怖い看護婦

「マッド・ナース」
(原題:NURSE 3D)
2013年アメリカ映画




まず、ポスターやパッケージがむちゃくちゃ格好いい!
これは所有したくなるパッケージですね。
本編もR18+なのでなかなかに刺激的です。

主人公のモンスター看護婦アビーは、やり手のナースとして評価される一方、バイセクシャルであり、浮気男に制裁を加える殺人鬼という裏の顔を持っていた。
勤める病院の新人看護婦ダニーに一目惚れしたアビーは、彼女の義父が母親以外の女性と不倫している事に悩んでいる事を知ると、義父を事故に見せかけて殺害する。
不実な義父が死ぬことでダニーが喜ぶと思ったアビーだったが、逆に彼女は悲しみに沈み、彼氏の部屋に転がり込んで同棲を初めてしまう。
嫉妬に狂ったアビーは、二人の仲を引き裂き、ダニーを陥れるために様々な嫌がらせを始める。
異常な行動に出るアビーについて調査を始めたダニーは、彼女が隠している秘密を知る。。。

天使の白衣が、実は殺人鬼で、ストーカーで、バイセクシャル。
この設定が最高に魅力的です。
ところが、アメリカの映画サイトなどを見ると評価はあまり高くありません。
でも製作はLIONS GATE社なので、一定以上のクオリティは保っています。
浮気男を成敗するナースが途中から単なるストーカーに成り下がってる点とか、アビーに嫌がらせされるダニーがなかなか反撃しない点とか、突っ込みたくなる部分はいくつかあります。
もっと設定を活かせば格段に面白いお話にできたと思いますが、それでもアメリカの映画ファンのあまりの低評価が信じられませんです。
個人的に低評価の原因は、イカレタナースという設定に抱く期待が余りに大きすぎた反動ではないかと推測しているのですが…どうでしょうね?

アビーを演じるパス・デ・ラ・ウエルタは、キツイ顔と柔らかな曲線を描くグラマーな体とのギャップが堪らんです。
日本人ウケしなそうな顔ですが、若干Mっ気のある自分はちょっと虐められてみたかったり(汗)←変態カミングアウト
脱ぎっぷりも良くて素晴らしいですね~。
マイケル・ジャクソン、レディ・ガガの衣装を手がけたというザルディ・ゴコがデザインした衣装も刺激的。
まあ看護婦の制服はちょっと露出度が高過ぎますが。。。

そんなアビーが惚れちゃうダニーを演じるのは「タッカーとデイル」「ピラニア・リターンズ」のカトリーナ・ボウデン。
まあ美人さんではありますが、パス・デ・ラ・ウエルタの存在感の前では霞んでしまうのも仕方のないところ。

アビーに切り刻まれるセクハラ医師、誰かと思えば「セント・エルモス・ファイヤー」「ブレックファスト・クラブ」等のブラットパックスター、ジャド・ネルソンじゃないですか。
言われなきゃ分からないくらい立派な「おっさん」になってますね。
「ファンダンゴ」や「ブルー・シティ」も懐かしいなあ。

あと、冒頭にちょこっと登場するどすの利いた声の看護婦さん、なんとキャスリーン・ターナー!
こちらもでっかいおばあちゃんになっちゃって。
「白いドレスの女」の色っぽいお姉さまの面影は微塵も感じられませんでした(号泣)

劇場公開時は3Dだったこともあり、こちらに向かって何かが飛んできたり、差し出されたりするようなシーンが多い。
でも国内版ソフトは2Dなので意味ありません。
別に3Dじゃなくてもいいや、と思ってる自分でも、こんな演出を見ると立体映像で見れないのがちょっと悔しくなります。

監督はシリーズ4作目の「ハイランダー 最終戦士」や「ザ・デイ」のダグラス・アーニオコスキー。

特殊メイクはメジャー作品で活躍している人たちが多数参加しています。
ゴアシーンはそれほど多くはありませんが、所々にインパクトのある場面が散りばめられています。
ちなみに、当初宅配レンタルで借りて見たのですが、なんと残酷なシーンにはボカシが入っていました。
レンタル版はそうする事でレイティングをR15+まで下げています。
例えば、アビーが医者の腕を電動ノコギリで切断する場面、画面の中のアビーの手元の部分だけボカシが入ります。あれじゃAVですよ。。。
で、パッケージを所有したい&ボカシなしで見たいと思い、結局Blu-rayを買って改めて見直しました。
絶対にセル版で見た方が楽しめますよ。

  


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  1. 2015/06/25(木) 23:41:39|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「サプライズ」 王道的スラッシャー映画

「サプライズ」
(原題:YOU'RE NEXT)
2011年アメリカ映画



両親の結婚記念日を祝う為、独立した子供たちが同伴者と共に森の別荘へ集まってくる。
テーブルを囲んでパーティが始まった途端、外からボウガンの矢が打ち込まれ、長女の恋人が殺されてしまう。
襲撃者はキツネ、ヒツジ、トラのマスクを被った謎の3人組。
妨害電波で外部との連絡を絶たれたため、長女が助けを求めて外へ走り出すと、玄関前に張られたピアノ線で喉元を切り裂かれてしまう。
パニックに陥った長男の妻は森の中へ走り出し、隣家へ逃げ込むが、そこには隣人の死体が転がっていた。
そして追って来た殺人鬼の斧で顔面を割られ殺されてしまう。
その頃別荘では、次男の恋人がサバイバルキャンプで鍛えた体と知恵を駆使して、殺人鬼と戦う準備を進めていた。。。

初めて日本版予告編を見た時、何やら並外れたパワーを持ち、かなり意表をついた展開を見せるスラッシャー映画…という印象を受けました。
実際に見てみるとそつなくまとめた王道的スラッシャー映画で、予告編から感じたほど強い個性は感じられず。
ただ、特にこれといった目新しい仕掛けはないものの、スラッシャー映画としてはよくまとまっているので退屈せずに最後まで見れました。
「13日の金曜日」以降の連続殺人鬼もの、近年では「スクリーム」シリーズなどが好きな方ならど真ん中の作品だと思います。
良く出来た予告編と邦題のおかげで過剰に期待させられた部分はありますが、十分楽しませてはくれました。

残念だった部分を挙げるとすれば、物語の起伏の付け方。
何となく盛り上がりが前方に寄っちゃっているように感じられたのが惜しい。
多少のどんでん返しが用意されていますが、早くも中盤でネタばらしされてしまいます。
最後のオチも残念ながら想定の範囲内でインパクトは無し。
訳も分からず襲われる前半部分の方がパワフルで、中盤のネタばらし以降は徐々に収束していくような印象。
やっぱ最後はドーン!と盛り上げてほしいですね。

監督はオムニバスホラー「V/H/Sシンドローム」にも参加していたアダム・ウィンガード。
ちなみに最初の犠牲者となる長女の彼氏を演じるのは「V/H/S~」の参加監督一人、タイ・ウェスト。
この仲間内はどうも演じる事も好きなようで、キャストとスタッフ両方にクレジットされたりしていますね。

特殊メイクは名前を聞いてもピンと来ませんが、参加作品を見るとメジャースタジオの大作にも参加してる人たちのようです。
一番派手な特殊効果は顔面にめり込んだ斧で、あとはダミーヘッドの眼球を突いたり(ダミーと分かっちゃうのが残念!)、喉元を掻っ捌いたり。
それなりに血は飛び散りますが、グロ、ゴアな描写に慣れた現代のホラー映画ファンにとっては控え目な部類でしょうか。

でも実はこの作品の一番の見どころは母親役のバーバラ・クランプトン!
「死霊のしたたり」でも「フロム・ビヨンド」でも脱がされ、そのうえゾンビや化け物と戦わされたあの女優さんです!
一連のスチュアート・ゴードン作品以来なので随分久しぶりに見たのですが、きれいなおばちゃんになっててちょっと安心しました。
でもさすがにもう脱がないんですね(笑)
年齢を考えると仕方ないですが、ちょっと残念かな(汗)

 

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  1. 2015/04/30(木) 19:04:51|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「ドリラーキラー」 電動ドリルで額に穴開け!

ドリラーキラー
(原題:DRILLER KILLER)
アメリカ1979年度作品




売れない画家がニューヨークのアンダーグラウンドの中で常軌を逸していく姿を描いたお話。
創作活動も人生にも行き詰った画家は、電動ドリルを手に夜の街を彷徨い、ホームレスや市民のウィィィィンと穴を開けていきます。
ホラーと言うよりも、社会への不満を暴力と言う形で描いた風刺ドラマ…というと聞こえが良すぎますかね…。
ドリルを腹や背中に刺しただけで即死しちゃうほど人間は弱いのか?という突っ込みどころはあるものの、額にドリルを突き立てて血がドバーッと溢れていく映像はインパクトあります。
監督は後にハーヴェイ・カイテル主演「バッド・ルーテナント」で高評価を受けるアベル・フェラーラ
独特の世界観を持った監督なので、興味がある方は見てみてくださいね。


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  1. 2014/12/11(木) 18:32:50|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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殺人鬼映画「バーニング」Blu-ray発売



昨日、予約していた「バーニング」のBlu-rayが届きました!
「13日の金曜日」以降作られまくったスラッシャー映画の中で、日本でソフト化されていない最後の大物。

30年ほど前、テレビ放映された際に録画したVHSを繰り返し見ていましたが、カビが発生して視聴不可になったのが10年ほど前。
10年ぶり…いや、後半はVHSを持っているだけの状態でしたので15年ぶりくらいの鑑賞でしょうか。
しかも字幕+英語音声で見るのは今回が初めて!
ワクワクが止まらないぜ~!!という事で、仕事から帰宅してすぐに視聴開始!

冒頭、「古い作品なので部分的に画質が悪いのは許してね」的な一文が出ます。
「HDリマスターなのに!?」と不安になりますが、気になったのは筏で川を下っている様子を遠方から写した場面くらい。
確かにここは画面がチラチラしますがストーリーに関係の無いシーンなので全く気になりませんでした。

映像を総括すると画質は完璧ではありませんが、作品の年代や性質を考えれば十分納得できるレベル。
キャンプ場を飛び回る蛾の姿までくっきり見えます。
ついでに言うと、湖で泳ぐカレンのアンダーヘアーも、サリーのパフィーニップルもばっちり高画質(笑)

復讐に燃える殺人鬼クロプシーの焼けただれた腕、醜い顔は、鮮明画質で見ても凄い迫力&クオリティです。
筏での6人切り刻みシーンこそ鮮明過ぎてちょっとリアルさがスポイルされた感はありますが、それでもトム・サビーニ特殊メイクの効果はやはり素 晴らしい。
クロプシー自慢の巨大植木ばさみで指4本まとめてチョッキン!とか、考えただけで失神しそうですわ~。

音声はモノラルながらも、低予算ホラーとしては十分立体的で迫力十分。
また初めて聞く出演者たちの生声は新鮮でした。(グレイザーの声が高くて爆笑!)
ただ、テレビ放映時の吹き替えに慣れた自分としては、当時の吹き替え音声が収録されているのが嬉しい。
映画は基本的に字幕+オリジナル音声で見るんですが、「バーニング」に関しては吹き替えの方がしっくり来ますね。

今回発見だったのは、編集を担当しているのが後に傑作SFアクション「ヒドゥン」や、「エルム街の悪夢PART2」等を監督するジャッ ク・ショルダーという事。
後の作品にも繋がる緩急のある展開は彼の存在が大きかったかもしれませんね。
あともう一つの発見は、廃墟の中にカレンの遺体が隠してある場面。
森の中の殺害シーンの一部を静止画として廃墟の背景に合成、流用しているのに驚きました。
撮り残してしまった映像をこういった形で穴埋めするというのは斬新(笑)
テレビ放映時にもあんな場面あったかなあ?昔は全く気付かなかったけど。

ってな具合に、今まで見ていた「バーニング」よりもはるかに見えてしまうBlu-ray版「バーニング」。
スラッシャー映画ファンなら外せないソフトだと思います!



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  1. 2014/06/05(木) 08:02:36|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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「エド・ゲイン」 伝説の殺人鬼エド・ゲインの誕生秘話を描く

エド・ゲイン
(原題:IN THE LIGHT OF THE MOON)
2000年アメリカ・ポルトガル合作




サイコ「悪魔のいけにえ」羊たちの沈黙」等、世間を震撼させたサイコキラーのモデルと言われている、実在した殺人鬼エド・ゲインを描いた作品です。
過剰な脚色はせず、事実をベースにした物語展開に派手さはありませんが、そのリアルな作風は薄気味悪さを醸し出しています。

ウィスコンシン州の田舎町プレインフィールドで育ったエド・ゲインは、幼い頃から狂信的な母親によって躾けられてきた。
性的な衝動を悪と教え込まれ、また俗世間から息子を守るために外部との関わりも絶たれていた。
父親と兄を相次いで亡くしたエドは母親と二人で暮らしていたが、間もなく母も亡くなり、天涯孤独となってしまう。

母を偏愛するエドは、母親と似た女性の死亡記事が新聞に載ると、埋葬直後に墓地へと出かけ、遺体を掘り起こしては自宅へ連れて帰った。
そして復活の儀式を行った後、生き返らなかった遺体を切り刻んだ。

そのうちにエドには死んだ母親の声が幻聴として聞こえるようになる。
汚れた女を殺すよう母に命令されたエドは、客と下ネタで盛り上がるバーの女主人マリーを、閉店後の店内で殺害。
自宅で遺体を解体し、剥がした皮膚でマスクやベストを制作、更に陰部を自らのパンツに縫い付け、それらを着用して月明かりの中、踊りに興じた。
その後、マリーの肉はフライパンで焼いて食べた。

いよいよ母親はエドの前に幻覚として姿を現すようになり、またもや女性の殺害を命じる。
次にエドが目を付けたのは、以前から母親に似ていると好意を寄せていた雑貨屋の女主人コレット。
売り物のライフルで撃って自宅へ連れ帰った。

コレットが姿を消し、以前からエドに不信感を持っていた雑貨屋の従業員がエドの自宅へ忍び込む。
するとそこには、内臓を全て取り出されたコレットの首無し死体が、天井から逆さ吊りにされ状態でぶら下がっていた。
また、人体で作られた家具、食器、衣服、ミイラ化した人間の頭部なども発見された。

1968年、エドは有罪とされたものの、精神的な異常があるという事で精神病院へと収容された。
そして1984年にそのまま精神病院の中で病死する。

エド・ゲインは大勢を殺した連続殺人鬼と思われがちですが、実際に明らかになった被害者はこの2人の女性のみ。
それなのにこれほど有名になったのは、その異常な行動があまりに衝撃的だったからなんですね。
この作品では、そんな異常者が作られた背景と、彼の内面を中心に描いています。

最後の逆さ吊り遺体のシーンこそ強烈ですが、解体する場面は描かれていないためグロさは控え目。
殺しの場面も銃を使っているので刺激は少ないです。
でも、まるでステーキ肉のように加工された人肉をキッチンで焼き、その香りに満足げな表情を浮かべる場面など、直接的ではないグロシーンが印象に残ります。
この場面では危うく「人肉ってどんな味がするのかな…」なんて想像しそうになりました。。。

監督は、「ヘンリー ある連続殺人鬼の記録」のジョン・マクノートン監督の元で仕事をしていたチャック・パレロ。
この監督は地味な実録異常殺人鬼ものが好きみたいですね。
エド・ゲインを演じたのは「スペース・バンパイア」で主役のカールセン船長を演じていたスティーブ・レイルズバック。
外見は人の良さそうな小さいおじさんだったエド・ゲインを、控え目な演技と穏やかな表情で演じ切りました。
この作品は自ら製作も担当するほど力が入っています。

ホラー映画としての怖さは全くありませんが、常軌を逸したエド・ゲインはひたすら不気味。
余計な演出はせずにリアルさを狙ったおかげで「実話」という部分が強調されています。
親によって人間性を歪められたエド・ゲインが哀れであり、また一歩間違うと人間はこんなふうになってしまうのか…という不安をも抱かせます。

2007年に再度映画化されたライオンズゲートの「エド・ゲイン」は、事実の美味しいところだけ拝借した完全なるフィクションでした。
あっちは完全にでっち上げられたストーリーなので見る価値はありません。(おまけにつまらない)
見るならこの2000年版をお勧めします!

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

  1. 2014/04/26(土) 12:53:47|
  2. スラッシャー(殺人鬼)
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かひ

Author:かひ
映画大好きです。今まで映画にどれだけお小遣いを注ぎ込んだか…。でも最近はamazonマーケットプレイスで激安中古DVDを買い漁って楽しむのがマイブームです♪価格1円+送料340円なんていう素敵な値段で買えるDVDがたくさんあるんですよ~。

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